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Last Waltz 2枚組特別編登場! 

2008年9月12日 (金)

The Band / Last Waltz


「ラスト・ワルツ」製作30周年記念

巨匠マーティン・スコセッシ監督
サントラ盤も驚異的なヒットを記録した
異色の音楽ドキュメンタリー
史上最高のロックの祭典「ラスト・ワルツ」

アメリカン・ロックの良心
ザ・バンド伝説のラスト・コンサートが
5.1chDTSの大迫力で甦ります。

ボブ・ディラン、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、
ジョニ・ミッチェル、ヴァン・モリソン、ドクター・ジョン、
リンゴ・スター、ロン・ウッド、ボビー・チャールズ、
ロニー・ホーキンズ、マディ・ウォーターズ、ポール・バターフィールド・・・
これ以上なく豪華な顔ぶれのゲスト・ミュージシャンが参加し、
ザ・バンドと競演を果たした
ロック史上最高に華々しい大団円ショウにして、
音楽ドキュメンタリーの最高峰。

11/19、遂にリリース。


Last Waltz 2枚組特別編


HMVオンライン予約特典付!5.1chDTS2枚組特別編
The Band 『Last Waltz -特別編』
 マルチバイ特価     ¥3,152- (税込)
 DVD2点以上買うと21%オフ  
カートに入れる

60年にロニー・ホーキンスのバック・バンド、ザ・ホークスとして活動を始めた「ザ・バンド」が、1976年11月25日、彼らが初公演を開いた場所、サンフランシスコのウインターランドで解散コンサートを行ったドキュメンタリー・フィルム。マーティン・スコセッシ監督のもと、当代一流のカメラマンを配して、1つの映像作品として独立した内容を持っている。


HMV ONLINE限定ご予約特典

今回、こちらの「ラスト・ワルツ」2枚組特別版リリースを記念して、
HMV ONLINEではご予約特典として
「オリジナルTシャツ」(サイズは全て「L」、色は全て黒地となります。)を150名様に、
さらに、「ロビー・ロバートソン・サイン入りポストカード」(額付)を
1名様に抽選でプレゼント!

※ご予約購入いただいた方の中から厳正なる抽選を行い、
当選された方への賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。

※HMV各店舗における店頭ご予約には、こちらの特典は付きません。
あらかじめご了承下さい。


Last Waltz ご予約特典



・・・「ラスト・ワルツ」とは?


1976年11月25日
米カリフォルニア州サンフランシスコのウインター・ランドで行われた
ザ・バンド、16年にわたる演奏活動に終止符を打った
ラスト・コンサート「ラスト・ワルツ」。

当日は、感謝祭の日であったこともあり、
客席に花が配られ、最初の1時間はワルツを踊ったという。
ゆえの「ラスト・ワルツ」。

当時「タクシー・ドライバー」を発表したばかりの
マーティン・スコセッシがメガホンをとり、
1978年に公開された映画「ラスト・ワルツ」は、
コンサート本編の映像とインタビューを組み合わせたかたちで構成されています。
インタビューでは、ザ・バンドの生い立ちから解散に至るまでの歴史が、
それぞれのメンバーによって語られます。
インタビュアーは、監督のマーチン・スコセッシ自らが担当しています。


♪I Shall Be Released〜


「一夜の夢」として伝説化した華々しいコンサートとは裏腹に、
その舞台裏には、グループの分裂を絵に描いたような諸事情が多くあったようです。
まずこのイベントは、ザ・バンドのリーダーであり、ギタリストであったロビー・ロバートソンが、
ツアー生活に疲れたため、豪華なゲストを招いたライブを行い、
そのライブをもってライブ活動を終了し、
今後は、レコーディング活動のみを行っていきたいと独断で決断したことに端を発します。
もちろん、他のメンバーはこれに同意できず、
これにより生じた確執は、後の再結成時に「ロビー不在」という形で表面化しました。

ゲストにメンバー全員の憧れの存在であった、
マディ・ウォーターズを呼ぶことで事なきを得たと、
後日談としてリヴォン・ヘルムも語っております。

つまりは、そんなお家事情を補って余りある
豪華ミュージシャン達との競演が、
本コンサートを伝説たるものにしている、
このことは言及するまでもないでしょう。


♪Baby Let Me Follow You Down〜


ザ・ホークス名義以来、バックバンドとして長年活動したザ・バンドへの
ディランによる粋な計らいとでも云える「連れてってよ」は、
当初予定していた2曲(「I Shall Be Released」、「いつまでも若く」)を
メドレー形式でつないだ急場のサプライズ曲だったこと。

コンサートにヴァン・モリソンが出演することを知り、
喜んで監督を引き受けたというマーティン・スコセッシは、
誰よりもこのライブを楽しんでいたということ。

「Helpless」でその勇姿を見せたニール・ヤングは、
実は、コ○インでヘロヘロだったこと。

何より、ゲスト・ミュージシャンは、全員ノーギャラでの出演をOKしたということ。

コアなリスナーには、百も承知な事実ばかりを列挙しましたが、
あらためて、これらのトピックをアタマに見返してみると・・・

ザ・バンドがアメリカン・ロック・シーンに残した大きな軌跡、
そして、1つの時代=ウッドストック時代の終焉、
コンサート・フィルムとしての秀逸性、
・・・様々なものが見えてくるかと思います。

