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Review List of 乱筆不治 

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     2021/03/13

    マゼール先生の「展覧会の絵」というと、ついつい期待してしまったのですが、意外とあっさりした演奏でした。ラベルの編曲が、あまりにも見事なので、マゼール先生のやることが、なくなってしまったのかもしれません。テラークの録音も、刺激的な印象を与えるのではなく、自然な音響を再現することを主眼としているので、一層あさっりとした印象になっているのでしょう。

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     2021/03/13

    マゼールの指揮で、ピッツバーグ交響楽団の演奏するシベリウスとは、あまりにも合わない感じがしますが、これが意外な名演に仕上がっています。マゼール自身も、再録音して良かったと語っていたと聞いています。全体的に見通しの良い、スッキリした演奏で、北欧の抒情とは無縁な印象ですが、シベリウス自身が交響曲作曲家として認められることを切望していたことを考えると、こういう演奏も評価されるのではないでしょうか。意外なところで、フィンランディアの演奏が面白く聴けました。

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     2021/03/13

    マゼール先生が、カラヤンの後任を狙っていたころの、意外とオーソドックスな演奏です。ベルリンフィルの力を最大限に引き出し、マゼールなりの解釈を盛り込みながらも、あまり奇をてらうこともなく、安心して聴くことができます。一時期、安価な輸入盤が出まわっていましたが、収録時間の関係で、一部早回ししていたという疑惑がありました。確かに、不自然なテンポの動きが数か所あったのですが、マゼールだからかな、と思っていた記憶があります。演奏者の意思と離れて、演奏の印象が変化してしまうのは、録音技術の進歩とは言え、微妙な感じがします。

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     2021/03/13

    「新世界より」はあまりにも有名な曲なので、多くの録音があり、それぞれお好みの演奏があるものと思います。ライナー先生の演奏は、ボヘミアの郷愁とは無縁の、ただひたすらスコアを音にしたような演奏かもしれません。技術的には、それほど難しくはない曲を、超上手いオーケストラが完璧に演奏しようとすると、こうなるという規範のようなものとも言えます。個人的には、好きな演奏ですが、一般的な「新世界より」のイメージとは少し異なるので、受け入れられない方も多いのでしょう。

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     2021/03/13

    ブラームスの交響曲第3番は、好きな曲なのですが、演奏は難しい曲だと思います。ロマンティックにやろうとすると、緩んだ印象が強くなり、引き締まった演奏にすると、味気ない印象になってしまいそうです。個人的には、引き締まった演奏が好きなので、その意味では、ライナー先生の演奏は最適です。もっとしっとりとした表現を好まれる方が多いかもしれませんが、そういう演奏に疑問を感じる方には、一度聴いて頂きたいものです。録音は、古くなったとは言え、60年前とは思えない鮮やかさです。

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     2021/03/09

    モーツァルトのヴァイオリンソナタは、数あるモーツァルトさんの名曲の中では、目立たない存在かもしれません。ただ、個人的には好きで、よく聴きます。どの曲がというより、そのときの気分で適当にチョイスして聴くのですが、どの曲も楽しく聴くことができます。モーツァルトさんの名曲を聴いて感じるのは、ピアノソナタや交響曲よりも、ピアノ協奏曲やオペラなど、性格のことなる楽器が協調することで、一段と面白くなることです。ヴァイオリンソナタも、ピアノとヴァイオリンという二つの楽器だけですが、音を出す原理が異なる楽器が組み合わさることによって、新しい世界が生み出されているような気がします。アリーナちゃんの演奏は、若手のヂュオで、初期の曲も録音されており、これまでの巨匠然とした演奏と違う、フレッシュな演奏が楽しめます。

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     2021/03/07

    かつて金管楽器を演奏していた者にとって、この演奏は、仰ぎ見るような素晴らしいものです。確かに、マーラーの演奏としてふさわしいかと言うと、いろいろとご意見はあるものと思います。ただ、金管楽器の技術面からすると、この演奏を超えるものは、今度出てこないのではないかと思います。ハーゼス先生のトランペットを筆頭に、ホルンもトロンボーンもすごい!!しいていえば、トランペットのトップと、それ以外で、力量の差が目立ってしまっているかも。そして、ハーゼス先生は、例によって、完璧に譜面通り演奏するので、他の演奏と違って聴こえる部分があって、あらために譜面を見直すきっかけになります。

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     2021/03/07

    カラヤンは、ミサ・ソレムニスを複数回録音していますが、この録音では、独唱者が素晴らしいです。キリエのヤノヴィッツの第一声から、圧倒されます。そして、テノールにヴィンダーリッヒが起用されているのが、うれしいところです、若くして亡くなってしまった、ヴィンダーリッヒの美声が、このような形で記録されたのは、若手を積極的に登用していたカラヤンの、隠れた功績かもしれません。後にベルリンフィルのコンサートマスターとなる安永さんが、カラヤンの最終試験で、この曲のヴァイオリンソロが、課題曲の一つだったと語っていたと思います。

