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Review List of robin 

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     2023/01/25

    一聴すると響きは充実しており満足ゆく演奏のように思えるが、響きや音色のニュアンスに欠けていてどことなく変化の乏しさを感じてしまう。これはスイトナーの振るモーツァルトやベートーヴェンにも共通しており、いつも物足りなさを覚える。サヴァリッシュのシューマンより上だが、クーベリックの2種の演奏のほうがずっと良いと思う。以前からどことなく交通整理のうまいだけの指揮者と思っていたが、その中でも、このシューマンは響きに張りがありモーツァルトやベートーヴェンよりは成功しているようだ。しかし、私には聴かなくても一向に構わない指揮者の一人で、彼のモーツァルトのCDなど全く聞きたいとは思わない。

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     2023/01/17

    シューリヒトのブル8で、今のところ最も音が良いのがこの2枚組のCDである。音色が艶やかで音の伸びも申し分なく、ファンならMUST-OWNのCDである。

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     2023/01/17

    結論からいうと、シェリングとしてはあまり出来は良くない。大御所の前で節回しが固く柔軟さに欠けている。恩人とのデュオでは致し方ないかもと思う。シェリングのこの曲のライヴも海賊盤もないのが不思議であるが、正規録音で再録してほしかった演奏の一つである。この3曲の名曲、未だデ・ヴィートを超える演奏が聴けないのが残念である。

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     2023/01/15

    わたしはリマスターCDは積極的に聴かない派の人間であるが、このDELTAプレス盤0029の第九を聴いてリマスター処理が実にうまくいっているのに感心した。艶やかな音色、奥行きのある響き、分離の良さ等で、現在持っている10種のバイロイト第九のCDの中でもベスト1か2に位置するぐらいだと思った。変に音がデジタル臭くも固くもなく好感の持てる音質、音色である。このデルタ盤に比べると今迄聞いてきたバイロイト第九の愛聴盤の音がやや平面な音に聴こえてしまうほどである。音の分離、解像力は今一歩かもしれないが、音色が実に艶やかで立体的であるという点に最も魅かれている。

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     2023/01/14

    ハイフェッツやプリムローズを好む人にはいいかも知れないが、五重奏、幻想曲が大好きな小生として客観的に聴いてみて思うことは、曲よりも演奏者の個性の強さがどうしても気になる。言ってみれば、技巧的な音創りが耳についてしまう。シューベルトだからというわけではないが、もう少ししっとりと落ち着いた響きやテンポ、リズムが欲しいと思う。(幻想曲)など明らかに、ブッシュ、シゲティ、チョン・キョンファ等で聴くほうがより深く味わえるだろうし、五重奏曲も、コンチェルトハウスsqやカザルスのステレオ盤等のほうが演奏としては上だと思う。星2か3ぐらいの評価である。

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     2023/01/09

    多くの愛好家の指摘どうり、モノラルのデッカ盤のブラ1を聴いたほうが良い。モノラルのほうが優れた演奏と知っていて、未聴だったので本フィリップス盤も一度は聴いておきたいと思い期待したが、予想以上に味薄くそっけない演奏である。手放さないでまだ持っているが、今後取り出して聴くことは多分ないであろう。

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     2023/01/09

    2種のベートーヴェンの全協奏曲、ソナタ、アーノンクールとのブラ1,2番それにこのモーツァルト、聴いたすべてがダメであった。ピアノに味もこくもなく、演奏はニュアンスに欠け、どうしてこのようなピアニストがもてはやされるのか、不思議なくらいである。ある音楽専門家が評していたが、20世紀最高のベートーヴェン弾きは今ではブッフビンダーだと。しかし、わたしにはいてもなくても一向に構わないピアニストである、と知った。

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     2023/01/08

    LXT番号の英オリジナルLPでも聴いたが、ステレオなら名演だったかもしれないがモノラルのためか演奏がやや渋く聴こえ作曲者の青春の情熱や過ぎ去った淡い想いがいまいち味わえない。この曲の名演CDは割と多くあるが、私にはグリモーの最初の録音がベストでこのほうがはるかに感動的に聴こえ、それと比べるとこのバックハウスはいまいちという感じである。やはりベームとのステレオの2番の演奏のほうがはるかに上出来だと思う。

