モーツァルト(1756-1791)

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SACD

モーツァルト:ポストホルン・セレナード、ベートーヴェン:交響曲第4番 ヴァント&北ドイツ放送交響楽団(2001)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC10140
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

DSDマスタリング・エディション
モーツァルト:ポストホルン・セレナード、ベートーヴェン:交響曲第4番(2001年ライヴ)
ヴァント&北ドイツ放送交響楽団


ヴァント生誕100年・没後10年記念
DSD最新リマスタリング&SACDハイブリッド仕様(日本のみの発売)

巨匠の執念が成し遂げた『ポストホルン』の名演。自ら「会心の出来」と語ったハンブルク・ライヴ。
 2001年4月、ハンブルクでの北ドイツ放送響定期の全曲をライヴ収録したもの。ヴァント自身が演奏の出来を気に入り、「自分の90歳記念にリリースしたい」という意向を受けて、急遽発売されました。
 優美で格調高い響きが一貫する『ポストホルン』は、長年演奏を重ねてきたヴァントの愛奏曲で、ギュルツェニヒ管とのLP録音以来40年ぶりの再録音となったもの。ベートーヴェンの第4番は、ヴァントにとって3度目の録音で、劇性と抒情性の絶妙なバランスが見事で、演奏会を締めくくる曲としての重みを保ちながら、決してしなやかさを失わない解釈はこの曲の理想的な再現と言えるでしょう。(SONY/RCA)

【収録情報】
・モーツァルト:セレナード第9番ニ長調 K.320『ポストホルン』
・ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 op.60

 ジェローエン・ベルヴェルツ(ポストホルン)
 北ドイツ放送交響楽団
 ギュンター・ヴァント(指揮)

 録音時期:2001年4月8-10日
 録音場所:ハンブルク、ムジークハレ
 録音方式:デジタル(ライヴ)
 DSD MASTERING
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

内容詳細

2001年4月、ヴァント最晩年のライヴ。ヴァント自身とても気に入った演奏だったという。彼が最後までこだわった正しいテンポ。それを証明するためのこのうえない2曲だ。すべての楽章が統一感のある拍動でつなぎ合わされ、揺るぎない音楽として構成される……マエストロの到達点ではないだろうか。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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最晩年のヴァントによる演奏であるが、発売...

投稿日:2012/04/08 (日)

最晩年のヴァントによる演奏であるが、発売当時の評価が意外にもかなり低いものであり、かのレコード芸術誌においても、特選どころか、推薦さえされなかったものと記憶している。録音には常に慎重な姿勢で臨むとともに、演奏する楽曲も慎重に見極めていたヴァントであるが、本盤におさめられたモーツァルトのセレナード「ポストホルン」と、ベートーヴェンの交響曲第4番は、ヴァントの隠れたレパートリーの一つと言える楽曲であると言えるところだ。モーツァルトのセレナード「ポストホルン」については、昨年末にNHK交響楽団を指揮して行ったライヴ録音(1982年)が発売されていることから、本演奏は、ヴァントにとっては3度目の約20年ぶりの録音ということになる。3種の演奏の中では、何と言っても本演奏が圧倒的に素晴らしい。もちろん、セレナードという楽曲の性格上、ヴァントの芸風の特色である厳格なスコアリーディングに基づく緻密さや堅固な造型美を発揮し得るものではないことから、そうした面においては取り立てた特色のある演奏とは言い難いが、演奏の持つ懐の深さ、そして格調の高さは、老巨匠だけに描出可能な至芸と言えるところであり、おそらくは同曲演奏史上でもトップの座を争う至高の名演に仕上がっていると評価してもいいのではないだろうか。ベートーヴェンの交響曲第4番は、1980年代に完成させたヴァントによる北ドイツ放送交響楽団との唯一の交響曲全集を構成するスタジオ録音(1984〜1988年)以来、これまた約20年ぶりの3度目の録音ということになる。演奏の完成度という意味では、前回のスタジオ録音ということは論を待たないと言えるが、それでも、本演奏には、一聴すると剛毅で無骨さを感じさせる中にも、古武士のような風格が随所に漂っていると言えるところであり、ここには、ヴァントが最晩年に至って漸く到達し得た至高・至純の境地があらわれていると言えるのかもしれない。いずれにしても、本演奏が、ヴァントによる同曲のベストの演奏との評価をすることについては、演奏の完成度という点で若干の疑問を感じずにはいられないが、演奏の独特の味わい深さや格調の高さと言った点からすれば、本演奏を名演と評価することにいささかも躊躇するものではない。音質は、従来CD盤が発売された後、リマスタリングが一度もなされていないものの、十分に満足できるものであったと言える。しかしながら、今般、ついにSACD化が行われることによって大変驚いた。従来CD盤とは次元が異なる見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった言えるところであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ヴァントによる至高の名演を、SACDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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