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TOP > My page > Review List of フォアグラ
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1 people agree with this review 2014/09/12
ローレンガーというとデッカへの60年代後半以降の録音が知られているが、先日EMIエレクトローラから出たヴンダーリヒのオペラ・ハイライト臭での歌唱が実に魅力的で、この人の全盛期は60年代前半ではないかと思っていたところにこのセットが出た。折り目正しく清廉な歌唱はシュターダーを思わせるところがあるが、一方でプッチーニやベッリーニとの相性も大変よく、全曲盤がないのが惜しまれる。歌曲では、ベーレントとのデュオが楽しい。お気に入りはガルシア・ロルカ編の「スペインの9つの古謡とロマンツェ」。モノーラルながらスタジオ録音が大半で音質もよい。
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17 people agree with this review 2014/09/06
上質の演奏揃い。オーケストラの魅力には抗しがたく、マズアの指揮もおおらかで、かつ決して平凡ではない。8番がやや力不足と感じたのと、ヤングの超名演のある1番は表現が古いと思ったが(マズア以外もそうなのだが)、他の曲はいずれもトップクラスの充実した名演。録音もよく、よい買い物をした。70年代はカラヤン、ヨッフム、ケンペ(急逝で頓挫)、バレンボイムらが全集録音を開始し、ほかにも優れた演奏が次々に出てブルックナー・ブームが起きた。そのなかでマズアの全集はほぼ無視された。マズアの評価は「どうしてこんな名門にボンクラ指揮者が」というものだった。(ハイティンクもそうだ)当時学生で音楽誌を熟読し、なけなしのお金でLPを買っていた私にマズアの選択肢はなかった。今回HMVの広告を見るまで存在すら忘れていただけに尚更その優秀さに驚いたのだが、新譜で出た時に無視した評論家筋には、音楽見識の未熟さという以上に「悪意」すら感じる。ここで好意的なレビューを書かれているリスナーの方々のほうがよほど公平だし、マズアの実力を再認識できて感謝している。
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2 people agree with this review 2014/08/11
番号を目安に聴きはじめたら全然違う曲が流れてきて面食らった。私の大好きなKV515が第2番と表示されている。KV516が第3番だ。いつから表示番号が変わったのだろう。演奏も期待にそうものではなかった。シネ・ノミネはシューベルトが素晴らしかったが、このモーツァルトでは合奏の緻密さが減退し、アクが強くなっているように思える。この団体も結成40年。ブダペスト、アマデウス、スメタナ、アルバン・ベルク等四重奏団は年季が入るほど馴れ合いから粗いアンサンブルになることが多く、シネ・ノミネも前例どおりのようで残念だ。録音も残響過多でマイナス。
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1 people agree with this review 2014/08/03
グラウプナーはバッハと同時代人で当時の作曲家人気ランキングでは、1位テレマン、2位ヘンデル、3位グラウプナー、7位バッハだったそうだ。今では忘却の作曲家だが、ドイツのマイナー・レーベル(cpo、MD+G等)で世界初録音が続き、再発見が進んでいる。このソプラノのための教会カンタータ集を聴いても、並の作曲家ではなかったことは明らか。実に美しい音楽だ。フォイエルジンガーのノンヴィブラートによる歌唱も素晴らしく、バーゼルのコンソートもいい味を出している。これだけの実力者の大半の作品が未開拓というのは大きな楽しみでもある。
3 people agree with this review 2014/07/26
これは本当に鮮烈な演奏だ。第1楽章提示部のリピートをしない演奏は久しぶりに聴いたが、バッティストーニは音楽をとにかく前に進めたいのだ。その第1楽章そして続く第2楽章のわくわくする躍動感は全く素晴らしい。終楽章大詰めでのアッチェレランドがこんなに見事に決まったのもはじめて聴いた。眩しいほどの若さ、青春交響曲極まれり。そして何より凄いのは、客演でこれだけオーケストラを乗らせ、しかも乱れがないことである。マゼールの死に落胆していたところに、こんなに素晴らしい才能の登場を見つけられて幸せだ。録音も超優秀。
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4 people agree with this review 2014/07/04
今回のワーナーによるリマスタリングは大半は成功と言っていいのではないか。例えば、ロッシーニ序曲集。ほぼ同年録音のガンバ指揮のロンドン盤と比較して、カラヤン/フィルハーモニアの寝ぼけた音にはあきれていたのだが、このリマスタリング盤ではガンバのエロクエンス盤と鮮度、色彩、音の抜けとも遜色なくなっている。ベルリン・フィルとの録音はあまり変わった印象がないが、フィルハーモニアのものは良くなったものが多い。この頃のカラヤンは未だ「レガート・カラヤン」になる前であり、音楽をくどくせず、明快で颯爽とした指揮ぶりが大そう好ましい。立ち上がりの鈍い録音が足を引っ張っていたのが今回改善されたことで、充分に楽しめるセットになっている。
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2 people agree with this review 2014/06/02
ガーディナーがまだモダン楽器のアンサンブルでバロックをやっていた時代の録音でいわば過渡期だが、そんなことどうでもいいくらい素晴らしい演奏だ。誕生日のオードのなんという輝かしさ、楽しさ、一方で葬送音楽の悲痛極まりない盛り上がり。とても300年も昔の音楽とは思えない。それを最高の歌唱で聴かせる独唱、合唱。ガーディナーの最高傑作の一つだと思う。録音も、この後のフィリップス、アルヒーフよりはるかに生々しく、美しい。パーセル入門にも最適。
3 people agree with this review 2014/05/23
