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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2022/10/26

    このCDはジョン・バルビローリが、ハレ管弦楽団を指揮して録音した音源を復刻したもの。
    収録曲はベルリオーズ『幻想交響曲』と、ドビュッシー『海』である。
    このCDはテイチク・レコードがバルビローリの録音の中から、選んで復刻した巨匠バルビローリの遺産というシリーズの一枚である。
    まだ1950年代の脂の乗っていた時期のバルビローリだけあり、演奏は悪く無いのだが、現在では両曲とも他レーベルで復刻され、音質も本CDより優れたものが出回っており、本CDの役目は終えたと言ったところ。
    安くで手に入るなら買ってみても良いかもしれないが・・・

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     2022/10/25

    このCDはマーラーの交響曲第9番を収録したCDで、ジョン・バルビローリ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されたもの。
    この曲の名盤と名高い音源で昔から有名であるが、バルビローリの歌心あふれる演奏や、ベルリン・フィルのどっしりとした重量なサウンドのおかげなのか、78分もの間退屈することなく、楽しめる。
    本CDはマーラーの第9が苦手という方にもおすすめのできる音源の一つと言えるだろう。
    録音は1964年、年代を考えるとまずまずだろうか。

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     2022/10/24

    ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ケルン放送交響楽団の演奏で録音されたメンデルスゾーンの交響曲に、ミヨー編曲のクープランを収録したアルバム。
    ミトロプーロスは同世代の指揮者の中ではやや地味な存在だが、このCDを聴いて見ればなかなかの実力者であったというのがわかる。
    全体的にオケをしっかりと鳴らし、細部までしっかりと手が入った演奏と言えます。
    そして、燃えるような熱い演奏です。
    スコットランドにしろ、宗教改革にしろ名盤は多いが、このCDも隠れ名演と言えるのではないだろうか。
    ミヨー編曲の序奏とアレグロは曲自体が珍しい。
    年代の割に録音も良い。

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     2022/10/23

    このCDはルドルフ・ゼルキンが、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第5番を弾いた音源を収録。
    バックの伴奏を務めるのはユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団である。
    ゼルキンは何度かベートーヴェンのピアノ協奏曲の録音を残しているが、これは2つとも1950年代初期にモノラルで録音されたもの。
    ゼルキンはベートーヴェンを得意としており、この演奏でも高い技術力と、共感豊かなストレートな音楽が聴いていて面白い。
    オーマンディは合わせ上手な指揮者と言われただけあり、ここでも手兵フィラデルフィア管の能力を存分に発揮させた安定感のある演奏だ。

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     2022/10/23

    ジョン・バルビローリ指揮、ハレ管弦楽団のコンビが、パイレーベルに残した、モーツァルトの作品集だ。
    交響曲第29番と第41番、魔笛序曲を収録したもの。
    本CDはバルビローリ協会発売のものだが、同内容のCDがキャピトルから出ていたりもした。
    交響曲は1956年12月13日に1日で録音されており、そのためかどうかはわからないが、ジュピターは悪くないが、29番は少々雑な演奏だ。
    魔笛は1959年に録音されたものでこれは管楽器がよく鳴っており、こちらもなかなかの演奏です。
    録音年代を考えると音は悪く無いでしょう。

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     2022/10/19

    このCDはアンドレ・クリュイタンス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏で収録されたもの。
    新星堂オリジナル企画として制作された栄光のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・その指揮者とソリストたちという、CDが出ていたが本CDもその一枚。
    製造と原盤の音源は東芝EMIが担当している。
    シリーズは珍しい音源も多数あり、このCDも世界初CD化との事。
    クリュイタンスはウィーン・フィルとの録音はほとんどないのだが、残した録音には良いのも多く、例えば本CDのドンファンの様にスケールの大きな演奏が聴けます。

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     2022/10/18

    このCDはジョン・バルビローリ指揮、ハレ管弦楽団による演奏のCDで、ドヴォルザークの『交響曲第8番』を中心にセレクトしたアルバムです。
    このCDはテイチク・レコードが平成初期に発売した、巨匠バルビローリの遺産シリーズの一枚です。
    バルビローリの1950年代録音らしく若々しさと、熱のある演奏で悪くはありません。
    しかし、現在では他レーベルよりもう少し良質な復刻が出回っていることもあり、2軍落ちの感は否めないアルバムとなっています。
    安く手に入るなら購入してみても良いかもしれません。

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     2022/10/17

    ニコライ・ゴロワノフが、北欧の作曲家の作品を振った音源を集めた珍しいCDです。
    オケは長らく指揮者を務めたモスクワ放送交響楽団です(もう一つKS交響楽団という団体も記載がありますが、他の盤等から推察するにこれもモスクワ放送交響楽団でしょう)
    ゴロワノフがロシアの作曲家を振った音源に比べればまだおとなしめですが、一般的に見ればやはりかなり個性の強い演奏であり、一般のリスナーにはおすすめし難い演奏です。
    基本的にはゴロワノフやソ連時代の演奏家向きのアルバムで、ソヴィエト時代だからこそ出来た演奏だと思います。
    録音はやはり良いとは言えませんが、録音年を考えれば仕方ありません。

