『このミステリーがすごい!2024年版』(宝島社)国内編・海外編発表!

2023年12月05日 (火) 12:00

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『このミステリーがすごい!2024年版』(宝島社)が発表されました!2023年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト10をご紹介します。

『このミステリーがすごい!2024年版』国内編ランクイン作品

1位『可燃物』

可燃物

可燃物

米澤穂信

価格(税込) : ¥1,870

発行年月: 2023年07月

米澤穂信、初の警察ミステリ!
二度のミステリーランキング3冠(『満願』『王とサーカス』)と『黒牢城』では史上初のミステリーランキング4冠を達成した米澤穂信が、ついに警察を舞台にした本格ミステリに乗り出した。
余計なことは喋らない。上司から疎まれる。部下にもよい上司とは思われていない。しかし、捜査能力は卓越している。葛警部だけに見えている世界がある。
群馬県警を舞台にした新たなミステリーシリーズ始動。

2位『鵺(ぬえ)の碑 講談社ノベルス』

ぬえの碑 講談社ノベルス

ぬえの碑 講談社ノベルス

京極夏彦

価格(税込) : ¥2,420

発行年月: 2023年09月

百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに!
殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。
消えた三つの他殺体を追う刑事。
妖光に翻弄される学僧。
失踪者を追い求める探偵。
死者の声を聞くために訪れた女。
そして見え隠れする公安の影。

発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、
縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。

シリーズ最新作。

3位『あなたが誰かを殺した』

あなたが誰かを殺した

あなたが誰かを殺した

東野圭吾

価格(税込) : ¥1,980

発行年月: 2023年09月

★★★ミステリ、ど真ん中。★★★
最初から最後までずっと「面白い!」至高のミステリー体験。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。
愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。
残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。

4位『エレファントヘッド』

エレファントヘッド Elephant Head

エレファントヘッド Elephant Head

白井智之

価格(税込) : ¥2,145

発行年月: 2023年09月

精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを―。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。

5位『アリアドネの声』

アリアドネの声

アリアドネの声

井上真偽

価格(税込) : ¥1,760

発行年月: 2023年06月

注文不可
巨大地震発生。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。光も音も届かない絶対的迷宮。生還不能まで6時間。想像の限界を超えるどんでん返し。

6位『木挽町のあだ討ち』

木挽町のあだ討ち

木挽町のあだ討ち

永井紗耶子

価格(税込) : ¥1,870

発行年月: 2023年01月

疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。芝居町の語り草となった大事件、その真相は――。ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙は多くの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者という侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。現代人の心を揺さぶり勇気づける令和の革命的傑作誕生!

7位『君のクイズ』

君のクイズ

君のクイズ

小川哲

価格(税込) : ¥1,540

発行年月: 2022年10月

『ゲームの王国』『嘘と正典』『地図と拳』。一作ごとに現代小説の到達点を更新し続ける著者の才気がほとばしる、唯一無二の<クイズ小説>が誕生しました。雑誌掲載時から共同通信や図書新聞の文芸時評等に取り上げられ、またSNSでも盛り上がりを見せる、話題沸騰の一冊!

8位『世界でいちばん透きとおった物語 新潮文庫nex』

世界でいちばん透きとおった物語 新潮文庫nex

世界でいちばん透きとおった物語 新潮文庫nex

杉井光

価格(税込) : ¥737

発行年月: 2023年04月

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが―。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。

9位『鈍色幻視行』

鈍色幻視行

鈍色幻視行

恩田陸

価格(税込) : ¥2,420

発行年月: 2023年05月

謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。

撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春とともに参加した。船上では、映画監督の角替、映画プロデューサーの進藤、編集者の島崎、漫画家ユニット・真鍋姉妹など、『夜〜』にひとかたならぬ思いを持つ面々が、梢の取材に応えて語り出す。次々と現れる新事実と新解釈。旅の半ば、『夜〜』を読み返した梢は、ある違和感を覚えて――

10位『ちぎれた鎖と光の切れ端』

ちぎれた鎖と光の切れ端

ちぎれた鎖と光の切れ端

荒木あかね

価格(税込) : ¥2,090

発行年月: 2023年08月

江戸川乱歩賞受賞第一作
2022年のミステリーランキングを席巻したZ世代のアガサ・クリスティーが描く哀しき連鎖殺人

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。」

復讐を誓う男がたどり着いた熊本県の孤島(クローズドアイランド)で目にしたのは、仇(かたき)の死体だった。 さらに第二、第三の殺人が起き、「第一発見者」が決まって襲われる――。

