あるところでは、英国で有名な無名なﾊﾞﾝﾄﾞだって、ｵﾘｼﾞﾅﾙは手を縛られたｶﾊﾞｰだった。でもﾚﾋﾞｭｰ書き込みあるから、まんざらでもないなー。彼らでは人気のｱﾙﾊﾞﾑです。まさにﾌﾟﾛｸﾞﾚｼｯﾌﾞ�ｧ

力と権力を歌ったﾃｰﾏ、ｵﾘｼﾞﾅﾙはﾄﾗﾝﾌﾟのｷﾝｸﾞをもじったｼﾞｬｹだった。ﾃｰﾏは政治ですな、相変わらず硬派だな。音楽もすばらしいがｺﾝｾﾌﾟﾄもいい、希有なﾊﾞﾝﾄﾞ。

ﾌﾗﾝｽの巨人伝説を元に作り上げた、ｱﾙﾊﾞﾑ。ｺﾝｾﾌﾟﾄから違う、頭いい��

やはり彼らはその構成のすばらしさが耳をひく、ｶﾞﾗｽの小屋で生活して石を投げられず生活できるか、というｺﾝｾﾌﾟﾄです。考えるか？普通そんなﾃｰﾏを��

やはりどこを聴いても静かな狂気がぞんざいに満ちている｡悪意としか思えないM-2でのﾀﾞｳﾅｰなｸﾗｼｶﾙ･ﾑｰﾄﾞ､明らかに誘っているとしか思えなくなったﾋﾟｱﾉ&ｸﾗｳﾞｨﾈｯﾄ､歌ﾒﾛではM-4はﾛｯｸ規定外だと思う｡2ndよりｽﾄﾚｰﾄになった成果は､ﾗｽﾄの2曲のｶﾝﾀﾍﾞﾘｰにも匹敵するすばらしさにある｡

ｺｰﾗｽ･ﾜｰｸが発展していてｹﾙﾃｨｯｸな小技も光る｡特筆するなら､ｽﾄﾘﾝｸﾞｽ&ﾎｰﾝがﾊﾞﾝﾄﾞの不可欠に要素に｡M-2,4,7などでのﾊﾟｰｶｯｼｳﾞなﾌﾟﾚｲは見事｡M-3はｱｳﾞｧﾝｷﾞｬﾙﾄﾞで重く､骨っぽいわりにﾊﾞﾛｯｸも｡M-5,8はGG風ｿｳﾙか｡M-6の幻想ﾊﾞﾗｰﾄﾞはﾍﾞｽﾄ･ﾄﾗｯｸ｡以上が本作の3%で､残りはご自分の耳で｡

日本ではほとんど地味な存在の彼らの、イタリアのファンクラブが製作した？らしいボックスセット。目玉は各メンバーのソロマテリアルを収録したDISK3とPC DATAを収録したDISK4でしょう。各アルバムのアウトテイクを収録したDISK1.2は選曲に偏りがあり私の好きな後期のGIANT FOR A DAYやCIVILLIANの曲が少ないのが残念。でもパッケージングを含めてマイナーな人が作ったとは思えない。ほんと、彼らは今どこで何をやっているんだろうか？再結成はしないのか？とても気になる今日この頃です。

適材適所に音がはめられているような錯覚があるほど、精密な作り。初期King Crimsonのように“瞬間の美の強調”がほどこされていて、逝くときは逝ける仕掛けがある。それと、早く2ndと3rdを紙ｼﾞｬｹでﾘﾘｰｽしてもらいたい。もちろん6thも。

5曲目 Boys In The Band　 　　　マジ凄い。

マジでプログレッシヴ。