公開から30年経った今も、
多くのロック・ファンの間で語り継がれている
「ラスト・ワルツ」。

ザ・バンドと仲間たちが素晴らしい演奏を繰り広げ、
スコセッシがその瞬間をフィルムに収めたとき、
それは、永遠のものとなったのでした。

 


ザ・バンドの偉大なる軌跡


   『Last Waltz (4CD Complete)』

Last Waltz (4CD Complete)伝説のラスト・コンサート、『Last Waltz』が、24曲の未発表曲及び、リハーサルなどの音源をプラスし、完全版としてCD4枚組のボックス・セットで再登場。初出フォト満載の80頁ブックレット付き。たとえ映画を目にしてなくとも、この音源だけでもまずは耳にしてほしい。

   

   『Music From The Big Pink』

Music From The Big Pink 1968年発表のザ・バンドのデビュー作であり、ロック史上に燦然と輝く名作。サイケ、ヒッピー・ムーヴメントの嵐吹き荒れる中、枯れた味わいで突如として現れたザ・バンドの衝撃は今も語り継がれる。ジョン・サイモン、プロデュース。表ジャケは、ボブ・ディラン画、裏ジャケに映るのは表題になった、理想郷ウッドストックの象徴ビッグ・ピンク。

   

  『The Band』

The Band1969年発表の2ndアルバム。ザ・バンドの最高傑作として誉れ高い作品。共同プロデュースには、ジョン・サイモン。デビュー作『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』と比べ、こちらはより曲単位の完成度が高い印象を受けるため、1stより本作のサウンドの方を好むリスナーも多いに違いない。

   

   『Stage Fright』

Stage Fright 1970年発表の3rdアルバム。本作も共同プロデュースにお馴染みジョン・サイモン、そしてエンジニアにトッド・ラングレンを迎えている。本作と次作『Cahoots』は、前2作と比べると、正直地味な印象があるが、90年代に入って小沢健二らがこの辺りの作品へのサウンド面からの評価を与えたため、人気が再燃した。

   

   『Cahoots』

Cahoots 1971年発表の4thアルバム。「Life Is A Carnival」は、ザ・バンドのルーツ追求の旅が、いよいよ南部の最深部ニュー・オリンズに到達したことを示している。実際、アラン・トゥーサン、ニュー・オリンズのホーン・セクションを起用。その後の米ロックや、細野晴臣などが辿った経路と類似していて面白い。

   




   『Rock Of Ages』

Rock Of Ages定評のあったテクニックを披露し、スタジオ作に負けず劣らずの完成度を見せる傑作ライヴ盤。1971年12月、ニューヨークはアカデミー・オブ・ミュージックで行われたステージを収録。過去の代表曲を揃えた選曲という点で、ベスト盤的な意味合いも。ホーン・アレンジは、アラン・トゥーサンが担当。

   

    『Moondog Matinee』

Moondog Matinee賛否両論のあった1枚だが、メンバーの音楽的背景を知る上で興味深い作品。1973年発表。エルヴィス・プレスリー、リー・ドーシー、ファッツ・ドミノ、サム・クックなどいずれもオーソドックスなオールディーズ・ソングで埋められている。後にロビーはこう語っている。「このアルバムは、単なるオールディーズのカバー集ではなく、オリジナル曲が充分表現できなかった部分を補おうとしたものだ」。

   

   『Northern Lights Southern Cross』

Northern Lights Southern Cross 1975年発表の『南十字星』。前作からの間には、『地下室』のリリースを含めボブ・ディランとの共作を3種発表している。彼らの枯れた個性は出ているものの、新たにARPシンセやクラヴィネットなどを導入しサウンドの要素に変化をも出している。リック・ダンコ「It Makes No Difference」がハイライトのひとつか。

   

   『Islands』

Islands 『ラスト・ワルツ』の後に発表された本作は、1977年リリースとなる第1期バンド最後のスタジオ・アルバムとなった。ポップな味付けも感じられ軽やかな作風が特徴。がしかし、これを最後のスタジオ作にする気など彼らには毛頭なかったという。にもかかわらず本作は、キャピトル契約満了に漕ぎ着け、真の最終章『ラスト・ワルツ』をワーナーからリリースするための「やっつけ」とも見なされてきた。

   

   『Musical History』

Musical Historyロビー・ロバートソン監修による、ザ・バンド究極のボックス・セットは、CD5枚とDVD1枚というフル・ヴォリューム。CDには、代表曲はもちろん網羅、さらには、ボブ・ディラン、ヴァン・モリスンとの貴重なセッション・テイク等を収録。DVDには、カナダのミュージック・エキスプレス・ツアー、最後のパフォーマンスである「サタデイ・ナイト・ライヴ」等の貴重映像が満載。

