ナラティブ経済学 経済予測の全く新しい考え方

ロバート・シラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492315330
ISBN 10 : 4492315330
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
478p;20

内容詳細

ナラティブの感染はどう始まり、広がるか。資本主義を動かす物語の力を読み解く。謎めいたビットコインの物語は人々をどう踊らせた?新技術への恐怖からラッダイト運動は繰り返される?『清貧の思想』の流行が日本の失われた数十年の原因?

目次 : はじめに ナラティブ経済学とは何か/ 第1部 ナラティブ経済学の始まり(ビットコインのナラティブ/ 一致性の冒険/ 感染、群れ、合流 ほか)/ 第2部 ナラティブ経済学の基礎(因果性とナラティブ群/ ナラティブ経済学七つの主張)/ 第3部 繰り返される経済ナラティブ(反復と変異/ パニックと不安/ 倹約vs顕示的消費 ほか)/ 第4部 ナラティブ経済学の将来(未来のナラティブ、未来の研究)

【著者紹介】
ロバート・J・シラー : イェール大学スターリング経済学教授。2013年ノーベル経済学賞受賞

山形浩生 : 評論家、翻訳家。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。開発援助コンサルタント。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ばたやん@かみがた さん

    《僕らは流行りの物語に浮かされてしまう》景気の好況等のより良い未来予測の為には、GDPなど数値データだけじゃなく、人々の行動を支配しているその時々の流行りの物語を解析の対象に取り込む必要がある!こんな問題意識を以て、ノーベル賞受賞経済学者がGoogleの用語登場頻度ツール等を駆使して合衆国の100年以上にまたがる景気変動と「物語」の関係の実証に挑んでいきます。第1部、第2部はイントロの趣で少しかったるい部分もありますが、第3部でこれまで史上に現れた9つの主要な経済的「物語」を紹介、見ていく所から(1/4)

  • KAZOO さん

    ナラティブ経済学という分野が本当にあるのかわかりません。ひとつには高名な経済学者の著書ということで持ち上げられているのかもしれません。理論的な部分はあまりなく、人のことのはに上る言葉などがどのような影響を与えるのかの行動経済学の一分野をエッセイという形で表したのではないかと思われます。理論的な分析手法を明確にしてもらえればよかったという気がします。補遺には少し掲載されていますが。

  • よしたけ さん

    実体経済を動かしているのは経済関連指標などではなく、非合理な行動に向かわせるストーリー(=ナラティブ)だと言う。個人が影響されるというミクロレベルにとどまらず、マクロ経済的な景気循環にナラティブは影響すると説く。株で財を成したケネディ大統領父の逸話は確かに面白い-靴磨き少年が株の話をしているのを聞きバブルを確信する-筆者主張はSNSで各種ナラティブを追えば、文化や流行と経済変動との関係を定量的に分析できるのではないか、ということ。着眼点は面白いが、翻訳が酷い。冗長だしGoogle翻訳かという感じで残念。

  • Kiyoshi Utsugi さん

    「narrative」と「viral」は最後まで「ナラティブ」と「ヴァイラル」で通しており、分かりにくかったです。 「narrative」は、よく考えたら「narration」と考えればよかったんだと、最後の方になってから気が付きました。😅 「viral」も「virus」と考えればよかったですね。😅 気がつくのが遅すぎました… 経済学は、必ずしも全てが合理的に説明できるものではなく、流行語、流行するフレーズ(ストーリー)に影響を受けるため、それも考慮する必要があるということだと理解しました。

  • jackbdc さん

    高揚感を味わえる、特に冒頭は。中盤以降は冗長でホントかなという疑問も浮かんでくるけれども、テーマは抜群に面白い。テーマ自体新しいものでは無いが、時代のツールを用いて過去の名だたる事情を分析し、一定のレベルにまとめ上げて論じた本書は画期的である。構想力と勇気は賞賛されるべきものと思う。最も印象に残ったのは、歴史は繰り返しているという事。過去の振り返りを将来予測に活かす方法が無いとは思えない。今は黎明期ゆえに未成熟さはあるが、今後ビッグデータ時代が加速して様々なツールが解析精度を高めてくれる期待もありそう。

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