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0 people agree with this review 2021/04/09
大阪に来た人である岸政彦さんと、大阪を出た人、柴崎友香さんの共著エッセイです。二人の大阪で過ごした時代を写し出したエッセイは読みごたえがありつつも、読みやすく、知らなかった大阪やバブル後の社会の空気を感じることができて、大変面白かったです。特に柴崎さんの文章をよんで、今いる自分の場所を好きでいたい、好きになっていいんだと思えました。
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0 people agree with this review 2021/04/08
大阪の蛍石市にある遊園地、ほたるいしマジカルランドが舞台のお話しです。アトラクションや、インフォメーションのスタッフや、清掃スタッフなど遊園地で働く6人が主人公です。謎の男が現れたり、社長が入院したり、様々なハプニングが起きるなか、それでもみんな遊園地に愛着をもって働いている姿が素敵でした。表紙の絵は福田利之さんで、とても素敵です。
悩みを抱えた様々な年代の人たちが引き寄せられるスナックが舞台です。店主は雨宿りをしていた女子高生の悩みをさらっと引き出し、あっと気付くと彼女の心は軽くなっています。決して図々しくなく、自然にお客さんに寄り添うさまはマジックのよう。 アルコールは出さないけれど、手間をかけたココアはとてもおいしそう。 『スナック キヅツキ』を読み終わると、自分の中の心の底に溜まっていたものが、小さくなったように感じます。本を開くとそこが、スナックキヅツキなのかもしれません。ぜひあなたもご来店を!
0 people agree with this review 2021/03/21
恩田陸さんが好きな本や、舞台、映画のことについて書いた書評などを集めたエッセイです。恩田陸さんの頭の中を少し覗けたような気がします。様々な作家や漫画家などに対するリスペクトがつまっています。上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』に対する文章が印象的で、なるほどなぁと思いました。恩田陸さんが語る作家や本は膨大で、私にとっては未読の本も多く、あれもこれも読みたくなりました。
結婚を間近に控えた主人公の真世のもとに、父親が殺されたと警察から電話がかかってくるところからはじまるミステリーです。コロナ禍の中、苦しい故郷の様子も描かれているなか、主軸は父親殺害の犯人捜し。強引だけれど、とにかく頭のキレる叔父とのコンビが軽快で、あっという間に物語に引き込まれました。叔父の圧巻の推理と巧みな技にみごとに騙された!面白かった!
0 people agree with this review 2021/03/17
11名の作家たちがそれぞれ出会った詩について、近代詩伝道師Pippoさんと語る本です。詩のことが、あまりわからなくても楽しめます。もっと、いろんな詩を読んでみたいなと好奇心がわきました。西加奈子さんや辻村深月さん、右手新土さんのお話し興味深かったです。
0 people agree with this review 2021/03/16
大学生の青山霜介が、バイト先で出会った水墨画の大家・篠田湖山をきっかけに、水墨画に没頭していくお話しです。描かれる人間関係も面白いです。水墨画にまったく興味がない人も、この本と、水墨画に魅了されると思います。主人公の青山君の、観察力と優しさが、読んでいて驚くほどです。こんなに丁寧に人を見ている人はいるのでしょうか。その観察力が、水墨画に繋がっていきます。本にある水墨画は作者の砥上さんの作品です。何度も読みたくなる作品です。
33本の小説。一つ一つが淡々と、でも濃厚に進んでいく。時代も場所もさまざま。一篇ずつ別の時代の別の人が描かれているのに、地続きのような大きな一つの流れを感じます。新しい視点や、感覚をもらえたような、今まで読んだことのない本でした。重厚な長編小説を読んだような心地です。
小学生の日常で起きる連作ミステリーです。どのお話も、ぐっと胸に迫るものがあり、ストーリーの展開も魅力的です。目をそらしたくなるような、人間の心の本質や、嫌なところを描いています。そこから、今の社会や、自分のことを見つめ直せたように思います。
短編集です。どの作品も恐ろしくもあり、でも惹かれるお話でした。子どもの頃の空想や、夢でみるあり得ない世界が、ことばになって現れたようです。でも、今の現実を痛いくらい具現化しているようです。考えさせられました。
三部作になる予定の、シリーズ第一作目です。一度多和田葉子さんの書く世界に没入すると、するっと読めると思います。長いようで、あっという間の、不思議な旅に出てきたような読後感です。日本語で読んだのに、頭の中はパンスカ(作中に登場する独自の言語)やドイツ語、デンマーク語、英語が飛び交っているようです。自分が何人なのか、どこにいるのか、考えてしまいます。二作目の「星に仄めかされて」は出版されています!
占いをめぐる、短編集です。占いが好きな人にも嫌いな人にも読んでもらいたいです。自分の願望が、目を曇らせてしまうことの危うさを感じました。いろんな占い師のそれぞれの言葉が印象的で、味わい深いです。
青いスーツケースが人から人へと渡っていき、それぞれの旅が描かれています。私は旅行の合間に読みましたが、ホントに面白かったです。いろんな選択が、人生にはありますが、自分の背中も押してもらえたようです。幸運を運んでくれる青いスーツケースをもって、旅にでたくなります!!特に女性の読者なオススメしたいです。
0 people agree with this review 2021/03/13
表紙の美しい絵に惹かれました。本を読みはじめると、時に歌のような美しい文章に心つかまれます。下町の小さな絵画教室に、子どもから大人まで、様々な人たちが集まってくるお話です。本の中で、生徒たちが描く絵が目に浮かぶようでワクワクします。久しぶりに絵を描く時間もいいなぁと、気付かされました。
0 people agree with this review 2021/03/09
悩みを抱えた主人公が、ふとしたきっかけで町の小さな図書室に立ち寄ります。そこで出会う司書が、独特な存在感をもち、不思議なたたずまい。彼女が勧めた本をきっかけに、主人公は変わっていき、人生が動き出します。ありがちのようで、読んでいて新鮮で、心に響きました。登場する本も魅力的で、「お探し物は図書室まで」をきっかけに他の本が読みたくなるかもしれません。私は読みたくなりました!
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