歴史の読み解き方 江戸期日本の危機管理に学ぶ 朝日新書

磯田道史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022735348
ISBN 10 : 4022735341
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
追加情報
:
235p;18

内容詳細

司馬遼太郎の歴史文学の神髄に迫る「司馬文学を解剖する」、幕末各藩の藩士教育を比較検討し、危機管理の必要性を説く「幕末薩摩の『郷中教育』に学ぶ」、「歴史に学ぶ地震と津波」では大災害にいかに備えるかを論じる珠玉の歴史評論集。

【著者紹介】
磯田道史 : 1970年、岡山県生まれ。慶応大学大学院卒。静岡文化芸術大学准教授。2003年、『武士の家計簿』(新潮新書)で新潮ドキュメント賞を受賞。『近世大名家臣団の社会構造』(東京大学出版会)で博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kawa さん

    秀作、さすがの磯田先生。歴史読みマニアには堪えられない内容。江戸時代以前の「密集・重兵」戦法の弱点を見極め、「散兵」戦法を採用した大村益次郎の凄み。乃木、大山、児玉ら日本の近代化に貢献した徒士(かち)層。農民・町民のリテラシ−が高く、議論より実を重視する長州、有無を言わせぬ道徳教育の会津、「忠孝の道に大形なし」と「詮議」によって応用力を重視するリアリスト薩摩、鮮やかにお国柄を斬って見せる等々。

  • Taka さん

    歴史の解説。調査に基づく深い内容を分かりやすい言葉で伝えてくれて読みやすい。故郷の滋賀についても良く書いてもらえて嬉しい限り。他の本も読んでみよう。

  • さきん さん

    磯田氏の本を初めて読んだ。忍びや治安、社会、組織を現実身のある数字を交えて説く。大きな震災に備えるために、歴史の記録に学ぶことを強く訴えている。会津の朱子学に基づいた統治、詰め込み教育、長州の御前会議、平等主義、高い識字率から生ずる近代的なシステム、薩摩の郷中教育が担った低い識字率を補うリアリズムから生ずる識人。土佐の分析も是非してほしい。

  • onasu さん

    近世の歴史を専門とされる磯田教授。最近取り組まれている、忍者、地震と津波にも項を割かれて、広く浅くながら興味の尽きない一冊でした。  司馬先生の描く、毛利家の元旦の倒幕の秘事は、ほぼ創作。最後の藩主「そうせい公」、人物評はともかく、御前会議では藩主自らが藩論を決っした(他藩では、まずない)、等など。  最終章「司馬文学を解剖する」では、氏の著作「関ヶ原」を題材に、何処が史実に則していて、何処が創作なのか、敬意を表しつつ解説してくれる。  昨今の歴史小説は、売れ筋狙いで創作の度合いが…、には半分頷けた。

  • ニコン さん

    「古文書がどこにあるか素早く見つけ出せる。正確に解読できる。それにかけては、私は日本最高水準の「古文書スーパーコンピューター」(笑)」と自負する著者の史実コラムです。過労死もあった忍者「甲賀忍者の真実」や会津藩と薩摩藩の教育は対極であった「幕末薩摩の郷中教育に学ぶ」、南海トラフ地震の影響「歴史に学ぶ地震と津波」など読んでみると面白い、ためになるテーマが多い本です。お薦めです。

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人物・団体紹介

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磯田道史

1970年岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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