QEMISTSインタビュー(2)

Monday, January 19th 2009

 

The Qemists インタビュー
     




HMV:みんなそれぞれ個性はありましたか?

Dan :うーん、そうだね。Wileyは有名で、僕らも一回も会ったことがなかったから会うまでは緊張してたけど、すごくいいやつだった。「スワッグ」のDevlin loveもすごくラブリーな子だったよ。同時にかなりプロフェッショナルでもあった。一度音楽を演奏しだすと、彼女はいつも「ストップしないで!」と言って、自分が前にレコーディングしたボーカルを聴かずに何回も音楽の上にハーモニーを重ねていったんだ。そして音楽をストップして全部が重なり合ったのを聴いてみるとほぼパーフェクトだった。素晴らしかったよ。そういう才能のある人を選んだのはラッキーだったね。皆本当に才能あるひとばかりだった。

HMV:一番長く時間を過ごした=完成に時間がかかったのは誰ですか?

Dan:みんな同じくらいだったけど、Mike PattonとJenna Gは他のボーカルよりも時間がかかったな。でもMike Pattonには会ったことがないから、一番“短い”時間といったほうがいいかな(笑)。でもだからこそ時間がかかったんだ。時差がある中電話で話したり、データをやりとりしたり。僕らは心から彼にこのアルバムに参加して欲しかったんだよ。だから僕らの音楽やアイディアを彼に送った。そしてこれが僕らのやろうとしていること、好きなことだけど、僕らが欲しいのは彼のボーカルそのもので、このように歌ってくれという要求は何もない。彼のやりたいように、彼のスタイルでボーカルをのせてくれとお願いしたんだ。そしたら見事に僕らのサウンドにマッチしてた。最高だよね。

HMV:あなたたちとニンジャチューンレーベルとの関係はどのようにして始まったのでしょうか?

Dan:さっきもいったけど、LiamがColdcutのために活動していたとき、初め彼はインターンシップみたいな感じで無給でスタジオで働いていたんだよ。その時ニンジャにいたColdcutが誰か「エブリシング・イズ・アンダー・コントロール」のリミックスをやってくれる人がいないか探してて、Liamもやってみることになった。で、僕らもそれに参加してリミックスを完成させたんだ。そしたらニンジャがそれを気に入って、Coldcutはもちろん、他のリミックスもやってみないかと依頼してきた。アルバムもね。リアムがパブでこの話をした時を覚えてるよ。僕ら3人で飲んでて、Liamが「ニンジャチューンが僕らを見つけたんだぜ!しかもアルバムを作らないかだってさ!」って言ってきて、3人ともかなり興奮したよ。ニンジャって伝統あるレーベルだしね。一番歴史のあるインディペンデント・レーベルのひとつだろ?そもそも僕らは音楽をきちんとわかっているインディペンデント・レーベルと仕事をすることを望んでいたしね。

HMV:ニンジャチューンはあなた達から見てどんなレーベルですか?

Dan:やりたいことをやらせてくれるレーベル。ニンジャチューンは決してビジネスだけを考えているレーベルではないんだ。僕たちのスタイルを変えることなく、好きに音楽をやらせてくれる。そして作品ができるまでの過程を温かく見守って、サポートしてくれるレーベルだよ。アドバイスもくれるしね。

HMV:PENDULUMやProdigyといったTHE QEMISTSに近い音楽性をもったアーティストと比較されることが多いと思いますが、そういったアーティストと比較されるのはどんなお気持ちですか?

Dan:もう長いこと、特にPENDULUMとはずっと比較されてきてるから、答えるのが難しいな。理解はできるよ。僕らのサウンドは確かに似ているから。でも僕らがPENDULUMのサウンドをいつも聴いていてコピーしてるとか、そういうのではない。バックグラウンドも似ているけど。バンド出身っていう点とかさ。まぁぼくらは今もバンドだけど。別にいいよ。PENDULUMは素晴らしいプロデューサーだと思うしね。でもなんていうかな、これがあと3年続くとかだったら…ちょっとイライラする(笑)。Prodigyと比較されるのは嬉しいよ。彼ら、本当に最高だからね。有難いことだと思う。別にPENDULUMと比較されたっていいんだけど、比較すると同時に違いもたくさんあることも分かって欲しいな。「僕らがPENDULUMに似てる」っていうのはちょっとね…

HMV:普段はどんな音楽を聴いているのですか?

Dan:ワオ、難しい質問だね。例えば車ではちょっと新しい音楽を聴くかも。最近はAudioslave、Justice、Arctic monkeysなんかのアルバムを聴いてる。Prodigyもね(笑)。彼らのアルバムはよく聴くよ。でもありすぎて選べないな。Johnny Cashだってきくし、Jamiroquaiだって。いろんな音楽を聴いてるよ。気分による。ドラムンベースだってきくしさ。

HMV:昨日は何を聴いたか覚えてますか?

Dan:昨日は・・・Wileyのアルバム。Liamが買ってきたんだ。あとはDJをしたから、そのときはTHE QEMISTSをかけて聴いたよ(笑)。

HMV:ニンジャチューンで一番好きな作品は?

Dan:これも選ぶのが難しい。Roots Manuva。もうニンジャじゃないけどHerbaliser。彼らのアルバムはよく聴いてたな。あとColdcut。その3つは確実に僕のお気に入りだよ。

HMV:最後に日本のファンへメッセージをお願いします

Dan:アルバムを聴いてくれるといいな。3月に会えるのを楽しみにしているよ。僕らのミュージックを楽しんでね!





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衝撃のデビュー・アルバム

『Join The Q』

 CD  
Join The Q

1 Stompbox
2 Lost Weekend
3 On The Run
4 Dem Na Like Me
5 S.W.A.G. (Intro)
6 S.W.A.G.
7 Drop Audio
8 When UR Lonely
9 Soundface
10 Got One Life
11 The Perfect High
12 Lost Weekend (The Qemists Got Your Money Remix) (日本盤ボーナス・トラック)
13 Play With Fire(日本盤ボーナス・トラック)



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