2020年8月4日。島原湾に浮かぶ孤島、徒島(あだしま)にある海上コテージに集まった8人の男女。その一人、樋藤清嗣(ひとうきよつぐ)は自分以外の客を全員殺すつもりでいた。先輩の無念を晴らすため−−。しかし、計画を実行する間際になってその殺意は鈍り始める。「本当にこいつらは殺されるほどひどいやつらなのか?」樋藤が逡巡していると滞在初日の夜、参加者の一人が舌を切り取られた死体となって発見された。樋藤が衝撃を受けていると、たてつづけに第二第三の殺人が起きてしまう。しかも、殺されるのは決まって、「前の殺人の第一発見者」で「舌を切り取られ」ていた。

そして、この惨劇は「もう一つの事件」の序章に過ぎなかった――。

『このミステリーがすごい!2024年版』海外編ランクイン作品


1位『頬に哀しみを刻め』

頬に哀しみを刻め ハーパーBOOKS

頬に哀しみを刻め ハーパーBOOKS

S・A・コスビー

価格(税込) : ¥1,320

発行年月: 2023年02月

殺人罪で服役した黒人のアイク。出所後庭師として地道に働き、小さな会社を経営する彼は、ある日警察から息子が殺害されたと告げられる。白人の夫とともに顔を撃ち抜かれたのだ。一向に捜査が進まぬなか、息子たちの墓が差別主義者によって破壊され、アイクは息子の夫の父親で酒浸りのバディ・リーと犯人捜しに乗り出す。息子を拒絶してきた父親2人が真相に近づくにつれ、血と暴力が増してゆき―。アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞総なめ!MWA賞長篇賞最終候補作!

2位『ナイフをひねれば 創元推理文庫』

ナイフをひねれば 創元推理文庫

ナイフをひねれば 創元推理文庫

アンソニー・ホロヴィッツ

価格(税込) : ¥1,210

発行年月: 2023年09月

累計100万部突破
ミステリ・ランキング4年連続第1位!
『カササギ殺人事件』の著者が贈る、犯人当てミステリの到達点!

著者ホロヴィッツが殺人容疑で逮捕される!?
〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。その翌週、ロンドンで脚本を手がけた戯曲の公演が始まる。いきなり酷評する劇評を目にして意気消沈するわたし。ところがその劇評家が殺害されてしまう。凶器はあろうことかわたしの短剣。逮捕されたわたしには分かっていた。自分を救えるのは、あの男だけだと。〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの新たな傑作登場!

3位『処刑台広場の女 ハヤカワ・ミステリ文庫』

処刑台広場の女 ハヤカワ・ミステリ文庫

処刑台広場の女 ハヤカワ・ミステリ文庫

マーティン・エドワーズ

価格(税込) : ¥1,320

発行年月: 2023年08月

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。彼女は、自分が突きとめた殺人者を死に追いやっている―。レイチェルの秘密を暴こうとする新聞記者ジェイコブは、密室での奇妙な自殺や、ショー上演中の焼死といった不可解な事件に巻き込まれる。一連の事件の真犯人はレイチェルなのか?真実は全て“処刑台広場”に。英国推理小説界の巨匠による極上の謎解きミステリ。

4位『愚者の街 上巻 新潮文庫』

愚者の街 上巻 新潮文庫

愚者の街 上巻 新潮文庫

ロス・トーマス

価格(税込) : ¥781

発行年月: 2023年05月

4位『愚者の街 下巻 新潮文庫』

愚者の街 下巻 新潮文庫

愚者の街 下巻 新潮文庫

ロス・トーマス

価格(税込) : ¥825

発行年月: 2023年05月

「街をひとつ腐らせてほしい」諜報員としての任務の過程で何者かの策略により投獄され失職したダイに持ち込まれたのは、不正と暴力で腐敗した街の再生計画。1937年の上海爆撃で父親を失うも、娼館のロシア人女性に拾われ生きのびてきた。度重なる不運から心に虚無を抱えるダイは、この無謀な計略に身を投じる―。二度のMWA賞に輝く犯罪小説の巨匠が描く、暴力と騙りの重厚なる狂騒曲。

