TPP交渉の論点と日本 国益をめぐる攻防

石川幸一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784830948237
ISBN 10 : 483094823X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
241p;21

内容詳細

年内妥結かそれとも標流か。正念場を迎えたTPP交渉。日米をはじめ交渉参加12カ国はセンシティブな問題をめぐり激しく対立。関税撤廃。知的財産権、国有企業規律、投資(ISDS条項)、環境など難航する交渉分野の主な争点は何か。合意への道筋をどう付けるのか。本書は、TPPの背景と交渉分野における主要な論点を取り上げ、攻めと守りのTPP交渉を検証。

目次 : 第1部 総論(メガFTAsの潮流と日本の対応/ TPPと農業立国/ TPPと東アジア経済統合/ TPPと中国の参加問題/ 転換期を迎えた韓国のFTA戦略とTPP参加)/ 第2部 各論(分野別)(物品市場アクセスとセンシティブ品目/ 国内産業の保護に配慮したFTA規定―繊維製品の原産地規則・諸制度を例として/ 知的財産権問題の争点―著作権と商標権/ 医薬品とTPP/ TPP交渉における政府調達の論点/ 投資とISDS条項―米韓FTAから得られる知見/ TPPと競争政策の焦点:国有企業規律/ TPPとサービス自由化―越境サービス、一時的入国、電気通信を巡る論点/ 金融サービス分野交渉―日本の立ち位置/ TPPと環境規律―産品非関連PPMルールの導入は可能か)/ 第3部 総括(TPP交渉と日本の通商戦略)

【著者紹介】
石川幸一 : 1949年生まれ。東京外国語大学外国語学科卒業。ジェトロ国際経済課長、国際貿易投資研究所研究主幹等を経て、亜細亜大学アジア研究所所長・教授

馬田啓一 : 1949年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、杏林大学総合政策学部/大学院国際協力研究科教授

渡邊頼純 : 1953年生まれ。上智大学大学院国際関係論専攻博士課程修了。大妻女子大学教授、GATT事務局、外務省参事官、同参与等を経て、慶應義塾大学総合政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    奥田聡教授によると、TPPの基本的考え方は、@目標として、高水準の自由化、A非関税分野や新分野を含む包括協定を策定(10頁)。江原規由研究主幹によると、農業にTPPは必要という立場の本のようだ。BRICSとRCEPそして日中韓FTAはTPPへの面対応(53頁〜)。多国間交渉の意味を再考せねば。2国間ではダメな理由がわからない。橋俊樹研究主幹によると、米国の食品製造業界は、TPPでの砂糖の話し合いを望んでいる(84頁)。日本の沖縄の砂糖産業はどうなってしまうのかと思う。

  • 無識者 さん

    TTP推進の人たちによる論文集。結局推進側も秘匿性の高いTPP交渉のなかで、希望的観測から論じることしかできてないのではないか?と思う。自由貿易に何故そこまで交渉を秘密に行う必要があるのか...とりあえず、僕としては情報開示を求むというのが第一歩。あと意図的かしらないが、反TPPの意見を微妙にずらして反論しているのが目立つ。自由貿易ならぬ特権貿易にならなければよいが...

  • coolflat さん

    TPP合意しないのはほぼ米国にあるとの結論。保護貿易主義的な米議会とTPA法がオバマ政権の足かせになっている。オバマ政権は当初、TPAの復活に動いたが、米国内の政治事情によりTPP交渉合意とTPA法の順序が逆転。そこでハードルの高いTPP交渉合意により、TPP法を成立させるつもりだった。だが現実は皮肉にもTPA法がUSTRの足かせとなって、交渉の柔軟性を低下させる結果となり交渉は難航する。11月まで大筋合意がなければ年内合意はない。そうなると交渉再開は早くても中間選挙後で、最終合意は2015年にもつれる。

  • くりりんワイン漬け さん

    8章、9章のみを読みました。 8章:知的財産権問題の争点(著作権と商標権) 9章医薬品とTPP 医薬品について極めて危惧をしております。現在の米国の市民レベルの医薬品に対する価格を考えると、日本の税金を間接的に食いつぶそうと考えるような医薬品改正とならぬようと願うだけである。

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