【発売】児玉麻里/ブルックナー:ピアノ作品集
2024年10月02日 (水) 08:15 - HMV&BOOKS online - クラシック
ブルックナー・イヤーにお送りする予想もしない変化球!
児玉麻里による世界初録音を含むピアノ作品集
SACDハイブリッド盤。今年(2024年)はブルックナー生誕200年のため各社多数のディスクをリリースしていますが、なんとピアノの児玉麻里も驚愕の最新録音で参戦。ブルックナーのピアノ曲に初挑戦しました。ワルツ、マズルカ、練習曲など目を疑うようなタイトルが並びます。
ブルックナーのピアノ曲集は数種ディスクが存在しますが、児玉麻里の演奏で味わえるのは破格の豪華さ。さらに嬉しいのは「キッツラーの練習帳」に収められた未出版のピアノ曲のうち完結し演奏可能なものを10篇も披露してくれています。そのなかにはハイドン風の変奏曲のほか、シューベルトを思わせるメロディアスで愛らしいワルツやポルカ、さらに技巧的な練習曲など、ブルックナーのイメージと違う世界に驚きの連続です。同時にワーグナーの洗礼を受けた後の『幻想曲ト長調』や『思い出』、さらに第1楽章のみ残された力作ソナタなどは交響曲と通ずる世界が広がるなど興味は尽きません。
ピアニストにとってブルックナーは縁遠い作曲家で、児玉麻里も初めてピアノ曲を手掛けましたが、最初は驚き、すぐ夢中になったとのこと。そしてこれらの宝石が過小評価されていることを残念に思い、もっと聴いてもらうべく世界初録音も含めてCD制作を決意しました。言うまでもなく彼女の夫君ケント・ナガノはブルックナーの交響曲の権威で、そのアドバイスが反映されている点も注目。曲には後に交響曲で華開く個性やエッセンスがちりばめられており、ナガノ氏も彼女の弾く曲の魅力に感心したそうです。
ピアノの豊かな音色、音楽的深さ、技巧いずれの点でも別格の出来で聴き惚れます。まさにブルックナー・イヤーならではのピアノ作品集の決定盤登場と申せましょう。(輸入元情報)
【収録情報】
ブルックナー:
● ピアノ・ソナタ ト短調 WAB243〜第1楽章
● ピアノ曲 変ホ長調 WAB119
● 幻想曲 ニ短調
● 秋の夕べの静かな想い WAB123
● メヌエットとトリオ ト長調 WAB220
● 練習曲 ト長調 WAB214
● 幻想曲 ト長調 WAB118
● 主題と変奏曲 第5番 WAB223
● ワルツ第2番変ホ長調 WAB224
● ポルカ ハ長調 WAB221
● アンダンテ 変ホ長調 WAB deest3
● 半音階的練習曲 ヘ長調 WAB212
● マズルカ イ短調 WAB218
● シュタイヤーメルカー WAB122
● ワルツ第1番ハ長調 WAB224
● 思い出 WAB117
● ランシエ・カドリーユ WAB120(全4曲)
児玉麻里(ピアノ/ヤマハCFX2022PE)
録音時期:2024年4月
録音場所:オランダ、ヒルフェルスム、MCOスタジオ5
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
ディジパック仕様
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。