第1集と同じく、遅めのテンポによるスケールの大きな演奏である。マゼールというと、次はどういう仕掛けをしてくるかという興味が先に立ってしまうが、この演奏を聴いていて、それは誤りであると気付いた。ここには80代半ばにさしかかった指揮者が少しも弛むことなく巨大かつ繊細な表現をなしえた至芸がある。先入観なく現代の巨匠の演奏を堪能すべきだ。
1 people agree with this review 2014/05/03
バーンスタインの「ミサ・ソレムニス」といえば、コンセルトヘボウ盤が名演として知られている。一方ニューヨーク・フィル盤はその存在すら知られていない有様だ。しかし、聴けばたちどころにわかるが、演奏の燃焼度はNYP盤のほうが大きく勝っている。グローリアのフーガは興奮せずにはいられない。ウェストミンスター合唱団の出来も素晴らしく、独唱も優秀。演奏は文句なく「最高」だが、ALTOの復刻は駄目だ。ノイズリダクションで音像が不安定になっているし、音も汚い。これほどの名演、ソニーからの発売をぜひともお願いしたい。
5 people agree with this review 2014/04/26
1930年代にヴァイオリン協奏曲の傑作が多いのはよく知られた話だが、それをまとめて演奏、録音するという企画は不思議なことにこれまでなかったと思う。今回の第1集以外では、バルトーク、プロコフィエフ、シェーンベルク、ウォルトンという大物があるし、ほかにもヒンデミット、シマノフスキ、ブロッホとワクワクするようなラインナップである。シャハムがどこまで録音するのか不明だが、是非頑張ってほしい。女流ヴァイオリニスト全盛の今シャハムの演奏を聴くと、男性ならではの良さを再確認する。テクニックに余裕があるし、響きが厚い。第1集では、ハルトマンが最高の出来。ついでベルク。ストラヴィンスキーも面白い。バーバーはちょっと立派すぎる感も。それにしても、オケがニューヨークフィル、シュターツカペレ・ドレスデン、BBC、ボストンと一流揃いで、これがシャハムの個人レーベルというのだから時代は変わったと思わざるをえない。録音優秀。
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1 people agree with this review 2014/04/22
名演奏、名録音だ。マゼール32歳、一気呵成の演奏かと思いきや、スケールが大きく厚みたっぷりで驚かせる。細部を思わぬところで浮き上がらせるマゼールらしさは若き日から健在だが、そこに少しのケレン味もなく充実した流れを切らさない。バスも凄い迫力でゴウゴウと鳴っており聴きごたえ満点。レッグ時代のフィルハーモニアは凄かった、とよく言われるが、私は今も昔もロンドンの5つのオケの実力は大差ないと思っている。ただ、レッグの力で実力ある指揮者が多数登場したことはたしかで、その指揮者により傑出した演奏が他のオケより出たということだと思う。ジュリーニとのものや、このマゼールなどまさにそれだ。
1 people agree with this review 2014/04/10
「テネブレ」の新録音が貴重だ。晩年の傑作にもかかわらず録音に恵まれず、プレートル盤しか聴いたことがない。このプレートル盤も合唱の出来が悪く、曲の真価を発揮したものとは言えなかった。ロイス盤は、当然ながら合唱の精度が抜群であり、悲愴な楽想を見事に浮き上がらせる。惜しいのは、録音のせいかもしれないがエストニア国立交響楽団の響きが固いのと、作曲者の指示通り独唱はボーイソプラノにしてほしかったこと。「スターバトマーテル」は録音も多いが、合唱のうまさとサンプソンの清涼な歌唱によりトップクラスの名演といっていい。
11 people agree with this review 2014/03/22
70年代から80年代初頭にかけてのバレンボイムの録音がまとめられている。丁度この頃来日したバレンボイム/パリ管弦楽団を聴いた。バレンボイムは風采の上がらない小男でチョコチョコとステージに出てきて、指揮姿も威厳がなかった。作り出す音楽も一言で言いにくいスッキリしないもので、シャープな音像に濃いロマンティシズムをどう融合させるか迷っている印象であった。近年スカラ座と来日したバレンボイムは全くの別人。自信に溢れ、指揮もメリハリが効き、ダイナミックでかっこいい。どこかカルロス・クライバーを思わせるところもある。ここまで印象の変わった人も珍しいが、私は冴えない頃のバレンボイムの方が真摯に音楽に向かいあっていたと思うのだ。例えばシューマン。シカゴの厚いサウンドとバレンボイムの重い指揮はおよそ前期ロマン派の響きではない。にもかかわらず、これはシューマンの本質に肉薄する傑出した演奏であり、SKBとの再録音はずっとすっきりしたが、内容的にはつまらなくなった。この選集には超名演と冴えない演奏が混在しているが、超名演だけでも元が取れる価格だし、冴えない迷えるバレンボイムを聴くのも一興だ。
11 people agree with this review
0 people agree with this review 2014/03/21
ヴァレーズ・サラバンドのベスト盤を買い、気に入ってレビューを書いたのだが、音が良すぎ、不審に思って調べてみると再録音だとわかった。こうなるとオリジナルを聴きたくなるもの。結局手に入るEMIからMGMのものを買いそろえることになってしまった。その中で突出していると思ったのが、この「LOVE IS」だ。まず「リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ」が最高。バードンのヴォーカルも凄いがバンドのプレイもかなりのもの。正直このアルバムを初めて知ってテンションが上がっている。これが低評価だったなんて信じられない思いだ。
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2 people agree with this review 2014/03/21
私はJJジョンソンの痛快なトロンボーンが大好きだ。代表作は「ダイアルJJ5」なんだろうが、このワンホーンによる快演もわくわくさせてくれ最高である。「ハロー・ヤング・ラヴァーズ」からノンストップ。残念なのは、LPを尊重して「ブルー・トロンボーン」をフェイドアウトで2分割のままにしてあること。意味がないと思うのだが。
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