   





ザ・バンドと仲間たち




   Bob Dylan&The Band
『Basement Tapes』

Basement Tapes1966年のバイク事故から回復した翌67年、ボブ・ディランは隠遁地ウッドストックに篭り、ザ・バンドのメンバー達と気ままなセッションを繰り返した。その模様を収録したテープは、ミュージシャン仲間らの手に渡り、聴いた者の口コミで評判を呼ぶが正式に発表されず、75年、この『地下室』として、8年の歳月を経てようやく陽の目を見た。

   

   Bob Dylan 『Bootleg Series Vol.4: Live 1966 Royal Albert Hall Concert』

Bootleg Series Vol.4: Live 1966 Royal Albert Hall Concert 1966年5月17日のロイヤル・アルバート・ホールでのライブ音源。バックは、もちろん当時ザ・ホークスと名乗っていたザ・バンドの面々。ある観客が「ユダめ!」と叫び、他の客も野次を飛ばしはじめる。怒ったディランが「僕は君らを信じない。君らは大うそつきだ」とやり返し、大音量の「Like A Rolling Stones」へとなだれ込んでいく。

   

  Bob Dylan&The Band
『Before The Flood』

Before The Flood21都市40公演、延べ65万人を動員し、当時史上最大のロック・コンサート・ツアーとなったディランとザ・バンドの1974年1〜2月の全米ツアーの記録。今作がディランにとって初の完全ライヴ盤。「Up on Cripple Creek 」、「The Weight」等ザ・バンド楽曲も7曲を収録。

   

   Bob Dylan 『Planet Waves』

Planet Waves 1974年発表となる本作が、ディランにとって公式なバンドとの初スタジオ作。本作のリリースと、その後のザ・バンドとのツアー(上掲アルバム)でディランは完全復活を遂げた。レコーディングは、たったの3日でオーヴァー・ダビングも3曲のみのほぼ一発録りで、マイルドでリラックスしたセッションとなった。「ラスト・ワルツ」でもおなじみ「Forever Young」を収録。

   

   Eric Clapton 『No Reason To Cry』

No Reason To Cryザ・バンド『Music From Big Pink』を「人生を変えたアルバム」と評したクラプトンの1976年作。ザ・バンドのメンバー全員が参加しており、「Beautiful Thing」、「All Our Past Times」、「Black Summer Rain」といったところでクラプトンとの素晴らしい交差を楽しめる。「Sign Language」では、ボブ・ディランとのデュエットも聴ける。

   





   Neil Young 『On The Beach』

On The Beach不朽の名作『Harvest』に続くリリースとなった74年作品。リリース当時は酷評された作品であったが、コアなファンからは、リラックスした雰囲気の中に深みが溢れる、アーティストとして新たな世界を切り開いた1枚と評価は高い。ザ・バンドからは、「Revolution Blues」で、リック・ダンコ、リヴォン・ヘルムが参加。

   


    Levon Helm
『Levon Helm & The Rco All Stars』

Levon Helm & The Rco All Starsザ・バンドのリード・ヴォーカル、ドラマー、リヴォン・ヘルムが、ザ・バンド解散後の1977年に発表した1stソロ・アルバム。リヴォン率いるRCOオールスターズの顔ぶれは、ドクター・ジョン、ポール・バターフィールド、ブッカー・T&ザ・MGズなど。ゲストには、ザ・バンドの盟友ロビー・ロバートソン、ガース・ハドソンが迎えられている。ウッドストック系名盤の誉れ高き1枚。

   


   Jesse Winchester
『Jesse Winchester』

Jesse Winchester 稀代の名シンガー・ソングライター、ジェシ・ウィンチェスターが、ロビー・ロバートソンのプロデュースの元(エンジニアはトッド・ラングレン)完成させた、ベアズヴィルを代表する1枚にして、70年代シンガー・ソングライター名盤。ザ・バンドのメンバーが完全バックアップし、カラっとした南部の香りが満載する仕上がりとなっている。

   

   Bobby Charles 『Bobby Charles』

Bobby Charles 50年代からソングライターとして活躍してきたボビー・チャールズが、ザ・バンドのリック・ダンコとの共同プロデュース作品として、ダンコ(b)、リヴォン・ヘルム(ds)、エイモス・ギャレット(g)、ジェフ・マルダー(g)、ドクター・ジョン(key)、デヴィッド・サンボーン(sax)ら錚々たるメンツの助力を得て完成させた、実に味わい深い1stアルバム。72年発表。

   

   John Simons 『John Simons Album』

John Simons Albumザ・バンドの1stと2ndアルバムのプロデューサーとしても知られるジョン・サイモンが、ザ・バンドのリック・ダンコ、ガース・ハドソン、リチャード・マニュエルをはじめ、ジョン・ホール、レオン・ラッセル、ジム・ゴードン、ロジャー・ホーキンスといった豪華な面々を従えて発表した70年の1stアルバム。R&B、ジャズ的なアプローチで作られた良質のポップス・アルバム。