【第35回】バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

2019年06月04日 (火) 18:00

|

HMV&BOOKS online - ロック

HMV渋谷をはじめ計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当する寺町知秀が洋楽の森からオススメ作品をピックアップするコーナー「わくわくPOPSランド」。社内外から信頼を集める生粋の洋楽バイヤーが、今月の洋楽の森からオススメする必聴の5枚とは?

【第35回】ロマンをもってるうちが花なのよ党宣言。

毎度ツボを突いた選曲で、過去の音源をナウなヴァイブレーションで聴かせる『TOO SLOW TO DISCO』シリーズ最新作は、おフレンチ現行CITY POP/AOR篇。いやー今回めちゃくちゃロマンティックなええ曲ばかり。タピオカのような、目新しさはないけど今またちょっとフレッシュやん的というか。そんな食感とスウィートさ満載のおフレンチ産タピオカ・ディスコ。



生まれ育ったイースト・ハーレムをホームに活動する新鋭ラッパー UFO Fev の新作EP。「Wu Tang 4 Da Children」「George Michael Jackson」と悪ノリな曲名が目を惹きますが、BIG PUNらの影響を感じる90'sのオーセンティックスタイルなラップは、スキルフル&ドープ。信頼の TUFF KONG からのリリース。



フィンランドはヘルシンキ出身、トロトロに甘い歌声がたまらへんソウル・シンガー、ボビー・オローサ。何でも両親がチカーノ・ソウル好きで幼い頃からなじんでいたそうで、サニー&ザ・サンライナーズのカヴァーも往年の佇まいがありますね。デビュー作にしてクラシック。



広島在住の Meitei/冥丁の処女作がとても素晴らしいです。ジャケットやタイトル、そして曲名からも一目瞭然ですが、コンセプトにしている「the lost Japanese mood」がストレートに表現された、抒情性豊かなオリエンタル・アンビエント・ミュージック。ただただ美しい。



今、海の向こうでは細野晴臣ブーム。ヴァンパイア・ウィークエンドは「2021」で氏の楽曲をサンプリング、マック・デマルコは「ハニー・ムーン」をカヴァー。そして、プリンス・トーマスは新作の大きなインスピレーション源になったという。かつてNUディスコシーンを牽引した彼も、ここではフロアよりベッドルーム向けといえるアトモスフェリックなチルアウト・エレクトロを展開。全篇ふわっと気持ちいい。それではまた来月お会いしましょう。



バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

寺町知秀(てらまち ともひで)

1999年にHMV渋谷入社。HMV立川など7店舗で店長を務め、計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当。

寺町知秀セレクトによる最新コンピ

バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランドへ戻る

HMV&BOOKS online最新トピックス

最新トピックス一覧を見る