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頬に哀しみを刻め ハーパーbooks

S・a・コスビー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784596766557
ISBN 10 : 459676655X
Format
Books
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

殺人罪で服役した黒人のアイク。出所後庭師として地道に働き、小さな会社を経営する彼は、ある日警察から息子が殺害されたと告げられる。白人の夫とともに顔を撃ち抜かれたのだ。一向に捜査が進まぬなか、息子たちの墓が差別主義者によって破壊され、アイクは息子の夫の父親で酒浸りのバディ・リーと犯人捜しに乗り出す。息子を拒絶してきた父親2人が真相に近づくにつれ、血と暴力が増してゆき―。アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞総なめ!MWA賞長篇賞最終候補作!

【著者紹介】
S.A.コスビー : 米国ヴァージニア州出身。クリストファー・ニューポート大学で英文学を学んだのち、警備員、建設作業員、葬儀社のアシスタントなど様々な職業を経て作家に。2019年に短篇“The Grass Beneath My Feet”でアンソニー賞最優秀短篇賞を受賞。『黒き荒野の果て』(原題:Blacktop Wasteland)と本書は2年連続でアンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞を受賞するなど、非常に高い評価を得ている

加賀山卓朗 : 愛媛県生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    物語内で起こる表面的な出来事自体は特段複雑なところはなく、警察に存在を知られていない女性の存在にたどりついた時点で、その先は読者にとっても一本道。読みどころはそこではなく、アイクとバディ・リーの背負ってしまった、ぶつけどころのない哀しみや怒りの描写だろう。様々なマイノリティを登場させ、ノワールにありがちな暴力性をはね上げるスパイス的な使い方にせず、主人公二名に複雑な背景を持たせるに役立てたのが新しいところ。極端に尖りすぎた部分がなく、広い層を取り込む可能性を残しながら高いクォリティを担保できた一作。

  • starbro

    『このミステリーがすごい! 2024年版』海外編第1位!と言うことで読みました。黒人・白人のバディ物、ミステリと言うよりも映画化を前提とした追跡アクション劇でした。この辺りがミステリ三冠とかにならかった理由かも知れません。ゲイの黒人は現代のアメリカでもかなり差別されているんですね。 https://www.harpercollins.co.jp/hc/books/detail/14835

  • stobe1904

    【このミス海外編1位】前作をとても気に入ったので、迷わず手に取ることに。白人と黒人の同性婚カップルが射殺され、それぞれの父親たちは同性婚を認めることができず、息子たちの選択をリスペクトできなかった過ちを正すために自ら事件を調べ始めるが…。LGBTQという現代的テーマのもと、息子たちへの償いと復讐に駆られた不器用な父親たちの暴走ぶりに圧倒される。血と暴力で心がざわつくことはないが、この作品は違った。疾走感あふれる展開と静謐なクロージングのコントラストが印象的な素晴らしいクライムノベルだった。★★★★★

  • seacalf

    若きゲイの夫婦が何者かに虐殺された。犯人を追うべく彼らの父親がタッグを組む。ひとりは黒人、ひとりは白人。生きてきた背景がまったく違う2人。舞台は差別が今なお色濃い南部。唖然とする程の圧倒的暴力シーンが展開するが、息子達がゲイである事をどうしても認められず彼らの幸せを頑なに拒絶してきた父親の心情が見どころのひとつ。めっぽう強いアイクが主軸として語られるが、どんな苦境にも軽やかに減らず口を叩きながら立ち向かうバディ・リーの憎めない性格が好きだった。複雑なテーマやアメリカの暗部を曝け出し、読み応えのある一冊。

  • のぶ

    前作の「黒き荒野の果て」も良かったが、本作はそれ以上に良かった。物語はダウンタウンで起きた銃撃事件。銃撃され殺されたのは黒人・白人のゲイカップル。この作品で中心になるのは、主人公となるアイク。被害者となった黒人男性の父親と、もう一方の被害者の父親のバディ。捜査が進まないことに業を煮やし、自力で犯人を探し始める。この設定が目新しいものだと感じた。LGBTQをテーマに据えていて、背後に潜む謎は何かというところが全編を通しての読みどころになっている。アメリカに根差す黒人差別も作品全体を覆っていたのも興味深い。

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