Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない 角川EPUB選書

泉田良輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040800233
ISBN 10 : 4040800230
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
224p;19

内容詳細

わずか数年後、トヨタの真の敵は、もはや自動車メーカーではない
自動運転車をきっかけに、Googleとトヨタが激突する衝撃の未来。電機・IT業界と自動車業界の両者を知る気鋭のアナリストが、豊富な取材とデータに基づき、2020年を挟んだ近未来の産業地図を精緻に予測!


【著者紹介】
泉田良輔 : GFリサーチ合同会社代表。1976年愛媛県松山市生まれ。2013年にGFリサーチを設立。また、個人投資家向け経済メディア「Longine」の編集委員長も務める。2002〜2012年までフィデリティ投信・調査部で証券アナリストとして、日本の電機、インターネット、機械セクターを担当。それ以前は日本生命保険・国際投資部で海外株式運用のファンドマネージャーとして米国のインターネットやメディアセクターを担当。慶應義塾大学商学部卒、同大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程を修了し、同研究科最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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タイトルから分かる通り、自動運転が実用化...

投稿日:2021/04/25 (日)

タイトルから分かる通り、自動運転が実用化に向けて走り始めたとき、自動車業界はどうなっていくかを語ることが流行っていた。いや、2021年の今でも流行っている。そこで、テクノロジー企業の代表格であり、自動運転を積極的にアピールしているグーグルの動向を分析し、自動車業界がどのようになっていくかを予測している。スマートフォンの成長の過程で単なる電話からネットワークを形成し金融決済機能までを1つの経済として成立させつつあるように、自動車は単なるハードから社会インフラへと変わらざるを得ず、どの企業も社会インフラ構築を目指すこととなる。実際、トヨタは明確に自動車会社からの脱却を明言し、モビリティカンパニーとしてスマートシティの建設を重点政策としている。また、本書で着目すべき点は経営指標の観点から、日本企業はトヨタをベンチマークとすべきではないと指摘したことだ。これは今後の競争先がgoogleに代表されるテクノロジー企業となれば利益率の桁がまったく違うし、ビジネスモデルが変わるとそれまでの美点が弱点になることも多いからだ。さらにエネルギー関係の話も本書では含まれているが、風呂敷が大きく広がり、これは正直googleというよりも米国のエネルギーの需給関係なんかも踏まえての議論のほうが深い話になりそうだ。いずれにせよ、読み応えたっぷり、かつ、大きな方向性としては全く外れていない本書は自動車関係者必読であろう。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kentaro さん

    日本人はイノベーションという言葉を簡単に使いたがるが、実はそう簡単に口にできる言葉ではない。イノベーションとは「新旧を入れ替えるためのツール」であり、多かれ少なかれ既存のシステムを潰しにかかる。ここでいう「システム」というのは、バリューチェーン─研究開発から資材の調達、マーケティング、アフターメンテナンスといった機能が相互に関係し合うつながりを指している。つまり、「イノベーションを起こせ」という掛け声は、誰かを「潰せ」という発言に近い。 イノベーションは常に残忍さを持ち合わせているのだ。

  • たー さん

    Googleが自動運転の先に目指すものについて、理論建てて納得できる解説がされている。

  • アイス1億円 さん

    自動運転は純粋に楽しみですね。自動車だけでなく、都市を変えることにもつながる。そんな時代はすぐそこまで来ています。

  • とうゆ さん

    Googleは自動車の「自律運転」に力を入れている。自律運転車社会は情報通信技術による高度なシステムを必要とするため、現在の都市と交通という概念を変革する可能性を秘めている。そういった技術で、現状最も抜き出ているのがGoogleとアップルだ。特にGoogleは、資金を豊富に持ち、自律運転を目指したM&Aを増やしつつある。それに対して、日本で対抗できるのはトヨタだけだというのが著者の結論だ。今後どうなるのか、注視していきたい。

  • 月世界旅行したい さん

    ネットでやっていることを現実に引きづり落とすと、うまくいけば高齢者に車を販売することができる。

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人物・団体紹介

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泉田良輔

慶應義塾大学商学部を卒業後、日本生命・国際投資部、フィデリティ投信・調査部や運用部でポートフォリオ・マネージャーや証券アナリストとして勤務。その後、GFリサーチを起業し、ナビゲータープラットフォームやOneMile Partnersを共同創業。現在は、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」

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