ベーム没後25周年 ユニテル×3(DVD)
2006年5月24日 (水)
カール・ベーム没後25周年企画
2006年は、カール・ベームが没後25周年を迎える記念の年ということもあり、年始から関連商品のリリースが活発で、国内盤CDでは「カール・ベームの芸術」(全15点)や、コンセルトヘボウとのモーツァルト後期3大交響曲、ウィーン響との『フィガロの結婚』、輸入盤CDでは、1955年のウィーン国立歌劇場再開記念公演ライヴの『フィデリオ』や、バイエルンでの『エレクトラ』といったところがすでにリリース済み。
DVDでは、先に輸入がリリース済みのモーツァルト:レクイエムと、『後宮からの誘拐』の国内盤が4月末にリリース予定となっています。
今回は、ユニテル制作による映像作品3タイトルをご紹介いたします。ライセンス発売元はドリームライフです。まず6月にリリースされるのが、シューベルトの『グレート』。
DLVC1170
シューベルト:交響曲第9番『グレート』
ベーム得意のレパートリーであるこの『グレート』には、すでにウィーン交響楽団との映像作品(モノクロ)がリリースされているほか、ベルリン・フィルとの名高いセッション録音、シュターツカペレ・ドレスデンとのライヴ録音という2種のレコーディングが残されています。
ウィーン・フィルとの演奏は、1975年の来日公演が以前にCD化されていたことがありましたが、正式な収録はこの映像作品のみで、しかもカラー&ステレオであることも嬉しいところ。商品化されるのは今回が初めてとなります。
演奏は期待どおりの素晴らしさ。どんな小さなフレーズからでも濃厚なニュアンスを放出する稀有なオーケストラと、簡素な動作ながら的確な指示出しでオケを誘導していく指揮者。互いに作品を知り尽くした両者の完璧な連携が、豊麗さと強固なフォルムを兼ね備えた演奏に結実しています。ベームもまだまだ矍鑠たるもので、ヒザのバネを使った跳ねるような仕草でオケに活を入れるあたり、実に元気そうです。
ムジークフェラインザールに聴衆を招いてのコンサート形式による収録で、おおむね通常の中継スタイルに拠りながら、移動カメラなど豊富なアングルを駆使して演奏を追い、ムジークフェラインザールの世界的にも稀な美しい内装をも楽しませる映像となっています。音質、画質とも非常に良好です。
・シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
監督:フーゴー・ケッヒ
収録:1973年 ウィーン、ムジークフェラインザール
制作:ユニテル
収録時間:52分
画面:カラー、スタンダード(4:3)
音声:リニアPCMステレオ
NTSC
Region 2
続いて7月にリリースされるのが「『ドン・ファン』リハーサル&本番」と、シューベルトのミサ曲第6番という2タイトル。
DLVC1172
R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 op.20
1970年、まだまだ元気だったベームによるR.シュトラウスの『ドン・ファン』のリハーサル55分と、本番演奏18分を収録。厳しくも的確なベームの指示に、ウィーン・フィルとの長年の信頼関係が見て取れます。現在増加中の「リハーサル&本番」ソフトは、やはり映像作品の説得力が最も強いようです。
この時のベームは眼光の鋭さといい、指示出しの声の張りといい壮健そのもので、微細で厳しいことで有名だったベームのリハーサルを全盛時の収録でたっぷり検証することができるのですから、この映像は実に価値の高いものと言えるでしょう。
コンサートでの本番演奏は、そうしてリハーサルで築き上げた土台に実況ならではの熱気が加わった見事な出来栄え。名コンマス、ヘッツェルの甘美なソロを筆頭に、ウィーン・フィルならではの音色美も随所で堪能することができます。
ステレオ&カラーで、演奏会のライヴとあって画質は若干暗めですが、収録年を考えれば十分に良質で、なにより気迫万点のベームの指揮ぶりは一見に値します。
R.シュトラウス
・交響詩『ドン・ファン』 op.20 [18分]
・交響詩『ドン・ファン』 op.20 リハーサル [55分]
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
監督:アルネ・アルンボム
収録:1970年 ウィーン、ムジークフェラインザール
画面:カラー、スタンダード(4:3)
音声:リニアPCMステレオ
収録時間:73分
字幕:日本語
NTSC
Region 2
DLVC1171
シューベルト:ミサ曲第6番変ホ長調 D.950
数多くあるシューベルトのミサ曲の中でも最も人気の高いのがこの最晩年の第6番変ホ長調。深々とした冒頭から終始美しい旋律に恵まれ、ときに甘美なまでの昂まりを見せるその音楽は確かに魅力的で、これまですでに、クーベリック、ジュリーニ、ラインスドルフ、サヴァリッシュ、ホルヴァート、アーノンクール、ブルーノ・ヴァイル、ジョルダン、ハーゼルベックなど非合唱系の指揮者によっても数多くのレコーディングがおこなわれていることからもその魅力は明らかですが、19世紀生まれのベームが指揮していたとは少々意外でした。
収録時期は1976年7月といいますから、82歳になる直前ということになりますが、ここでは、ベームならではのがっしりしたフォルムの中で、美しい旋律が絶妙な表情を見せるのがポイントでしょう。第2曲「グロリア」後半の堂々たるフーガの構築など見事なものですし、シュライアー、ベリーと名歌手が加わった第5曲「ベネディクトゥス」での4重唱も美しく、ソプラノ、アルト独唱を少年合唱団員が担当していることも礼拝堂での演奏にふさわしい雰囲気をかもし出しています。第3曲「クレド」ではヴェルナー・クレンが参加、シュライアーとクレンという70年代を代表する2人のリリック・テノールによる重唱という、豪華な聴きどころもあります。
ウィーンのホーフブルク・カペレ(王宮礼拝堂)における収録で、その荘重かつ華麗な内装も見もの。礼拝堂付属の宮廷楽団および合唱団による演奏ですが、そのメンバーは全員がウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団の団員で、ベームにとってはおなじみのメンバーばかり。ウィーン少年合唱団の活躍ぶりも見逃せません。
音質、画質ともに非常に良好です。
フランツ・シューベルト
・ミサ曲第6番変ホ長調 D.950
第1曲 キリエ
第2曲 グロリア「天のいと高きところには神に栄光」
第3曲 クレド「われは信ず、唯一の神」
第4曲 サンクトゥス「聖なるかな」
第5曲 ベネディクトゥス「ほむべきかな」
第6曲 アニュス・デイ「神の子羊」
テノール:ペーター・シュライアー
テノール:ヴェルナー・クレン
バス:ヴァルター・ベリー
少年合唱:ウィーン少年合唱団
合唱:ウィーン・ホーフムジーク・カペレ合唱団(ウィーン宮廷合唱団)
管弦楽:ウィーン・ホーフムジーク・カペレ(ウィーン宮廷楽団)
指揮:カール・ベーム
監督:フーゴー・ケッヒ
収録:1976年7月 ウィーン、ホーフブルク・カペレ(王宮礼拝堂)
画面:カラー、スタンダード(4:3)
音声:リニアPCMステレオ
収録時間:60分
NTSC
Region 2
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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交響詩『ドン・ファン』 リハーサル&本番 ベーム&ウィーン・フィル
シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)
価格(税込) :
¥5,170
まとめ買い価格(税込) :
¥3,981
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販売終了
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