わ〜いぃぃぃぃ！！来日公演渋谷AXまであと一週間きったぞぉぉぉッ。去年の10月にあったシークレットアコースティックギグに参加できなかった悔しさを胸にバリ暴れてやるっｖｖ1thからしっかり聞き直してお勉強するのみ。すべてのソナタ伝説はこっからはじまってんだからこのアルバムは必須かな。待っててトニー、ヤニちゃん、マルコ、トミー、んでもってヘンリクぅぅ！！

全てにおいて前作よりいいと思うが、ベースが特にいいと思う。爆音で聴いたときの体に響く感じがたまらねぇ〜！！

トニー･カッコの歌唱スタイルは、ブルース･ディッキンソンやマイケル･キスク直系のヴィヴラートを効かせた演歌唱法じゃないので好きです。Wrecking The Sphereの最後のヴォーカル･パート、「あ〜!」だか「お〜!」だか、まるで大気汚染を嘆き悲しんでいるような慟哭のスクリームがたまらなくカッコいい。その後のヘンカのソロもいい。イェンス･ヨハンソンみたく速くはないけどメロディはヘンカのがいい。

これは”孤高のへヴィーメタル”でしょう!!トニー最高!!キスク直系、ブルース直系のヴィヴラートを効かせた演歌唱法じゃないところがイイ!!お薦め!!

いつもよりヤニのソロが少なかったかな‥でもすごくメロディアスなアルバム。ファンが求めているもの、或いはそれ以上のものを提供してくれたと思います。White Pearl,Black Oceansなんてライブでやってくれたら最高なんだけど。あれを大合唱でやれたらきっとその場にいる人々全員にとって恍惚体験になるでしょうね。

ヘヴィーなギターの上に上手い具合にキーボードの音色を散りばめていると思います。キーボードが入った音楽は軽くて嫌だと言う偏見を持ってる人も是非聴いてみてください。芸術的な感性が磨かれると思いますよ〜。

SILENCE辺りで迷いさえ感じられたトニーの歌唱が過去最高の出来映え。特にMY SELENEなんかは余裕で歌いこなしている感じ。その他の曲での艶のあるパフォーマンスも魅力的で、やっぱり巧いボーカルだな〜と改めて実感する。このバンドはリズムGの音の分離が悪い。その辺が改善されれば「正統派にもどうぞ！」とかいう文句も出てくるのだろう。ミッコ･カルミラさん、もっといい仕事して！

#1#3#7#11はSONATA流スピード･メタルでどれも過去最高レベルのメロディ。#2#5#8#9はロックなノリを加えた新味でライブ映えしそうな素晴らしい曲ばかり。#9は大作だが聴かせ所を凝縮しており冗長さは皆無。壮大な世界観を見事に描き出している。#6は天才トニーにしか書けないような悲しくもユーモラスな曲。#10のバラードは中盤で美しく盛りあがる。音の分離具合がもう一つですが、フック満載の極上のアルバムです。

ハロウィンのタイムオブジオウスに軒並み90点台付けてSILENCEが2位になったくらいだから、今年度はぶっちぎりでこのアルバムがチャンピオンでしょう！！あの雑誌の人気投票の話ですけど。

オーケストラのオの字も聞こえてこない徹底したバンドサウンドでのアレンジは、前作ではややぎこちなかったが、今作で一気に開花したという感じ。ドラマチックな楽曲群はAメロから徹底的にメロディアスに突っ走っていく。敢えて苦言を呈するならばベースとドラムの地味さ加減か。