企業不正の研究 リスクマネジメントがなぜ機能しないのか?

安岡孝司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784822255664
ISBN 10 : 4822255662
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;22

内容詳細

エース社員、現場責任者、管理部門、経営幹部、そして社長―誰が、どうして、堕ちていくのか?神戸製鋼所、東芝、三菱自動車、東洋ゴム、オリンパス、椿本興業、富久娘、JXTG―「日本品質の危機」は、なぜ広がったのか?あぶない会社は組織図でわかる!コンプライアンスを連呼する会社ほど不正が拡大する?経理係はどこに置くのがいいのか?あなたの会社の「3つのディフェンスライン」は穴だらけ!?経営者や幹部の不正に気づいたら、どう行動すべきか?重大なリスクを見落としていないか?仲間を信じることは正しいか?―不正の発生・拡大を防ぐために何をすべきか?

目次 : 第1部 企業不正事件の報告書から学ぶ(東洋ゴム工業の免震ゴムのデータ改ざん―開発力不足の問題/ 富久娘酒造の表示偽装―技術力不足の問題/ 神戸製鋼所の品質偽装―データの改ざん/ JXTGエネルギー水島製油所の虚偽検査記録―工場検査での問題 ほか)/ 第2部 クイズ形式で学ぶリスクマネジメントの基本(リスクマネジメントと経営判断/ リスクマネジメントの体制/ リスクマネジメントの限界/ リスクマネジメントの目的 ほか)

【著者紹介】
安岡孝司 : 芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科教授。1985年みずほ情報総研(旧富士総合研究所)入社。金融技術開発部部長などを経て、2009年から現職。社会人学生向けに企業リスク管理、企業財務、財務分析、金融工学などの講義・演習を担当。大阪大学理学部数学科卒、神戸大学大学院理学研究科修了、九州大学大学院理学研究科中退。博士(数理学)(九州大学)。欧米の学術論文誌2誌の編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    エライひとのマネジメントは難しい。「なんちゃって監査役」や「お友だち社外取締役」は全く抑制が効かないことがよく分かった。組織の設計ではなく資本の論理で株主がエライひとの業績をチェックするしかないと思うんだが。株式会社は資本主義の申し子なので「村上ファンド」のように資本を出した人が代理人(経営陣)にうっとうしがられるほど監視するしかないと思う。その点、日銀やGPIFが株式やETFを購入する行為は不正の温床になるのではないか。彼らは私企業の経営に口を挟むような立場ではない。所詮は他人の金、税金が元手なので。

  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    企業不正の研究 リスクマネジメントがなぜ機能しないのか?。安岡孝司先生の著書。不正は不正をしようという人がいる世の中に限り完全に防ぐことは不可能なのではと思いました。不正を防ぐことよりも、不正をするような人間を作らないための道徳教育を充実させることのほうが、結局は近道なのかも。

  • K.C. さん

    東洋経済オンラインに筆者のインタビューが載っていたので、電子書籍で即買い(アカウントを乗っ取られて以来のamazonで)。リスクマネジメントの初歩として平易で分かりやすい。最近の企業事例も多く載っており、イメージしやすい意味で、他書に先んずる点あり。

  • あひる さん

    企業不正の防止策を学校内のいじめ防止にも転用できるかと思い読みました。わからない用語が多々あったので、それらを勉強してから読み直すとより内容が入ってくると思いました。

  • 牧神の午後 さん

    最近の企業不正の事例を基に、何故起こったのか?内部投資として何が不足していたのか?が非常に判りやすく解説されている。特に立派な仕組みを持っていても、魂の入っていない形骸化した仕組み、なんてのはどこにでも起こりそうでちょっとしたホラーでもある。でも「経営者の不正はリスクマネジメントの限界を超えている」という言葉が重い。

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