阿部希望

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伝統野菜をつくった人々 「種子屋」の近代史

阿部希望

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基本情報

ジャンル
：
ビジネス・経済
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784540141959
ISBN 10 : 4540141953
フォーマット
：
本
出版社
：
農山漁村文化協会
発行年月
：
2015年12月
発売国
：
日本
追加情報
:
２５１ｐ；19

内容詳細

今日のＦ１品種につながる固定種野菜を作出し、その品質維持、流通を担った明治から昭和戦前期の「種子屋」たちの足跡を、経営帳簿・注文ハガキ・種苗カタログなど貴重な一次史料をもとに辿る。各地で伝統野菜復活の動きがあるなか注目される「固定種野菜」誕生をめぐる歴史研究の労作。在来種、固定種、Ｆ１品種など、野菜の種子に関心を持つ人、必読の一冊。

目次 : １章　かつて「種子屋」と呼ばれる人々がいた/ ２章　買われる野菜、売られる種子―野菜と種子の変転、江戸から近代へ/ ３章　種子の大量生産、大量流通を担う―江戸東京の種子問屋、榎本留吉商店/ ４章　採種管理を請け負う「種子屋」―作場管理の代行者、野口平蔵（橘屋種苗店）/ ５章　村を歩き、市で売る在郷の「種子屋」―掛売り信用販売で地域密着、小売行商・種仁商店/ ６章　今に活きる「種子屋」の功績

【著者紹介】
阿部希望 : １９８４年栃木県生まれ。筑波大学生物資源学類卒業後、同大学院生命環境科学研究科博士後期課程修了。博士（農学）。日本学術振興会特別研究員（ＰＤ）及び学習院大学史料館臨時職員を経て、現在、国立公文書館つくば分館非常勤職員。『伝統野菜をつくった人々―「種子（たね）屋」の近代史』のもとになっている論文で、２０１０年度日本農業史学会賞（奨励賞）を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • R さん

    読了日：2016/01/27

    ほぼ論文という体裁でしたが、大変面白い、よい本でした。農業を種子生産、販売というジャンルから読み解いた内容で、大変興味深くほかに見ない内容に釘付け。伝統野菜を地域の固定種という観点で見ることで、種子生産業の成り立ち、時代がくだり、問屋、卸売が発生し、特有の商習慣が形成され、置き種子販売という形態まで発展する歴史が特に興味深かった。また種子の販売が両替商のように信用商売であったというのも、日本近代の商習慣という感じでとかく面白かった。

  • takao さん

    読了日：2020/11/29

    ふむ

  • Fみほ さん

    読了日：2017/12/04

    著者の講演会に参加し、拝読しました。種子を固定させて流通するしくみとその変遷について、わからなかったので、その歴史を知ることができました。伝統野菜と種苗会社について、考えさせられます。

  • mamaboo さん

    仕事というか、今はやっていない分野の情報収集で読みました。

  • Akio Kudo さん

    読了日：2018/05/21

    ★★ 本の値段に驚く。内容は評価が難しい。一般の素人にもわかる工夫はない。

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１９８４年栃木県生まれ。筑波大学生物資源学類卒業後、同大学院生命環境科学研究科博士後期課程修了。博士（農学）。日本学術振興会特別研究員（ＰＤ）及び学習院大学史料館臨時職員を経て、現在、国立公文書館つくば分館非常勤職員。『伝統野菜をつくった人々―「種子（たね）屋」の近代史』のもとになっている論文で、２

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