残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実 PHP新書

河合薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569837932
ISBN 10 : 456983793X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
河合薫 ,  
追加情報
:
264p;18

内容詳細

現場は一流、経営は三流―。日本人の能力が世界トップクラスに位置することは、OECD国際成人力調査から見ても明らか。ではなぜ意味不明なことが頻出する職場が生まれるのか。「この会社を変えてやる」と元気満々だった若手社員が、出世したとたん組織に「適応」してしまう。女性と男性の「性差」を正しく理解していない。短時間睡眠に慣れるのは脳が故障した証拠。50代になると能力は衰えると思い込む。このような職場の残念な現象について、健康社会学者が数多の研究に基づいて答えを出し、さらに600人強へのインタビューから改善の具体例を導き出す。

目次 : 第1章 無責任な人ほど出世する職場(偉い人は責任をとらない/ 罪悪感は微塵もない ほか)/ 第2章 現場一流、経営三流の職場(経営をしない経営者/ あの有名企業が倒産した理由 ほか)/ 第3章 「女はめんどくさい」と思われている職場(アメリカで巻き起こった、女性の働き方を巡る大論争/ 「女性がすべてをを手に入れるための六つの策」 ほか)/ 第4章 残業のリスクを知らない職場(知人の突然死/ そもそも過労死とは? ほか)/ 第5章 残念な職場を変えるには(どうすれば残念な職場から脱却できるのか/ 終身雇用は会社の生産性を下げない ほか)

【著者紹介】
河合薫 : 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輪に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。その後、東京大学大学院医学系研究科に進学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mazda さん

    女性目線の本だと思いますが、なぜ「だから女は…」となるかという意見に頷きました。曰く、職場での女性の割合によるそうで、1割程度のときは上記のように言われるのですが、4割を超えると「だから〇〇さんは…」となるそうです。これは理解できます。「誰でもできる仕事だから保育士の給料は安い」と言った輩がいるそうです。何を隠そう、ホリエモンです。だからこいつは2流なんだな、と確信しました。言葉もまとも話せない子供たちの表情やしぐさから、健康状態を知ることができるって、特殊能力以外の何物でもないと思いますが…。

  • いっちゃんず さん

    職場の先輩からの借り物。うーん…現在勤務している職場がそうだとは言わないけれど、長年いろいろな職場に勤務してきたので「残念」な事例に思い当たることは多い。でも、今さらそれらを科学的・客観的に分析されても「あ、そうだったのか!」とはならなかったなぁ。全5章のうち4章が分析で、最後の1章は解決策。「生きる力」って言われてもなぁ…。

  • C-biscuit さん

    図書館で借りる。タイトルの通りであるが、ブラックな事例が多くのインタビューを通じ、紹介されている。当社でもあるあるであるw。偉い人は責任を取らない事例は、本当に日常w。無能になるまで出世するというのが、バカの壁的な内容とは異質の比喩で、一部の有能な人で会社が成り立っているのもよくわかる。有名企業の倒産もわかりやすかった。女性の働き方で、男女比率が6:4以上にならないと本当の活躍は厳しいのも納得。日本人の働きすぎと睡眠不足を再確認。そして、食事の長さが長いのは驚きであるが、飲み会のダラダラ感らしい。納得!

  • まゆまゆ さん

    責任を取らない上司や経営者、女性と男性のいざこざ、長時間労働に対する無理解など、日本の職場にまつわる問題点に対して、科学的なデータを紹介しながら対処法を紹介していく内容。かつての日本企業の特徴だった終身雇用、年功序列、社内組合の3つを復活させれば職場問題も解決する……のだろうか。仕事、家庭、健康という人間の3つの幸せを邪魔しない職場を目指す、というのは共感できるけど。

  • チャー さん

    会社という組織で働く際に、ふと気になる職場のマイナス面について、一つの視点として興味を持ち本書を手に取る。本書では残念な職場として、無責任の出世、経営層の機能、女性と男性の処遇、残業の四つの視点からの著者の考えが記されている。入社した直後の思想が組織に馴染む間に変化し、最初は受け入れられなかった考え方に知らず知らずに染まっていくという主張はなるほどと思う。残業過多が問題化し働き方改革が叫ばれる今日この頃、無意味な長時間労働に警鐘を鳴らす。生産性の向上とは一人一人の最善をなるべく長く引き出すことかと感じた。

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