5位『トゥルー・クライム・ストーリー 新潮文庫』

トゥルー・クライム・ストーリー 新潮文庫

トゥルー・クライム・ストーリー 新潮文庫

ジョセフ・ノックス

価格(税込) : ¥1,265

発行年月: 2023年08月

マンチェスター大学の学生寮から女子学生ゾーイが姿を消して6年が経過していた。イヴリンはこの失踪事件にとり憑かれ、関係者への取材と執筆を開始。作家仲間ジョセフ・ノックスに助言を仰ぐ。だが、拉致犯特定の証拠を入手直後、彼女は帰らぬ人に。ノックスは遺稿をもとに犯罪ノンフィクションを完成させたが―。被害者も関係者も、作者すら信用できない、サスペンス・ノワールの問題作。

6位『卒業生には向かない真実 創元推理文庫』

卒業生には向かない真実 創元推理文庫

卒業生には向かない真実 創元推理文庫

ホリー・ジャクソン

価格(税込) : ¥1,650

発行年月: 2023年07月

大学入学直前のピップに、ストーカーの仕業と思われる出来事が起きていた。無言電話に匿名のメール。敷地内に置かれた、首を切られたハト…。それらの行為が、6年前の連続殺人の被害者に起きたことと似ていると気づいたピップは、調査に乗りだす。―この真実を、誰が予想できただろう?『自由研究には向かない殺人』から始まる、ミステリ史上最も衝撃的な三部作完結編!

シリーズ既刊『自由研究には向かない殺人』『優等生は探偵に向かない』はこちら

7位『恐るべき太陽 集英社文庫』

恐るべき太陽 集英社文庫

恐るべき太陽 集英社文庫

ミシェル・ビュッシ

価格(税込) : ¥1,815

発行年月: 2023年05月

画家ゴーギャンや歌手ジャック・ブレルが愛した南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島。謎めいた石像ティキたちが見守るこの島に、人気ベストセラー作家と、彼の熱烈なファンでもある作家志望の女性5人が“創作アトリエ”のために集まった。だが作家は失踪、彼女らは次々に死体となって発見され…。最後に残るのは、誰?叙述ミステリーの巨匠ビュッシが満を持して放つクリスティーへの挑戦作。

8位『8つの完璧な殺人 創元推理文庫』

8つの完璧な殺人 創元推理文庫

8つの完璧な殺人 創元推理文庫

ピーター・スワンソン

価格(税込) : ¥1,210

発行年月: 2023年08月

すべて著者が仕掛けた罠。
〈このミステリーがすごい!〉第2位!
『そしてミランダを殺す』の著者が贈る、名作ミステリーへの見事なオマージュ!

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。マルコムは10年前、犯罪小説史上もっとも利口で、もっとも巧妙で、もっとも成功確実な“完璧な殺人”が登場する8作を選んで、店のブログにリストを掲載した。『赤い館の秘密』、『ABC殺人事件』、『見知らぬ乗客』……。捜査官によると、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いているという。犯人は彼のリストに従っているのか? ミステリーへの愛がふんだんに込められた、謎と企みに満ちた傑作!

9位『ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 扶桑社ミステリー』

ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 扶桑社ミステリー

ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 扶桑社ミステリー

ロバート・アーサー

価格(税込) : ¥1,320

発行年月: 2023年07月

エドガー賞 2度受賞!
「51番目の密室」の著者
日本初のミステリー短編集

雪に閉ざされた屋敷から女性が消えた…
不可能犯罪の名作他、異才の精華をここに!

雪に閉ざされた山荘を訪ねていった女性が消えた!
屋敷へ入る足跡のみが残された状況での人間消失を描いた、不可能犯罪の歴史的名作「ガラスの橋」。
老姉妹が、これまで読んできた千冊以上の推理小説の知識を武器に、犯罪者たちに戦いを挑む痛快な冒険譚「極悪と老嬢」等々、キレのいい短編で知られるロバート・アーサーの日本初の作品集登場!
ミステリー・ドラマの送り手として、2度のエドガー賞に輝く名手が、みずから選んだ傑作ばかり。
趣向に富んだ謎解きの数々をお楽しみください。

1941年ハワイ。アメリカ陸軍上がりの刑事マグレディは、白人男性と日本人女性が惨殺された奇怪な事件の捜査を始める。ウェーク島での新たな事件を経て容疑者がマニラ・香港方面に向かったことを突き止めた彼はそれを追うが、折しも真珠湾を日本軍が攻撃。太平洋戦争が勃発する。陥落した香港で日本軍に捕らえられ東京へと流れついたマグレディが出会ったのは…戦乱と死が渦巻く激動の太平洋諸国で連続殺人犯を追う刑事の執念。その魂の彷徨を描く、エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)受賞作

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