クロード・スティール

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ステレオタイプの科学 社会の刷り込みは成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか

クロード・スティール

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862762870
ISBN 10 : 4862762875
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Customer Reviews

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ある人の性別や人種などから特定のイメージ...

投稿日:2021/03/01 (月)

ある人の性別や人種などから特定のイメージをもつことも多いだろう。それが偏見や差別につながるわけだが、本書の問題意識はそれらではなく、周囲の目を気にした人にどのような影響がでるのだろうかというところにある。つまり、周りから何らかの圧力を受ける前に自らを縛ってしまっている状況があるというのが、本書の興味深い点である。これに対してどのように対処すればよいのかという点については、もともと研究が海外で行われたものということもあり、日本でそのまま使えるものと、やや疑問が生じるものとに分かれる。しかし、そのうちいくつかでも利用できれば、人の目が気になって力が発揮できないという状況を改善することができるだろう。

ai さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • lily

    ステレオタイプ自体が賢くない不健全な考え方であり、勉強の仕方を柔軟に試みればいいだけであり、実験も学業の成績に拘泥していることがステレオタイプだ。自分は自分、堂々としていればいい。変化できないことは受け入れて、変えられることは柔軟な思考力でカラフルな世界を謳歌するだけ。

  • Koichiro Minematsu

    私もこのある種のカテゴリーで見る固定観念「ステレオタイプ」で物事をみていると痛感させられた。その人の基礎と思っているアイデンティティだからこそ違いがあるわけだが、同じ置かれた環境で見ると、ただの違いを分断にしてしまう。もっと複数のアイデンティティを探究する努力を身につけたい。

  • アナーキー靴下

    他人に対して抱くステレオタイプではなく、自分を脅かすステレオタイプ脅威の本。自己暗示や言霊など経験的に知っていたが、ここまで如実に科学的結果を出されると、常に葛藤しワーキングメモリ損傷状態の私の余命はいかばかりかと恐ろしい。本書は集団の中で実力を発揮できないマイノリティに対し、どうアプローチしていくか、ということが主題で、自分自身での解決法は提示されていない。だからもし誰かの悩みを察知したら、悩みそのものを打ち消そうとせず、別の切り口でプラスイメージを伝えてみようと思う。信頼は相互のメリットに繋がる。

  • ゲオルギオ・ハーン

    ステレオタイプと聞くと人種や性別、国籍などに対する思い込みまでしか考えていなかった。本書はさらに踏み込んでそうしたステレオタイプが主に学力に与える影響を調べている。アメリカでは女性は数字が苦手、黒人は学力が低いというステレオタイプ(スティグマとも表現されている)があり、それが心理的な影響となって結果に反映されているのではと仮説をたてる。性差や人種の差が出ないように調整された試験です、としてテストをしてみると差が出なかったという。

  • サケ太

    興味深い。ステレオタイプ、というのは日常生活でも創作作品でも多くの場面で、日本人である自分でさえ感じる部分がある。これが、人種のサラダボウルである米国ではもっと凄まじいものがあるのは想像に難くない。しかし、よくよく考えてみれば、性別、見た目、出身県や親など様々な場面での属性分けはされてしまっているわけで、幼稚園の頃から多くの社会的な刷り込みに影響されてしまっていたのでは、とも感じた。

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