追跡 税金のゆくえ ブラックボックスを暴く 光文社新書

高橋祐貴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334046491
ISBN 10 : 4334046495
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
追加情報
:
243p;18

内容詳細

67兆円。この金額は過去最高額を更新した2021年度の税収だ。近年、税収は右肩上がりで、それに合わせて私たちの租税負担率も上がっている。では、集められた税金は無駄なく活用されているのか。そんな素朴な疑問から取材を始めてみると、そこには愕然とする現実が横たわっていた。一般社団法人を介した“中抜き”を黙認する政府。政府も内訳の詳細が分からない五輪予算。コロナ禍におけるゼロゼロ融資の不正利用。孫の小遣いとなる中山間地域への補助金。使われぬまま放置される巨額の基金―。増税という選択肢を取る前に、こうした状況を改善する必要があるのではないか。約3年にわたって粘り強く取材を続けてきた若手新聞記者が、税金の無駄遣いの実態を克明に記す。

目次 : 第1章 官僚も黙認する中抜き―一般社団法人という隠れみの(一般社団法人に集まる公金/ 巧妙な合法的“中抜き”の実態)/ 第2章 ブラックボックスの五輪予算―うま味だらけの人件費単価(内部文書が示唆するオリンピック予算の闇/ 契約書に付随する驚愕の人件費単価)/ 第3章 バラまかれたコロナ支援金の行方―ゼロゼロ融資、病院支援の副作用(ゼロゼロ融資のモラルハザード/ コロナ禍を機に国公立病院が黒字化する理由)/ 第4章 地域のしきたりが搾取する公金―遊興費へと消える消防団員の報酬と農業補助金(団員の報酬は団のモノ?/ 孫の小遣いとなる中山間地域の補助金)/ 第5章 名ばかりのワイズスペンディング―膨らむ防衛費と積み上がる基金(杜撰なコスト管理のまま防衛費は2倍に/ 高く積み上がる野ざらしの基金)

【著者紹介】
高橋祐貴 : 神戸市出身。慶應義塾大学文学部卒業。2014年、毎日新聞社入社。和歌山支局、岡山支局を経て’19年から東京本社経済部。金融や経済産業省、財務省、国土交通省などを担当し、これまでにメディア・アンビシャス大賞の活字部門入選(’20年)、疋田桂一郎賞(’22年度)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    過去最高額を更新した21年度税収67兆円。集められた税金は無駄なく活用されているのか。約3年にわたって粘り強く取材を続けてきた若手新聞記者が、税金の無駄遣いの実態を明らかにした一冊。素朴な疑問から取材を始めて明らかになってゆく、一般社団法人を介した中抜きを黙認する政府。政府も内訳の詳細が分からない五輪予算。コロナ禍におけるゼロゼロ融資の不正利用。孫の小遣いとなる中山間地域への補助金。使われぬまま放置される巨額の基金。余っているとは言わなけれど、こういうところはもう少し引き締めるべきなのではとは感じますね。

  • こも 零細企業営業 さん

    毎日新聞の記者が何故に毎日新聞出版でなく光文社から出版しているのか考えるとジワる。一般社団法人を介した巨大な広告代理店電通や博報堂などの中抜き。それを黙認する行政の事情。政府も内訳の詳細が分からない五輪予算。民事だと言って公開しないみなし公務員のJOCや組織員と出向している電通の社員達。勝手に宴会費に化ける消防団員の手当金。コロナ禍におけるゼロゼロ融資の不正利用。本当に必要としている処に届かない給付金。硬直化している地方の使補助金と利権。使われぬまま放置される巨額の基金。増税という選択肢を取る前にねぇ

  • Mc6ρ助 さん

    『アルバイト相当とみられる「サービススタッフ」で日額4万2000円と、組織委が目安として設定した基準額(2万5000円)を大きく上回っていた。このサービススタッフを巡っては、ネットで検索すれば1日当たり1万2000円前後が日当として支給されることが明記されていた。 基準額から差し引いても、1万3000円前後の額が上乗せして計上されていることが分かった。(p70)』なんと71.4%がピンハネ、これでは景気の牽引役の個人消費か伸びる訳もない、これがアベノオトモダチ政治だとみんなが読んでほしい本だね。

  • mazda さん

    東京オリンピックの予算で、1人の人件費1日30万円って何??どんな高給取りがいたのか、本当に不思議でなりません。こんなことのためにせっせと税金を納めていると思うと、本当に腹が立ちます。

  • takehiro さん

    税金を払うのがバカらしくなってきました。帯にある通り「増税の前に見直すべきことがあるのではないか」と強く思います。

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高橋祐貴

神戸市出身。慶應義塾大学文学部卒業。2014年、毎日新聞社入社。和歌山支局、岡山支局を経て’19年から東京本社経済部。金融や経済産業省、財務省、国土交通省などを担当し、これまでにメディア・アンビシャス大賞の活字部門入選(’20年)、疋田桂一郎賞(’22年度)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時

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