2049年「お金」消滅 貨幣なき世界の歩き方 中公新書ラクレ

斉藤賢爾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121506726
ISBN 10 : 4121506723
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
190p;18

内容詳細

電子マネーにキャッシュレス、暗号資産、ブロックチェーン。今フィンテックという言葉のもとにお金のあり方が変わり始めた。インターネットと社会の関係を研究する著者はこの先「貨幣経済が衰退する可能性は高く、その未来にまったく異なる世界が立ち上がる」と主張する。お金が消滅すると同時に消える職業とは?変わらず価値を持つものとは?その先で私たちは何を歓びとして生きる?この本を手に混沌たる世界を進め!

目次 : 第1章 2019年、「お金」が消え始めた(いよいよ日本で始まった「キャッシュレス化」/ キャッシュレス化の実態 ほか)/ 第2章 2049年、「お金」消滅(西暦2049年―15歳(2034年生まれ)の女性の話/ 「お金」消滅のロードマップ ほか)/ 第3章 「お金」のない世界をどう生きるか(西暦2049年―45歳(2004年生まれ)の男性の話/ 「お金」は人生の目的ではない ほか)/ 第4章 「ニューエコノミー」に備えよ(西暦2049年―35歳(2014年生まれ)の女性の話/ 姿を現す「ニューエコノミー」 ほか)

【著者紹介】
斉藤賢爾 : 1964年、京都市生まれ。早稲田大学大学院経営管理研究科教授。そのほか一般社団法人ビヨンドブロックチェーン代表理事、一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事など。大学卒業後、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(現日立ソリューションズ)入社。93年、米コーネル大学大学院にて工学修士号(コンピュータサイエンス)取得。外資系ソフトウェア企業などに勤務した後、2000年より慶應義塾大学環境情報学部村井純研究室に在籍。06年、同大学院にてデジタル通貨の研究で博士号(政策・メディア)取得。長期にわたりデジタル通貨の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mazda さん

    エネルギーと食料が労せずに手に入れられるようになったら、お金を稼ぐインセンティブが働かなくなるかも知れません。そうなったら、そもそもお金という概念がなくなってしまう、そういう将来を私たちはどう想像できるのでしょうか?お金は物々交換を楽にするためのツールですが、みんながすべてのことを自分でできるのなら交換という概念も不要です。しかし、現実には専門性をもって生きているがゆえに、お金を通じた交換が必要になります。もしもお金のない世界が生まれるとするなら、大昔のように力がものをいう世界になるのでしょうか?

  • えすてい さん

    貨幣経済から評価経済に移行するとなると、食料生産はどうなるのか。70億人をすでに超えている世界人口、この食料を満たすには、トラクターも肥料も農薬も必需品である。畜産も漁業も大規模な設備投資をしなければ何も確保できない。兼業農家も借金まみれ。この本では食料生産に関して一言も言及がない。オーガニック家庭菜園の延長線上でのシェアでは生きていくのに必要な食料を生産・確保できないのは必定、食料を輸入に依存してる日本では国民大多数が餓死する。そもそも貨幣を使わない評価経済の下では日本も世界も人口は多すぎるのだろうか。

  • 佐藤一臣 さん

    デジタル技術を駆使した狩猟採集社会を目指すのには同意だ。だが、意図的にそれを選ばない限り実現しないというのも同意だ。社会的連帯経済が近い思想だろう。エネルギーと食糧が無料になるかがカギだそうだ。地下資源の削り取り、特に石油の採掘コストが限界にくるらしい。テトラッド分析は面白い。この分析によって、新しい狩猟採集社会を予言している。結果として、賃金労働は自己実現労働へと変化する。著者はベーシックインカムを否定しているが、自由貨幣としてのデジタル通貨が生まれつつあるので、過渡期におけるBIが来ると私は思うけどね

  • こじ さん

    5/5 あなたはお金のない世界を想像したことがありますか? もしも、食べ物や教育費などが無料になったならお金は不要になると考えられます。 今後ロボットが野菜を作る時代が来たとしたら、野菜を作る労力がかからないので食事が無料となります。さらに、そのロボットが壊れた時の修理もロボットが行うため、無料です。このように全ての労働をロボットが取って代わった時、全ての労働がなくなるため、お金が無料ということが可能となります。 しかし、どんな時でも法律などを作るのは人間です。そのことだけは忘れないでください。

  • sho watabe さん

    極論すると食糧とエネルギーが無料になれば、お金はいらなくなる。 資本主義経済はそろそろ限界に来ている。 そう考えるとお金のない世界、お金を必要としない世界を考えていく必要はあるかもしれない。 ただそうなった時に人間はどうなるのだろうか? 全員が自己実現に向える環境にはなる。 ただ人間は楽な方に流れる生き物。 ごく一部の人以外は堕落してしまう気がする。 それでも人間が長期的に生き延びられるならば、それも正解かもしれない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品