ムソルグスキー(1839-1881)

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CD 輸入盤

『展覧会の絵』『禿山の一夜』(ストコフスキー編曲) セレブリエール&ボーンマス響

ムソルグスキー(1839-1881)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8557645
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

セレブリエール / ストコ版『展覧会の絵』

実力派の指揮者兼作曲家セレブリエールが、師匠筋にあたるストコフスキーが編曲した『展覧会の絵』を録音。『禿山の一夜』、『ボリス』組曲版も収めた「ストコ版ロシアン・アルバム」です。

ホセ・セレブリエルは、ロシア系とポーランド系の両親のもと、1938年にウルグアイで生まれました。9歳のときにヴァイオリンをはじめ、11歳で初舞台を踏むなど早くから才能を発揮、ハイ・スクール時代にはウルグアイで最初の青年オーケストラを組織化、その指揮台に立っています。
 1956年と57年、セレブリエールはアメリカ合衆国国務省特別研究員の資格を得て、米カーティス音楽院で作曲を学びます。1956年のタングルウッド音楽祭でクーセビツキー財団賞を、そして同じ年に BMI若手作曲家賞を相次いで受賞、新進気鋭の作曲家として注目を集めました。後年、名指揮者ジョージ・セルの指名でクリーヴランド管弦楽団のレジデント・コンポーザーとなるなど、作曲家として順調な歩みをみせる一方、指揮者としての活動も並行しておこない、1957年、ストコフスキー指揮のもとでアイヴズの交響曲第4番の初演に参加、第2指揮者として演奏の成功に大きく貢献したことが、指揮者としての評価を決定的なものとしました。
 このアイヴズ初演でセレブリエールの才能に目をつけたストコフスキーは、4年後にアメリカ交響楽団を創設したとき、弱冠22歳だった彼を準指揮者に任命、自身の補佐を任せました。
 今回の録音は、オーケストラ・アレンジにも独自の才を発揮したストコフスキー編曲による『展覧会の絵』その他のロシア音楽を、弟子筋のセレブリエールがレコーディングしたというもの。ストコ版による録音は、ストコフスキー自身のほか他の指揮者によるものもありますが、セレブリエールとストコフスキーの関係を考えると非常に意義深いものといえるでしょう。作曲家ならではの緻密さと、ロマン派から近現代に至る幅広いレパートリーに聴かせどころを心得たアプローチに定評あるセレブリエールだけに、ストコフスキー自演盤以来の決定盤登場の予感を禁じえません。
 なお、このアルバムは、ストコフスキー協会の提案でレコーディングが実現したもの。以下は、ストコフスキー協会はこのアルバムに寄せたコメントです。

「レオポルド・ストコフスキーは、20世紀の大指揮者であるだけでなく、生涯を通して、音楽を管弦楽曲に編曲し続け、もともと別の編成のために創作された200曲もの作品の管弦楽編曲版を作りました。ストコフスキーの生前は、オーケストラ・トランスクリプション曲は、大部分が、彼自身が指揮した場合でなければ聴くことはできませんでした。しかし、没後は、ストコフスキーによる色彩的な編曲版の演奏に興味を示す指揮者が増えてきました。1979年にストコフスキー協会が結成された時には、主要な目的の一つに巨匠によるトランスクリプション曲の演奏の奨励ということも挙げられました。
 2003年に協会委員会は、ホセ・セレブリエールに、ストコフスキー編曲の作品を演奏会のレパートリーに入れ、録音してもらうという提案を申し出ることに決めました。我々も同席した、録音セッションの開始にあたり、セレブリエールはボーンマス交響楽団に対してこう語りかけました。「ストコフスキーのレコードのコピーを作るつもりはありません。そうではなくて、新しい視点から、ムソルグスキーの音楽を演奏したいのです。」 
――ストコフスキー協会――

8557645
ストコフスキー:シンフォニック・トランスクリプション集

ムソルグスキー:
・交響詩『はげ山の一夜』
・歌劇『ホヴァーンシチナ』第4幕への前奏曲
・歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』の交響的合成
・組曲『展覧会の絵』

チャイコフスキー:
・2つの小品〜第2番『ユモレスク』
・ラトガウスの歌詞による6つの歌〜「再び、前のように、ただひとり」

ストコフスキー:
・スラヴの伝統的クリスマス音楽

ボーンマス交響楽団
ホセ・セレブリエール(指揮)

収録曲   

  • 01. Night on the Bare Mountain
  • 02. Khovanshchina: Act 4 Prelude "Entr'acte"
  • 03. Boris Godunov: Symphonic Synthesis
  • 04. Pictures at an exhibition
  • 05. Pictures at an exhibition
  • 06. Pictures at an exhibition
  • 07. Pictures at an exhibition
  • 08. Pictures at an exhibition
  • 09. Pictures at an exhibition
  • 10. Pictures at an exhibition
  • 11. Pictures at an exhibition
  • 12. Pictures at an exhibition
  • 13. Pictures at an exhibition
  • 14. Pictures at an exhibition
  • 15. Morceaux (2) for Piano, Op. 10: no 2, Humoresque
  • 16. Songs (6), Op. 73: no 6, Again, as before, alone
  • 17. In the Manger

ユーザーレビュー

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本人のような濃い表情付けはせず、少々落ち...

投稿日:2008/06/26 (木)

本人のような濃い表情付けはせず、少々落ち着いた趣のある演奏。自演とはまた違った側面が見れて面白く、オケも中々健闘しています。6の歌は彼の編曲の中でも特に素晴らしいものだと思うので、編曲に偏見を持っている人にこそ聴いて欲しい絶品です。「スラヴの伝統的クリスマス音楽」はストコフスキー作曲となっていますが、イッポリトフ=イヴァノフの曲を元にストコフスキーが編纂したもの、といった方が正確だと思います。彼オリジナルの曲は「バランス・テストマーチ」や「弦楽の為の“夢”」等いくつかあるのでぜひとも録音して欲しいものです。

munn さん | 東京 | 不明

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