基本情報

内容詳細
グローバル化は終わった。
その傷痕から悲劇が始まる。
国境を越えた人・モノ・カネの動きが鈍ってきた。英国EU離脱やトランプ現象など、反グローバリズムを旗印にしたポピュリズムの嵐も吹き荒れている。グローバル化がいよいよ終わるのだ。
しかし、残されたのはグローバル化によって引き裂かれた国民だ。そこから始まる悲劇とは? グローバル化によって困窮した人々を見捨てたエリートの欺瞞が、国民経済を破壊し、資本主義まで危機に陥れたのだ。いまだグローバル化への幻想から目を覚ますことすらできない日本の運命はどうなるのか。この文明の危機を救う道を提示する!
<主な内容>
●グローバル化がテロ・戦争を引き起こすメカニズム
●ポピュリズムが愚民の政治ではない理由
●人・モノ・カネのグローバルな動きが大停滞!
●なぜ日本人はグローバル化の「終焉」から目をそらすのか?
●世界経済の長期停滞と金融バブルが同時に起きているのはなぜか?
●資本主義が機能するための知られざる条件
●グローバル化が破壊した「国民経済」を建て直す方法
●目次
はじめに 思想の座標軸を設定し直そう 中野剛志
第一章 「怒りの政治」が世界を覆う
第二章 EU離脱は国民主権の回復
第三章 真の冷戦終結で日本はどうなるか
第四章 悲劇の時代に何をなすべきか
おわりに グローバリゼーションが国家をつくる 柴山桂太
●著者プロフィール
中野 剛志(なかのたけし):評論家。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。エディンバラ大学大学院にて政治思想を専攻し、博士号を取得。主な著書に『TPP亡国論』『世界を戦争に導くグローバリズム』(集英社新書)など。
柴山 桂太(しばやまけいた):京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。専門は経済思想。主な著書にグローバル化の終焉を予見した『静かなる大恐慌』(集英社新書)、エマニュエル・トッドとの共著『グローバリズムが世界を滅ぼす』(文春新書)など多数。
【著者紹介】
中野剛志 : 評論家。元・京都大学大学院工学研究科准教授。エディンバラ大学大学院にて政治思想を専攻し、博士号取得
柴山桂太 : 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。専門は経済思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ハイランド さん
読了日:2019/12/30
さきん さん
読了日:2017/08/10
アベシ さん
読了日:2020/11/03
白玉あずき さん
読了日:2017/08/05
hk さん
読了日:2017/06/23
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人物・団体紹介
中野剛志
評論家。1971年生まれ。東京大学教養学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2003年にNations and Nationalism Prize受賞。2005年エディンバラ大学大学院より博士号取得(政治理論)。主な著書に『日本思想史新論』(ちくま新書、山本七平賞奨励賞)など(本データはこ
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