エルツ&エストニア国立響/スメラ:交響曲第1、6番

2025年04月02日 (水) 14:00 - HMV&BOOKS online - Classical

スメラ:交響曲第1番、第6番

「Ondine」レーベルが20世紀後半のエストニアを代表するレポ・スメラの交響曲全集を開始。エストニア国立交響楽団の演奏、指揮は同響音楽監督でスメラと同郷タリン生まれのオラリー・エルツ。
 ソ連時代のエストニアに生まれたスメラは同国の音楽界に多大な影響を与えたヴェリヨ・トルミスやヘイノ・エッレルに学び、後にはモスクワ音楽院でも学びました。無調音楽に傾倒し、コンピュータ・ミュージックを導入したかと思えば、わかりやすく感情に伝えかける映画音楽でも手腕を発揮し、38歳の年からはエストニア文化省の大臣も務め、50歳の若さで亡くなりました。1981年から2000年にかけて書かれた6曲の交響曲は、多くの顔を持つ作曲家スメラの中でもシリアスな面を代表する作品群とされています。
 エルツの全集第1作は、最初と最後の作品のカップリング。どちらも2楽章構成で、すべての楽章が弱音で消えてゆくように終わります。第1番の第1楽章はアルヴォ・ペルトのティンティナブリ様式を思わせる鐘の音を模した壮大かつ厳粛なサウンドと、同じくペルトに通じる静謐で瞑想的な音楽がコントラストを成しています。第2楽章は吹き渡る風を思わせるオーケストラのサウンドが弱音で延々と続いたのち、突如としてショスタコーヴィチを思わせる行進曲風の音楽や戦争の描写のような場面が割り込み、再び風と静寂の世界に戻ってゆく音楽。同じモチーフを繰り返しつつ巧みに楽器を変えてゆくことで独特の効果を挙げています。第6番の第1楽章も静謐な音楽と大音響とのコントラストが強烈ですが、大音量部分のサウンドはより破壊的となり、その強烈な対比はカンチェリのオーケストラ作品を思わせます。第2楽章は悲痛な雰囲気を湛えた謎めいた音楽。
 スメラの交響曲全集はパーヴォ・ヤルヴィが「BIS」に録音していましたが、第1番から第5番はマルメ交響楽団(第6番のみエストニア国立交響楽団)だったので、当全集が完成の暁にはエストニアのオケと指揮者による初の全集となる見込みです。(輸入元情報)

【収録情報】
スメラ:
● 交響曲第1番(1981)
● 交響曲第6番(2000)

 エストニア国立交響楽団
 オラリー・エルツ
(指揮)

 録音時期:2023年8月22-25日
 録音場所:エストニア、タリン、エストニア・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)
Symphonies Nos.1, 6 : Olari Elts / Estonian National Symphony Orchestra

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Symphonies Nos.1, 6 : Olari Elts / Estonian National Symphony Orchestra

Sumera, Lepo (1950-2000)

(1)

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Release Date: 01 May 2025

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