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     2022/10/16

    エドワード・エルガーの管弦楽作品を集めたアルバム。
    ノーマン・デル・マー指揮、ボーンマス・シンフォニエッタの演奏で収録。
    このCDに収録された作品は愛の挨拶を別にすれば、エルガーファンでもない限り、一般的には知られているとは言い難い作品ばかりである。
    しかし、どれもがエルガーらしいチャーミングな作品で聴きやすい。
    指揮のマーは1919年生まれの指揮者。
    イギリス音楽を中心に録音をのこしているが、CD時代になってからは殆ど復刻されていない、マイナーな指揮者。
    グラモフォンに入れた威風堂々の様な弾けた演奏もあるが、大人しい演奏が多くこれもそんな一枚で、作品を知るには問題ない演奏だと言えます。
    1970年代の録音で、音質は問題ないでしょう。

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     2022/10/15

    このCDはアンタル・ドラティが指揮した、ヘンデルとモーツァルトの作品集です。
    オーケストラはヘンデルとモーツァルトのアイネクライネが、ロンドン交響楽団、他はフェスティヴァル室内管弦楽団の演奏です。
    幅広いレパートリーを誇ったドラティですが、こういうバロックや古典派の音楽でも名盤を残していて、本CDもその一つ。
    フェスティヴァル室内管とのモーツァルトも悪く無いのですが、1番はヘンデル、それも王宮の花火の音楽です。
    なんと言ってもオケの推進力が凄く、乱暴に聴こえなくもないのですが、それを差し置いても聴き手を惹きつける演奏であり、序曲は名演です。
    録音は年代の割に良いのでは無いでしょうか。

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     2022/10/14

    アンドレ・クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団によるロシア音楽集。
    メインはムソルグスキーの『展覧会の絵』
    冒頭のトランペットの音色等、今のオケでは聴けない独自のサウンドやラヴェル版ならではの色彩豊かな名演。
    時にダイナミックな演奏も魅力的。
    他の収録曲もクリュイタンス節が全開の演奏で、古き良き時代のフランス・オケによるロシア音楽が聴ける。
    録音は1958年と古いが、まぁまぁだと思う。

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     2022/10/13

    ジョン・バルビローリ指揮、ハレ管弦楽団が1950年代に録音したオーケストラの小品を集めたアルバムです。
    ここではレハールの金と銀の様なウィンナ・ワルツや、スペインの作曲家トゥリーナの幻想的舞曲集等、バルビローリのレパートリーでは珍しい作品がずらっと並んでいるのですが、どれもバルビローリ節全開の演奏で、ダイナミックさ品の良さが同居したような演奏です。
    選曲は寄せ集め感はありますが、基本的に肩の凝らない楽しい作品ばかりですので、安心して聴けます。
    録音も年代を考えれば良好。

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     2022/10/12

    エドワード・エルガーの代表曲である『エニグマ変奏曲』と『威風堂々』を収録したアルバム。
    アレクサンダー・ギブソン指揮、ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の演奏で収録されたもの。
    イギリス大手マイナーレーベルのシャンドスからCD化されたもので、元々初めてCD化された時は2枚に分かれていたものですが、1994年発売時に人気作を一枚に編集して発売した物です。
    ギブソンはもう亡くなって30年近くになる事や録音の大半が1960〜1980年代な事、CDも廃盤が多いためマイナーな感のある指揮者ですが、北欧音楽やイギリス音楽のスペシャリストのとして知られておりまた、本CDで振っているロイヤル・スコティッシュ管を25年の永きにわたり率いた事で知られています。
    演奏は一言で言うなら中庸なもの。
    しかし、各パートがしっかりとなった正統派の演奏で悪くない。
    録音は1977〜1978年で、これも時代を考えたら、問題ない水準だろう。

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     2022/10/11

    アンタル・ドラティ指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏で録音されたドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」です。
    ドラティはこの曲を複数回録音しており、確かコンセルトヘボウとの録音に次ぐ2つ目の音源がこの録音だったはずです。
    本CDの演奏は一言で言ってしまうと、中庸な演奏です。
    第3楽章でホルンを目立たせたりするなど工夫はありますが、全体的にはそれ程惹かれるようなところはなく、曲に任せたような自然な流れで安定していて、安心して聴ける演奏だと思います。
    名演と言われているらしいこの音源ですが、ドライヴ感全力のコンセルトヘボウ盤を好きな方にはあまりおすすめしません。
    録音は当時デッカの売りだったフェイズ4を使われており、年代の割に鮮明な録音です。

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     2022/10/10

    チャイコフスキーの交響曲第5番と、管弦楽作品を集めたアルバムです。
    アンタル・ドラティ指揮、ロンドン交響楽団と、ミネアポリス交響楽団の演奏で収録しています。
    全盛期のドラティの録音であり、名演としてこんにちも伝えられている音源です。
    何と言ってもわかりやすく、メリハリのついた音楽が特徴で、どの曲も大変聴きやすいです。
    初めて作品を触れるのにも良いのではないでしょうか?
    録音はかなり古いのですが、マーキュリーの優秀な録音のおかげで、こんにちでも聴けます。
    国内盤帯仕様です。

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