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2012/04/13
2008/10にレビュー書き込みをしましたが各曲タイムデータを今回付しておきましょう。とにかくバッハのオルガン作品全集を最初に1960年代にステレオ収録し以降年に更に二回・・・つまり三度も「録り」組んだクレール・アランは今日余り聴かれることが少ないブクステフーデのオルガン作品(バッハが若かりし頃、生年と没年の差何れも約45年先輩のブクステフーデの演奏に接する為遠路はるばる出かけた有名な話があります)を彼女が丁度60歳の時1986年に録ったのが本盤であります。安定感ある演奏ではありますがバッハに馴染んだ我々の耳には曲自体やや正直退屈さを覚えかねないのがOKランク盤とする理由で資料的には貴重な演奏として廃盤後も管理されて行くことかと思います。前奏曲とフーガ、コラールなどバッハとは違ったむしろ現代風な曲にも受け取れる時があります。カンツォネッタにはバッハBWV1052ハープシコード協奏曲ニ短調の印象的な主題に似たパッセージも聴かれます。本盤収録各曲の演奏タイムは以下の通りです→BUXWV149(6’52),BUXWV223(6’11),BUXWV146(7’16),BUXWV197(2’35),BUXWV139(5’09),BUXWV211(2’05),BUXWV137(5’09),BUXWV183(3’34),BUXWV140(5’43),BUXWV199(3’55),BUXWV142(8’22),BUXWV178(3’28),BUXWV145(6’10),BUXWV153(6’17),BUXWV174(3’00),BUXWV161(5’48),BUXWV160(5’10),BUXWV159(6’06),BUXWV171(2’29),BUXWV203(7’48),BUXWV182(3’59),BUXWV155(6’58),BUXWV218(14’18),BUXWV156(7’37),BUXWV207(8’04)(タイムについては盤により多少異なる場合があります)