基本情報

内容詳細
意地悪は単なる悪口や暴力とも違って、洗練を必要とする「知的かつ優雅な行為」である。だからこそ、意地悪には人間関係を円滑にし、暴力的なエネルギーを昇華させる効果がある―。他者への罵詈雑言やヘイトスピーチといった、むきだしの悪意が蔓延する現代社会。橋本治は、その処方箋を「みなが意地悪になること」だとして、古今東西の例を挙げてその技術を具体的に解説する。読めば意地悪な人になりたくなる社会・文芸評論!
目次 : 第1講 意地悪とはなにか/ 第2講 メリル・ストリープに学ぶ意知悪の意味/ 第3講 樋口一葉は頭がいい/ 第4講 紳士は意地悪がお好き/ 第5講 紫式部に陰険さを学ぶ/ 第6講 男と女はどっちが意地悪か/ 第7講 悪を考える/ 第8講 それで、この話はどうまとめればいいのだろう
【著者紹介】
橋本治 : 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、小説、評論、戯曲、エッセイと幅広く文筆活動を行う。『古事記』『源氏物語』『枕草子』『平家物語』といった古典の現代語訳も多い。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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優希 さん
読了日:2024/11/25
阿部義彦 さん
読了日:2017/09/24
くさてる さん
読了日:2019/02/16
Sakie さん
読了日:2025/01/30
ophiuchi さん
読了日:2018/01/10
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人物・団体紹介
橋本治
1948年東京生まれ。東京大学文学部卒。77年「桃尻娘」で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。以後、小説・評論・古典の現代語訳・イラストなど幅広い分野で活躍。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、18年『草薙の剣』で野間文芸賞を
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