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     2021/03/07

    まさかこの演奏会が、このタイミングでCD化されるとは思わず、結局、複数バージョンを全部買ってしまいました。演奏会当時は、まだ学生だったので、FMでエアチェックして、カセットテープに録音し、繰り返し聴きました。まだまだレコードも高価だったので、個人的には大切な音源でした。その後、時代は変わり、ベートーヴェンの交響曲も、手に入り易いBOXが続々発売され、いろんな演奏が聴けるようになりましたが、若い頃に聴きこんだ演奏は、感覚が覚えている感じがします。7番の冒頭は、当時のままですね。まさかベルリンフィルが間違えるとは思わず、本当に驚きました。7番は、フィナーレのテンポが超快速で、ホルンも一度大きく音を外しますが、最後まで息切れせずに盛り上がるのはさすがです。ピアノ協奏曲は、初めて聴いたのですが、ワイセンベルクの調子が悪いのか、ちょっと頼りないのが残念です。

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     2021/03/07

    ウィーンフィルの音色が活かされた、美しい演奏ですね。録音や演奏技術的には、他に優れた録音がたくさんありますが、この独特な雰囲気は、当時のウィーンフィルしか出せなかったでしょう。白鳥の湖のフィナーレの冒頭、あの有名な旋律をふくオーボエの音色!それだけでひしひしと情感が迫ってきます。そして、最後に、なぜか大きく響きわたるホルン。。。ただのロングトーンなのに、それだけで音楽になっています。当時、カラヤンも、ウィーン国立歌劇場との関係を良好に保つために、バレエも積極的に指揮したと聞いたことがありますが、そのおかげで生まれた名盤でしょうか。

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     2021/03/07

    ベートーヴェンのチェロソナタは、ベートーヴェンの中では比較的マイナーかもしれませんが、第3番は中期の傑作ですし、4番5番は、幻想曲風な曲調で、ベートーヴェンとは思えないロマンティックな作風が好きですね。チェロとピアノが揃った好みの演奏に、なかなか出会えないのですが、チェロに関しては、このペレーニさんの演奏は素晴らしいと思います。深い音色と、雄渾な弓さばきが、ベートーヴェンにふさわしく、引き込まれます。シフのピアノは、音色が好きになれないのと、伴奏に徹してしまっているところが、個人的には残念です。

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     2021/03/07

    カラヤンのカルメンは、後年のベルリンフィルとの演奏も素晴らしく、甲乙つけがたいと思います。ウィーンフィルとの演奏は、バージョンの問題もあり、全体的に重い雰囲気になっていますが、ウィーンフィルの音色と、合唱団が素晴らしく、また、ウィーン少年合唱団が参加しているところも、聴きどころです(第1幕の子供たちの合唱!)。第4幕の前半、闘牛士の入場のシーンは、音だけでも場面が目に浮かぶような、見事な音響になっています。この場面の合唱は、かなり難しいと思うのですが、さすがはウィーン国立歌劇場です。さらに、歓声や足音など、劇場での場面づくりのノウハウも、十分に活かされていると感じます。

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     2021/03/07

    素晴らしい歌手陣が揃っていますが、カラヤンのオペラ録音なので、オーケストラの比重が高いのは、やむを得ないでしょう。このバランスには、賛否両論あると思いますが、共演した歌手からは、オーケストラが補ってくれるので、無理に声を出す必要がなく、歌いやすいという評価もあったようです(当然、オーケストラがうるさいという、逆の評価もあったでしょう)。個人的には、ウィーンフィルとウィーン国立歌劇場のオペラ演奏が、克明に聴けるので、その観点で気に入っています。アイーダトランペットも、独特の音色と、メリハリのついたアーティキュレーションが印象的ですが、壮麗な合唱とあいまって、格好良いです!

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     2021/03/07

    冒頭の和音から一気に引き込まれる、ドラマチックな演奏です。マゼールならではの、巧みな聴かせ方が、オペラの劇的な展開とあいまって、見事にはまっています。3人の主役歌手も、プッチーニにしては、やや大柄なメンバーですが、ドラマチックな歌唱が聴きごたえ十分です。フィッシャー・ディスカウは、冬の旅で失恋した青年の心情を歌っているときと全くことなり、本当に腹黒い役人っぽいです。最近は手に入り難い状態が続いているようですが、マゼールの他のオペラ録音も含めて、再発売を期待しています。

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     2021/03/07

    シベリウスの演奏というと、北欧系の指揮者とオーケストラと相場が決まっており、イギリス系がそれに準ずる、というような評価になっているように思います。そういう中、明るいアメリカの指揮者とオーケストラが残した、この録音ですが、シベリウス自身は高く評価していたそうです。ジャケットの写真にもあるとおり、オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のメンバーは、フィンランドのシベリウスの自宅まで訪ね、歓迎を受けたということです。現在と交通事情が異なることを考えると、相応の熱意がないと、そこまでできなかったのではないかと思います。シベリウスの作品を、交響曲作曲家として、尊敬していたのでしょう。

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