ヴァッキ、ファビオ(1949-)

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CD 輸入盤

ギター作品全集 アルベルト・メジールカ、マンフレーディ四重奏団、他

ヴァッキ、ファビオ(1949-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL96976
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ダウランドからアヴァンギャルドまで

ヴァッキ: ギター作品全集
アルベルト・メジールカ (ギター)、マンフレーディ四重奏団、他

現代イタリアの作曲家ファビオ・ヴァッキによる、ギターを含む作品のコレクション。メインはギター協奏曲の室内楽版で、ほかに短い独奏曲が2曲に、アヴァンギャルドなフルートとのデュオ作品、そしてダウランド歌曲のアンサンブルでの伴奏という収録内容。演奏はおなじみのギター奏者メジールカを中心に、気鋭の若手「マンフレーディ四重奏団」に、現代音楽分野で主に活動しているフルート奏者のルッジェーリ、おなじく現代音楽界のソプラノ歌手、リヴィア・ラードらによるものです。

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 作品について

ギターと弦楽四重奏のためのノットゥルノ・コンチェルタンテ五重奏曲
スウェーデンのギタリスト、マグヌス・アンデションに委嘱され、1997年に初演されたギター協奏曲を、2012年にギターと弦楽四重奏のためにアレンジした室内楽ヴァージョン。オリジナルの色彩的なオケ・パートが、モダンな書法も駆使した弦楽四重奏の多彩なサウンドに変貌していてなかなか聴きごたえがあります。ヴァッキはすでに弦楽四重奏曲を5曲作曲しているということで、その経験も生かされているのでしょう。

ギター独奏のための「プリン」
ハーモニクスの組み合わせと、独特の美しい音色が、ギターからピュアでユニークな音を引き出しています。

ギター独奏のための「アポクリフォ」
オリジナルは、バス・フルート、バス・クラリネット、コントラファゴット、ギター、コントラバスのために書かれたアンサンブル曲。このギター・ソロ・ヴァージョンでは、管楽器などの多彩な音色が無くなった分、音楽の骨格が際立ち、モノローグのような味を醸し出しています。

フルートとアンプリファイド・ギターのための組曲
1971年の作品。時代を感じさせるアヴァンギャルド風なスタイルで、若きヴァッキも意気軒昂といったところでしょうか。フルートとギターに加え、ペンや紙の音、叫び声なども入ったりする面白い作品。

コントラルトとアンサンブルのための「フロー・マイ・ダウランド」
ダウランド[1563-1626]の有名な歌の編曲ヴァージョン。声はそのままですが、伴奏は、ギター、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィブラフォン、ハープ、フルート、バス・クラリネット、ファゴットに置き換えられています。

 作曲家について

ファビオ・ヴァッキ
1949年、ボローニャで誕生。地元のG.B.マルティーニ音楽院でジャコモ・マンゾーニと ティト・ゴッティに師事。1974年、タングルウッドのバークシャー音楽センターでクーセヴィツキー作曲賞を受賞。1976年、オランダのガウデアームス作曲コンクールで優勝。同年、ヴェネツィア・ビエンナーレのために4楽章からなるシンフォニアを作曲し、シノーポリの指揮でフェニーチェ劇場で初演。以後、ヴェネツィア・ビエンナーレのほか、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ・コミーク座、リヨン・オペラ座、フィレンツェ5月祭、ボローニャ・テアト・コムナーレ、ザルツブルク・モーツァルテウムなどで作品を演奏。その他、アバドや東京クヮルテットの委嘱作などもあります。


 演奏者について

アルベルト・メジールカ(ギター)
1984年、イタリアのガッリエーラ・ヴェーネタで誕生。カステルフランコ・ヴェーネト音楽院でジャンフランコ・ヴォルパートに師事して修士号を取得し、ドイツのカッセル音楽院でヴォルフガング・レンドルに師事。
  ソロと室内楽の両方で活動し、これまでにイタリア、オランダ、オーストリア、フランス、ドイツ、スペイン、フィンランド、ノルウェー、アメリカなどで演奏。2009年からはカステルフランコ・ヴェーネト音楽院ギター科で教えてもいます。
  また、ホプキンソン・スミスとフランコ・パヴァンの協力のもと、1565年のカステルフランコ・ヴェーネトのリュート手稿譜に掲載されたフランチェスコ・ダ・ミラノの未発表曲を出版しており、この再発見により、デュージャン・ボグダノヴィチが、メジールカのためにフランチェスコ・ダ・ミラノをテーマにした「Tre Ricercari sulla Compagna」を作曲してもいます。
  CDは、Brilliant Classics、Paladino、Da Vinci Classics、Limen、Basta、Orlando、Kairosなどから発売。


マンフレーディ四重奏団
2013年に結成。グループ名の由来は、ボッケリーニらによる史上初の常設弦楽四重奏団「トスカーノ四重奏団」のヴァイオリニストであるマンフレーディの名を冠したものです。マンフレーディ四重奏団は、パリ地方音楽院でミゲル・ダ・シルバに師事した後、フィエーゾレ音楽院で研鑽を積み、最優秀四重奏団にのみ与えられる奨学金を獲得。
  マンフレーディ四重奏団はブレーシャのガスパーロ・ダ・サーロ・コンクールと、チッタ・ディ・トレヴィーゾ国際コンクールで優勝。
  CDは、Brilliant Classicsなどから発売。



ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
ダニエレ・ルッジェーリは、ヴェネツィアでグイド・ノヴェッロに師事し、最優秀の成績で卒業した後、ジュネーヴでマクサンス・ラリューのクラスでヴィルトゥオーゾ賞を獲得。
  以後、トリノ、ナポリ、ストラスブール、パリ、ミラノ、ジュネーヴ、リスボン、ヴェネツィア、 ハダースフィールド、ローマ、ワルシャワ、ベルリン、アムステルダム、マドリード、ブリュッセル、ヴィタサーリ、ザルツブルク。ミュンヘン、ハンブルク、パレルモ、ナポリ、ニューヨーク、シカゴ、名古屋など世界各地で独奏やアンサンブルなどで演奏。
  放送局への出演も多く、BBC、RAI、ラジオ・フランス、西ドイツ放送(WDR)、ベルギー放送(RBFT)、スイス・ドイツ語放送(DRS)、スウェーデン放送などでも活動。
  また、教育者としては、パドヴァ音楽院でフルートを教えているほか、ボストン大学、ローワン大学、ハヴァフォード大学(アメリカ)、マインツ音楽大学(ドイツ)、ムルシア高等音楽院(スペイン)などの著名な教育機関で講義、コンサート、マスタークラスを開催。
  CDは、Brilliant Classics、ASV、Black Box、DENON、Dynamic、Naxos、Resonance、Stradivarius、Tactus、Ricordiなどから発売。



リヴィア・ラード(声)
現代音楽の分野で主に活動しているソプラノ歌手。これまでに、イタリアのほか、フランス、アメリカ、ドイツ、オーストリアなどで演奏。レパートリーは、L.ノーノ、M.フェルドマン、S.シャリーノ、B.ファーニホウ、I.フェデーレ、B.フラー、A.グァルニエリ、T.ラルヒャー、G.グリゼー、G.シノーポリ、H.バートウィッスル、C.トーニ、N.カスティリオーニ、L.ダラピッコラ、P.ヒンデミット、A.シェーンベルクなど。
  CDは、Brilliant Classics、Stradivarius、Kairos、DECCAなどから発売。



 収録作品と演奏者

ファビオ・ヴァッキ (Fabio Vacchi)[1949- ]
ギターのための音楽全集 (Complete Music for Guitar)

◆ギターと弦楽四重奏のためのノットゥルノ・コンチェルタンテ五重奏曲 (Quintetto Notturno Concertante for Guitar and String Quartet)[2012]  31:51
1. 第I楽章  15:08
2. 第II楽章  16:43

  ギター: アルベルト・メジールカ (Alberto Mesirca, guitar)

  クァルテット・マンフレーディ (Quartetto Manfredi)
   ヴァイオリン: ジョヴァンニ・クラウディオ・ディ・ジョルジョ (Giovanni Claudio Di Giorgio, violin)
   ヴァイオリン: ソフィア・ボルザン (Sofia Bolzan, violin)
   ヴィオラ: マッテオ・テレンツィオ・カネッラ (Matteo Terenzio Canella, viola)
   チェロ: ジャコモ・グレスパン (Giacomo Grespan, cello)

3. ◆ギター独奏のための「プリン」 (Plynn for solo Guitar) [1986]  2:50
4. ◆ギター独奏のための「アポクリフォ」 (Apocrifo for solo Guitar) [2000]  2:50

  ギター: アルベルト・メジールカ (Alberto Mesirca, guitar)

◆フルートとアンプリファイド・ギターのための組曲 (Suite for Flute and amplified Guitar) [1971]  7:04
5. 第I曲  1:28
6. 第II曲  0:42
7. 第V曲  1:17
8. 第IV曲  1:17
9. 第V曲  2:20

  フルート: ダニエレ・ルッジェーリ (Daniele Ruggieri, flute)
  ギター: アルベルト・メジールカ (Alberto Mesirca, guitar)

◆コントラルトとアンサンブルのための「フロー・マイ・ダウランド」 (Flow my Dowland for contralto and ensemble) [1994]  19:13
10. 「静かな夜から」 (From silent night)  5:39
11. 「眠れ、道ならぬ想い」 (Sleep, wayward thoughts)  2:02
12. 「すべての思考は目であったのか」 (Were every thought an eye)  1:50
13. 「彼女は私の過ちを許すことができるだろうか?」 (Can she excuse my wrongs?)  3:02
14. 「フロー・マイ・ティアーズ」 (Flow my tears)  6:40

  声: リヴィア・ラード (Livia Rado, voice)
  トレブル・フルート: ダニエレ・ルッジェーリ (Daniele Ruggieri, flute in G)
  バス・クラリネット: アニカ・バーケ (Annika Baake, bass clarinet)
  ファゴット: ヤコポ・フランチェスカート (Jacopo Francescato, bassoon)
  ヴィブラフォン: フランチェスカ・ミウッツィ (Francesca Miuzzi, vibraphone)
  ギター: アルベルト・メジールカ (Alberto Mesirca, guitar)
  ハープ: クリスティーナ・チェンタ (Cristina Centa, harp)
  ヴァイオリン: ジョヴァンニ・クラウディオ・ディ・ジョルジョ (Giovanni Claudio Di Giorgio, violin)
  ヴィオラ: マッテオ・テレンツィオ・カネッラ (Matteo Terenzio Canella, viola)
  チェロ: ジャコモ・グレスパン (Giacomo Grespan, cello)
  指揮: フランチェスコ・ディ・ジョルジョ (Francesco Di Giorgio, conductor)

  録音: 2021〜2022年、イタリア

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