CD 輸入盤

『トラヴィアータ』全曲 コトルバス、ゲッダ、マックニール、クリップス&ウィーン国立歌劇場(1971 ステレオ)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ORFEOR816112
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

名匠クリップス指揮する『トラヴィアータ』、
正規盤初登場!
コトルバス、ゲッダ、マックニール
しかもステレオ!

1971年のクリスマスにウィーン国立歌劇場で上演された『トラヴィアータ』のライヴ録音です。指揮はなんとウィーンの名匠ヨーゼフ・クリップス。
 さすがウィーンのオーケストラの魅力を見事に引き出しており、これほど柔らかな美しさに溢れたヴェルディは珍しいでしょう、何気ないところでの弦や管のとろけるようにまろやかな魅力はたまりません。オペラ指揮者クリップスの本領を発揮した演奏です。
 ヴィオレッタは、この役が当たり役だったイレアナ・コトルバス。当時まだ32 歳、ウィーン国立歌劇場に所属して国際的名声を高めている最中でした。
 後年と比べてもなお瑞々しい声で切々とヴィオレッタを歌っています。アルフレードのニコライ・ゲッダは、この頃が一番脂の乗り切った時期。第2幕のアリアでは、当時としては珍しくカバレッタ「おお、恥ずかしいことだ」を歌い、ハイCを伸ばして大喝采を貰っています。
 ジェルモンは、メトロポリタン歌劇場で活躍した米国のバリトン、コーネル・マックニール。スタジオ録音だと分かりづらいマックニールのとてつもなく巨大な声がはっきり収録されています。
 スペシャルサプライズに、フローラがエディタ・グルベローヴァ! 二日前に25歳を迎えたばかりのグルベローヴァの声が、ほんの少しだけですが楽しめます。さらにアーノンクールのバッハ録音でおなじみのウィーンの万能テノール、クルト・エクヴィルツ、長年活躍した知る人ぞ知る名脇役、エルンスト・グートシュタインと、クリスマス公演ならではの豪華さ。
 ありがたいことに良好なステレオ録音です。今ほぼ失われてしまったウィーン風の優美豪華なヴェルディをたっぷりお楽しみください。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ヴェルディ:『トラヴィアータ』全曲

 イレアナ・コトルバス(S ヴィオレッタ)
 ニコライ・ゲッダ(T アルフレード・ジェルモン)
 コーネル・マックニール(Br ジョルジョ・ジェルモン)
 エミー・ローゼ(Ms アンニーナ)
 クルト・エクヴィルツ(T ガストーネ)
 エディタ・グルベローヴァ(S フローラ)
 エルンスト・グートシュタイン(Br ドゥフォル男爵)
 ハラルト・プレーグルホフ(Bs オビニ侯爵)
 ヘルベルト・ラックナー(Bs 医師グランヴィル)
 マリオ・グッジャ(T ジュゼッペ)
 ルドルフ・レッシュ(Bs フローラの召使)
 リュボミール・パンチェフ(Br 使者)
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 ヨーゼフ・クリップス(指揮)

 録音時期:1971年12月25日
 録音場所:ウィーン、ウィーン国立歌劇場
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

ユーザーレビュー

総合評価

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数年前、抜粋盤が(海賊版)マイナーレーベ...

投稿日:2012/04/20 (金)

数年前、抜粋盤が(海賊版)マイナーレーベルから出ていた。FM放送からのステレオ録音のようだったが、この放送局所有の音源はノイズも少なく聴きやすく、往年のウィーンの名門オケの香り立つサウンドが素晴しい。はかないヒロインはコトルバスの十八番で、声の若々しさが魅力的だが、残念ながらライヴらしく細かいミスもある。当時、若く無名だったグルベローヴァが端役で出て、少ない出番でもコトルバスと互角の歌声を聞かせ、その後の飛躍の片鱗を見せているのも面白い。ゲッダは、EMIなどに数々の録音を残しているが、ここではライヴのハンディを感じさせない歌の技、声の張りと豊麗さが印象に残る。クリップスは、イタオペにありがちな能天気なものではなく、彼のモーツアルト同様の節度と構成感、軽やかさがある指揮ぶりで、ウィーン国立歌劇場(ウィーンフィル)のサウンドと相まって、聴く者を幸福な気分にいざなう。

eroicka さん | 不明 | 不明

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録音もすばらしいし、なんといってもコトル...

投稿日:2012/01/23 (月)

録音もすばらしいし、なんといってもコトルバスとゲッダの声の輝きと陰りが交差して綾なす、まさに椿姫の歌芝居。ドミンゴばかりで食傷気味の方にはうってつけの、ゲッダの元気ある高音が光ります。一声で彼女とわかる、コトルバスの暗めの声のアイデンティティーがヴィオレッタに重なります。マックニールは、繊細さを欠きますが、ある意味ジェルモンの持つ、無骨な、素朴さゆえの罪作りを歌い出しているともいえます。

angel さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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