THE QEMISTSインタビュー
Monday, January 19th 2009

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08年にデビューしたPENDULUMとともにネクストPRODIGYと期待されるドラムン×ロックなサウンドを引っさげ、あのNINJA TUNEよりアルバムデビューを果たすTHE QEMISTSにHMVが直撃インタビュー!2009年ブレイク間違いなしの彼らが、アルバム制作過程などを語ってくれました HMV:始めまして。まずは自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか? Dan :ハロー。僕はTHE QEMISTSのメンバーのDan。ブライトン出身で、ドラムンベースとロックミュージックをミックスさせた音楽を作っています。こんな感じかな(笑)。 HMV:バンドというか、あなた自身についての自己紹介は何かありますか(笑)? Dan:僕自身のバックグランドはね、クラシックミュージックを聴いて育ったんだ。10歳くらいからポピュラー音楽を聴き始めて、ティーンのときにベースギターを習い出した。回りもみんな、ドラムやギターなんかを習っていて、いろんなティーンエイジャーのバンドでプレイしてたよ。それから段々DJにも興味を持ち始めて、音楽をミックスするようになった。コンピューターも使うようになったし、スタジオで作業するようにもなったよ。他の2人のメンバーもそんな感じ。 HMV:あなたと他のメンバーとの一番の違いは何ですか? Dan:おもしろい質問だね。そうだなぁ。多分だけど、僕らは全員同じタイプの音楽が好きだけど、iPodに入ってるような音楽のテイストはみんな違うっていうのが一番かな。リラックスしているときなんかに聴きたい音楽はそれぞれ違うんだよ。でも僕ら3人は似た者同士だから、それくらいしか違いがないんだ(笑)。 HMV:ではTHE QEMISTSとしての経歴について教えていただけますか? Dan:他の2人は4歳から知り合いだったんだけど、僕がLeonとLiamにあったのは11歳の時。その時から3人友達になって、それぞれ音楽を習い始めた。Red Hot Chili Peppersみたいな90年代のグランジロックバンドに影響を受けて、僕らもバンド結成したんだ。それからみんな同じカレッジに行ってミュージック・テクノロジーのコースをとった。人数がすごく少ない学校でね、倍率が高いから入るのがとても難しいんだけど、ラッキーなことに僕ら3人とも合格したんだ。そのコースはどちらかというとパフォーマンスよりだった。でも僕立ちは段々スタジオで曲を作ることにも興味をもちだして、両方できるんじゃないかってことになったんだ。それからコンピューターも使うようになったし、演奏とプロデュースのどちらもやるようになった。で、リミックスなんかもやってるうちにニンジャチューンが僕らを見つけて、今のアルバムリリースに至ったんだ。そして今の僕らがいるってわけ。 HMV:今までどんなアーティストから影響を受けましたか? Dan:うーん、いっぱいいるなぁ。でもRed Hot Chili Peppersからはかなり大きな影響を受けてる。特に俺はベース担当だから、より大きな影響を受けていると思うよ。あとは、そうだな、Nirvanaとか、Rage Against The Machineとか、そういったロックバンドの影響はやっぱり大きいね。あとProdigyだな。彼らの初めて聴いたときは、何だこれ!?ロックだけど違う!って感じだった。ロックなのにダンスミュージック、みたいなね。でも影響を受けた音楽は数え切れない。たくさんの音楽を聴くことで、いいものができるのも分かってきたしね。それからはロックに限らず、ドラムンベース、エレクトロ、ヒップホップ、何でも聴くようになったよ。影響を受けている、受けていないはよくわからないけど。僕はJohnny Cashだって大好きだし。 HMV:アルバムリリースに至った、率直な今の感想をお聞かせください。 Dan:すごくエキサイティングなことだと思ってる。レコーディングには長い時間をかけたしね。アルバム制作は大変だったよ。あとそのエキサイティングっていう気持ちをキープするのもね、ずっとスタジオに引きこもって、同じ場所でもう聴きたくないってくらい同じサウンドを何回も何回も聴かなければならなかったから。でも今はステージがプロモーションに変わったし、リリースに関してはすごく楽しみにしてる。でも同時に、すごくナーバスでもあるんだ。やっぱりどうしても、皆がこのアルバムを気に入ってくれるかどうかとか考えてしまうよね。でも最近はDJをする場所なんかで自分のアルバムのサウンドが流れることにも慣れたし、ニンジャチューンの人たちもすごくサポートしてくれるからエキサイティングな方が強いかな。アルバムをリリースできて、本当に嬉しいよ。 HMV:以前、あなたたちは趣味として音楽をやっていたわけですが、いつからこうしてプロとして作品をリリースしようと考えるようになったのですか? Dan:プロへの道はずっと夢見ていたけど、ターニングポイントはLiamがColdcutのために働いていたときかな。そのあと彼らが僕たちにリミックスを依頼してきてさ。ちなみにその時僕らはブライトンの本当に小さいレーベルからいくつか作品も出してたんだ。忘れたいくらいダサいレーベルだったけどね(笑)まぁとにかく、そのColdcutのリミックスの話が決まった時に、僕らは真剣にそのリミックスにとりかかった。ごく自然にね。そのリミックスが重要な人たちのためであること、重要なひとたちの中でプレイされることを分かっていたから。厳密に言うと、それが本格的にプロとして活動を始めたきっかけかな。そのあとそのリミックスがレディオ1でながれたりして、自分たちでアルバムを作ってみようぜって話になったんだ。 HMV:製作過程において、参加したMCたちとのエピソードがありましたら教えてください。 Dan:ありそうでないなぁ(笑)。クリス(MCID)は僕らの友達だから楽しかったよ。彼は僕らの近くに住んでるんだ。僕らは時々彼のDJセットでヘルプとかをやってるんだけど、ある日アルバムのトラックに参加してくれないかとオファーしたら快くOKしてくれてね。良く知ってる人と仕事するのはやっぱりリラックスできてよかったな。プレッシャーがないし。もうひとつのストーリーはWiley。彼を捕まえとくのは本当に大変だった。すっごく忙しい人だからね。いつも、「Wileyはどこだ!?」って感じだったんだよ。彼はロンドンに住んでるから、渋滞に巻き込まれて時間どおりにブライトンに着けないときもあった。午後2時に彼がスタジオに来る予定だったのに、結局来たのが夜の11時とか(笑)それくらい彼をそばに置いとくのは大変だったんだ。
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