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     2023/01/07

    コラムの説明にあるように、宗教的雰囲気はほとんどない。どこか、オペラ的雰囲気がある演奏ゆえ敬遠。人には絶対勧めないモツレクのCD。

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     2023/01/07

    Rocester POはランスドルフがボストンへ来る前によく振っていたオケで、LPに(英雄)などを録音していたと思う。本コラムに、屈託なくやっている、と書かれているが、わたしが現在最も好きなラフマニノフの3番の演奏である。なぜ好きかと問われれば、私の感覚に最も合っているからで退屈しないで聴きとおせるからである。元来、ラフマニノフは好きではなく(ほとんど嫌いに近い)避けていたが、まあ聴いてみようかと思っていきついたのがこの知られざる演奏だが、ホロヴィッツやアルゲリッチ等を差し終えての演奏である。変に暗くせず明るい響きでピアノのタッチも冴えてるのが好ましい。余談ながら、ロチェスターという響きからは完全に大英帝国時代の町の名前だと思う。

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     2023/01/06

    指揮者としてのAshkenazyに感心することもなければ失望することもほとんどない。いつも80点台で90点以上はないし70点以下もない。このシベリウスもそうだ。決して悪くはないが感動はない。要するに、いつも今一歩で、突き抜けた響きが聴かれないのが不満といえば不満である。響きにどこか人的で流麗な美しさがあり、聴いていて耳触りはよいが、それがプラスでもありマイナスでもある。カラヤンのシベリウスにも時として人的な流麗な美しさが聴かれるので好きではない。わたしにはどう聴いてもこの演奏は80点台止まりの演奏に聴こえる。

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     2023/01/06

    幾種もの演奏を聴いてきたが、この演奏ほどこの曲にピッタリした演奏に出会ったことがない。ピアノと弦の響きににどことなく漂う寂寥感はどうだろう。言ってみれば地味な地方的響きではあるが、かえってそれが独特なニュアンスを生み出し作曲者の心情を描き出している。西ヨーロッパの著名な演奏家たちの優れた洗練された演奏はあるが、このCDのような寂しさがにじんみ出たニュアンスの豊かさはないと思う。今までチョントリオによる演奏をベストとしてきたが、この本場のトリオによる演奏は技術を超えた本物の演奏という気がする。特にピアノの派手ではない雄弁な響きは心打つものがあり、三人の演奏家の派手な響きでないところがかえってプラスに働いていると思う。

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     2022/12/26

    とてもいいという評価をよんだので聴いてみたが、かなり期待外れであった。音は大変良いが指揮者がいないのが裏目に出たのかと思ったりするが、テンポは遅めなのは良いとしてどこか締まりがなく聴いているうちに退屈になってくるのも事実である。ソロ、オケ共にインパクトに欠け訴える力が弱い。きれいな音の演奏というだけの印象である。プレトニョフやグールドのような個性が聴かれないのが残念である。グルダ・シュタインと同等の並みの演奏であると思った。次はブッフビンダーやクリスチャン・ツァハリアスを聴いてみよう。このリシエツキは星2か3ぐらいの評価である。

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     2022/12/22

    数十年前、ウィーンのレコード店で買った思い出のCDだが、演奏は期待外れであった。シューリヒト・VPOだからといって必ずしも成功とはいかない例です。あれほどシューリヒト賛の故評論家でも取り上げていないでしょ。

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     2022/12/22

    わたしの持っているCDセットとCD番号は違うが同じものだろう。1984−85年にかけて行われたニューヨークでのライヴの演奏である。アルバンベルクqtのライヴでもそうだが、ライヴだからといって必ずしも良いとは限らない。まずいい意味での厳しさに欠けている。切々たる作曲家の心情が余り伝わってこない。この辺が、DGのアマデウスqtの演奏と違うところだろう。よくて星3.

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