諏訪の神 封印された縄文の血祭り

戸矢学

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309226156
ISBN 10 : 4309226159
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
210p;20

内容詳細

謎の神の正体とは。縄文時代の信仰と密接な諏訪信仰。諏訪神社は全国になんと約五千社。その諏訪の神の謎に、「諏訪」「御柱」「モレヤ神」「ミシャグジ」「縄文」の5つのキーワードから挑む。

目次 : 第1章 「諏訪」とは何か(「四社で一社」の不思議な形態/ 八坂刀売神と俗信 ほか)/ 第2章 「御柱」とは何か(御柱の意味/ 本殿のない神社 ほか)/ 第3章 「モレヤ神」とは何か(氏神としての「洩矢神」/ 諏訪社と守屋山 ほか)/ 第4章 「ミシャグジ」とは何か(根元の“古き神”/ 石神信仰 ほか)/ 第5章 「縄文」とは何か(農耕民族と狩猟民族という対立概念/ 森に住む神 ほか)

【著者紹介】
戸矢学 : 1953年、埼玉県生まれ。國學院大学文学部神道学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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最高面白い!!止まらない!!もうこの作者...

投稿日:2024/03/10 (日)

最高面白い!!止まらない!!もうこの作者様の本ばっか集めてます!!!夜中読み出すと危ない、「もうこの辺で読むのやめて寝ないとな〜明日仕事だ…」と思っても面白すぎて止まらない!!!もうめっちゃおすすめです。戸矢学様の本を読んだのはこれが初めて。でもほかの本も面白そうなのばっかでまだ読んでないけどきっと面白い…この作者お気に入り。この本ももう宝物です!!!

ojisan さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami さん

    縄文中期に代表される諏訪の遺跡群は、当時の銀座と言われるくらいに遺跡数も存続の年代も圧倒的であった。その縄文遺跡と重なるように、諏訪信仰に関わる遺跡や施設が色濃く存在し、現在もなお御柱祭を始めとする数多くの祭祀が続けられている。そんな縄文以来の諏訪と、全国数千社に及ぶ諏訪神社の頂点に位置する諏訪の神に関わる様々なナゾを、「諏訪」「御柱」「モレヤ神」「ミシャグジ」「縄文」をキーワードに解き明かす。「諏訪学」と呼ばれる学問領域が喧伝される現在、古典的な一書として読むに値するのではないか。兎に角圧倒的に面白い。

  • oldman獺祭魚翁 さん

    諏訪大社に潜む、天津神と国津神の争いを新たな視点で考察した一冊。非常に面白い見方だが、かなり繰り返しが多い。この手の本にママあることだが、自説にこだわるあまり、いささか我田引水となっている点が若干ある。今回の読書で物部氏に対して大いに興味が沸いた。この国の古代史は、宮内庁を筆頭に宗教組織等によって、研究を阻害されている。今回 「大山(だいせん)古墳(仁徳天皇陵)を含む百舌鳥(もず)・古市古墳群」が7月にも世界文化遺産に登録予定となったようだが、今後陵墓の発掘などが出来るようになればと期待する。

  • テツ さん

    長野が故郷なので諏訪は馴染み深い。諏訪大社といえば一年神主の伝承や蛙狩神事が有名だけれどそれらが示すように古の人々が信仰していた神様は血生臭かった。現代の価値観、現代の道徳心で推し量れば残酷な神事でも太古の時代には超越者に気軽に(表現がアレか)アクセス出来る素晴らしいやり方だったんだろう。失われ消えつつある神様の姿やそれを崇めた人々。崇め縋り力を借りるための手段。何の役にもたたない知識だとは百も承知だけれどそれらを知ることは楽しいし、そうしていると消え去った神様のおぼろげな姿が見えるような気がする。

  • りー さん

    一昨年再読した中沢新一さんの「精霊の王」や、昨年読んだ白川静さんの殷王朝の祭祀について書かれた部分などを思い出しながら読みました。諏訪の神は非常に重層的で、縄文から続く地震鎮めの信仰に、物部守屋の祟り封じ、平安時代以降の神道、明治以降の国家神道などが地層のように重なり、最も古い部分は消えかかっているといいます。生け贄を神に捧げてきた古神道の痕跡が見える御頭祭、せめて藤森さんの処女作=神長官守矢史料館へ行って、自分の視覚で味わいたいものです。

  • もぐ さん

    図書館本。この本読みたさに、諏訪大社 四社に初めて詣でてきた(比較的ご近所なのに勿体なかったです)。詣でてから読んで大正解。現地で感じた空気や違和感の由来を紐解く良著だった。諏訪地方の頑なまでの御柱信仰。小さな祠までも4本の御柱がある。他に類を見ないこの信仰は何なのか。諏訪大社の上に長い年月降り積もった信仰や政を剥がしていくと、その中心には文字が伝わる前のこの国の、倭の姿が見えてくる。文字を持たない倭人が遥か先の子孫に伝えたかった自然(災害)への畏怖。その言霊は確かに2千年後の私達の心に届いていると思う。

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人物・団体紹介

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戸矢学

1953年、埼玉県生まれ。神道・陰陽道・古代史研究家、作家。國學院大学文学部神道学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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