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Review List of ai 

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     2021/03/01

    「資本主義の再構成」というタイトルであるが、本書の内容を示しているのはむしろサブタイトルである。つまり、「公正で持続可能な世界」に繋げるための方策を実例をまじえつつ示しているのが本書の特徴である。ESGやSDGsに関連する書籍が多数出版されているが、本書もそのなかの1冊として位置付けることができる。そして、議論の質は非常に高い。

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     2021/03/01

    新型コロナウイルス感染症が拡大し、少なくとも未だ終息していないなかで、ワクチンの配分など多くの倫理的な考慮を要する問題が浮上している。著者はこの分野における第一人者であり、厚い本ではないものの充実した議論が繰り広げられている。また、本書の特徴として、序盤の哲学的議論の整理が非常に優れていることにある。特に著者が”the number problem”を長年研究してきたこともあり、この問題について日本語で整理した書籍としては現状最良のものではないだろうか。

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     2021/03/01

    「健康を優先する」という言い回しはやや奇妙だが、副題とあわせてよむことで理解できるようになっている。つまり、医療資源をどのように配分し、誰の健康状態の改善を目論めばよいかという内容を論じている。こうした本については、常に配分の問題ではなく、より多くの資源を集めればよいのではないかというツッコミが生じるものの、健康保険であれば国の用いることのできる原資は限られているし、アメリカのような民間保険であれば、加入者がいくらでも保険に費やせるのでなければ、やはり原資の問題がつきまとう。もちろん、税金であろうと、保険料であろうと、現在より多く徴収することは(少なくとも理論的に)可能であるが、それによって得られた予算によっても、全ての人の健康状態が最良の状態となるわけではないだろう。問題は、そのような時に、どのような人の健康状態の改善が優先されるべきかということにある。本書を読み進めることで全てがスッキリするわけではく、むしろこの分野がかくも悩ましいものかと気付かされる。

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     2021/03/01

    哲学上、おそらく最も有名になった思考実験であるトロリー問題(日本ではトロッコ問題と呼ばれることが多いかもしれない)を追いかけた一冊。哲学や倫理学の授業などで関心をもった人は、まずこれを読むと理解が深められると思う。ただし、哲学上の最新の議論までは行き届いていないので、卒論などでトロリー問題を扱いたい場合は、ここから個別の論文を読む作業にすすむ必要がある。なお、タイトルの通り、以前は「太った男」の場面設定が多かったが、現在では大きなリュックを背負った人になっていることが多い。

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     2021/03/01

    定評のあった旧版から引き続いて、TOEIC受験のテクニックとして素晴らしい本となっています。英語の試験において高い点数をとるには、(1)英語自体の能力の向上と、(2)受験する試験に対する万全の対策が有効ですが、本書はこのうち(2)のためのものです。はじめて受験する人や、何度か受けたが伸び悩んでいる方に特にオススメできます。

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     2021/03/01

    NANAの最新刊ですが、出版から既に10年以上経っています。連載開始直後くらいから読んでいて、当時読むのが楽しみでした。世界観がどこか特徴的で、魅力的でした。先生の体調が心配である一方、何とか再開し、そして何らかの形で完結して欲しいと願い続けています。

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     2021/03/01

    天草エアラインの就航までが本書の上巻と、下巻の2冊にわたって描かれている。空港実務や空港行政についての解説的な記述も多く、スラスラと読み進められたが、事前知識のある方には冗長にもうつるかもしれない。素晴らしい一冊ではあったが、筆者の魅力はやはり金融で最も発揮されるということも事実であるように感じられた。

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     2021/03/01

    ある人の性別や人種などから特定のイメージをもつことも多いだろう。それが偏見や差別につながるわけだが、本書の問題意識はそれらではなく、周囲の目を気にした人にどのような影響がでるのだろうかというところにある。つまり、周りから何らかの圧力を受ける前に自らを縛ってしまっている状況があるというのが、本書の興味深い点である。これに対してどのように対処すればよいのかという点については、もともと研究が海外で行われたものということもあり、日本でそのまま使えるものと、やや疑問が生じるものとに分かれる。しかし、そのうちいくつかでも利用できれば、人の目が気になって力が発揮できないという状況を改善することができるだろう。

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     2021/03/01

    「正義」の講義で流行したマイケル・サンデル教授が市場と道徳について論じている。サンデル教授の立ち位置は明確で、市場の利点は認めるものの、いわゆる市場第一主義に意義を唱えている。何でもお金で何とかなる社会の何が問題なのか、これに同意する人は多いと思うが、その理由を言語化することは意外と難しい。その理由を明瞭に示した一冊。

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     2021/03/01

    東京大学名誉教授の筆者が書いた本で、いわゆる統計学者の書いたものである。賢い人が書いた統計の本は高度すぎて日本語なのに意味すらとれないということがある。本書はそのようなことが少なく(全くないわけではない)、しばしば立ち止まって考える必要はあるものの、統計の基礎を理解するための良書である。統計ソフトでクリックを繰り返して結果を出しているという状況から脱することもできるだろう。

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     2021/03/01

    タイトル「なぜ人と組織は変われないのか」に答える内容となっている。心理学や教育学がベースとなっているが、研究書というよりも、かなり実践的な内容となっている。翻訳も平易であり、実際に読みながら、自己変革に取り組むことができる構成となっている。ビジネスなどの組織が主な例となっているが、ダイエットなどの身近な生活改善にも利用可能な内容となっている。

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     2021/03/01

    「ビッグデータ」や「データサイエンス」はビジネスにおいて流行りの言葉となっている。本書はなぜそれが必要か、どのようなメカニズムでデータは分析されているのかということに答えるものとなっており、実務上何か分析が必要になったが、正直よくわかっていないという人のニーズに応えるものとなっている。ただし、本書を読めばデータ分析ができるようになるわけではなく、実際に自身で分析をする場合や、分析を外注する場合には、あくまでこれを入口としてさらに理解を掴める必要がある。

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     2021/03/01

    公共の図書館と聞いて何を思い浮かべるだろうか。寂れた寂しげな空間?いつも貸出中のベストセラー小説が借りられない場所?使いたいがアクセスの悪いところ?図書館にもつイメージは人によって様々だと思われるが、おそらくある程度はその役割がよくわからない、また役割があったとして、それが実際にはたされているのかもわからないというイメージも一定程度存在しているのではないだろうか。本書はニューヨークの優良事例を紹介するもので、ネガティブなイメージを払拭する内容となっている。もちろん、多くの制約から外国の事例をもって日本でも同じように運営できるわけではないのだが、図書館の「未来像」や「理想像」をイメージさせてくれる一冊となっている。

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     2021/03/01

    がんの告知を受けたこともなければ、筆者のようにがん研究者でもないが、ふと手にとって読み進めた。そのようなバックグラウンドをもっていれば、本書から多くの重要性が見出せると思う。しかし、そうでない場合も、研究の契機となった出来事からそれを実際に研究として具体化するプロセスや、実際に研究を行う方法論など、多くの気づきを得られるものであった。

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     2021/03/01

    2019年にノーベル経済学賞を受賞された研究者の書かれた著作である。本書は世界各国で行われたRCTを整理・紹介しつつ、その裏話や示唆を示すという内容になっている。その内容は正直素晴らしい。しかし、翻訳が悪いのか、そもそもの原文が読みにくいものなのかという原因はわからないものの、読みにくい箇所が散見され、読み進めるには若干ストレスがたまることのある著作でもある。

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