マスネ(1842-1912)

マスネ(1842-1912) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

74件
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  • リチャード・ボニング指揮、ロイヤル・コヴェントガー...

    投稿日:2023/07/24

    リチャード・ボニング指揮、ロイヤル・コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団による、マスネのバレエ音楽『マノン』を収録したアルバムです。 この作品はマスネが書いたものを他人が繋ぎ合わせてバレエにしたもので、マスネ自身が関わったものではないためか、録音は大変少なく、このボニング盤以外は見当たりません。 しかし、バレエ指揮者として有名なボニングだけあり、この曲の決定盤ともいえる充実した演奏を披露しており、作品を知るには充分な内容といえます。 録音も特に問題ありません。

    レインボー さん

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  • グラインドボーンに移されたフィオナ・ショウ演出が圧...

    投稿日:2021/02/11

    グラインドボーンに移されたフィオナ・ショウ演出が圧巻の出来。コヴェントガーデンやメトでも見られるローラン・ペリー演出を遥かに凌ぐ。演出の工夫は早くも第1幕、ド・ラ・アルティエール伯爵家(つまりリュセットの家)の侍女たちに王子(もちろん、ここでは黙役)を紛れ込ませるところから始まっている。一方、本来は出番のない第2幕冒頭からバレエ音楽にかけて、ずっとリュセットは王子の分身としてバントマイムを演じる。すなわち、二人のドッペルゲンガーぶりを強調する演出の意図は、両者の一目惚れを鏡に映ったアイドル(理想像)との出会いとして見せること。鏡の迷宮での二人の出会い(ジャケ写真)、タイムリミット(午前零時)の到来の見せ方など、全くうまい。幾多のシンデレラものの中で、このマスネ作品の特色は、舞踏会の終わりはまだ第2幕に過ぎず、その先がかなり長いことだ(第3幕、第4幕がある)。以後の演出が描こうとするのは、鏡に映った鏡像に恋した二人が、お互いが自分の分身ではなく、自分とは違う「生身の男/女」であることを分かり合うこと。この演出で多用される象徴によれば、蛹が蝶になること。つまりは大人になること。 ドゥ・ニースのヒロインは従来のリュセットのイメージからすれば少々勝ち気に過ぎるかもしれない。でも、演出の時代設定も現代だし、これぐらい自己主張の明確なシンデレラがいてもいいではないか。黙役としての登場場面も長いケイト・リンジーのイケメンぶりは実に素敵(もちろん歌も)。喜劇的な人物は、国王に至るまで著しく戯画化されてるが、いじわる姉さんたちのデコボコ・コンビぶりなど何ともお見事。この曲の総譜は一見、そんなに巨匠芸を必要としないように見えるが、ヴァーグナー流の半音階主義から擬バロック趣味まで含むマスネのスコアは意外に手ごわい。新鋭ジョン・ウィルソンの指揮も的確だ。

    村井 翔 さん |60代

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  • 無敵の超絶技巧も年齢には勝てない。やがてロッシーニ...

    投稿日:2018/08/25

    無敵の超絶技巧も年齢には勝てない。やがてロッシーニほかのベルカント・オペラを歌えなくなる日に備えてレパートリー拡大中のフローレスが選んだのは、かつてアルフレード・クラウスの当たり役でもあった『ウェルテル』。フランス語もうまいし、とても彼に合っていると思うが、以前のようなラテン的な奔放さはやや抑えられ、几帳面な歌なのは、まだ歌い慣れていない役だからか。あるいは窮極のヘタレ男である役そのもののキャラクター(われわれ現代人なら、とっとと女をさらって駆け落ちしてしまえばいいのにと思うのだが)、もしくは後述するような演出のせいかも。一方のステファニーは歌、演技ともに秀逸。読響への客演でおなじみのマイスターはプラッソンのようなフランスの香りは望めないが、劇的な起伏のしっかりした、丁寧な指揮。 演出はいかにもドイツ語圏に帰って来た『ウェルテル』という感じ。舞台となる閉鎖的なドイツの田舎町を表象するように、舞台は四幕とも壁に囲まれた家の中。人物達は現代の服装だ。ただし、舞踏会帰りの第1幕終わりでは、王女様の小王冠を付けたシャルロット、インディアンの髪飾りをつけたウェルテルの前に照明のマジックで月明かりのカーニヴァル的空間が出現。最後の第4幕では壁が開いて、星のきらめく宇宙空間に地球(!)が浮かぶユートピア的なイメージが見られる。第1幕終わりと同じ髪飾りをつけた仲むつまじそうな老夫婦(もちろん黙役)は、ちょっと分かりやすすぎる「ありえたかもしれぬもう一つの未来」のイメージだろう。娘の結婚相手を親が決めてしまう家父長制の時代(正しく言えば、シャルロットの場合は亡き母との約束に縛られているのだが)が終わって、男女がまず文学のなかで、そしてやがては現実にも自由恋愛、情熱恋愛をする時代のきっかけになったのが、多くの追随自殺者を出したと伝えられるゲーテの原作小説だというのは、良く語られる話だ。とはいえ、このオペラでドイツ文学史あるいは恋愛学の講義を聞かされるのは御免被りたいところ。演出が主張したいのも結局、こういうことであろうが、それをうまく視覚的イメージとして見せることに成功している。

    村井 翔 さん |60代

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  • 絵のような風景が聞きたくて購入。

    投稿日:2017/05/20

    絵のような風景が聞きたくて購入。

    とくちん さん

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  • ステレオ録音による初めての全曲盤だったのではないか...

    投稿日:2017/01/19

    ステレオ録音による初めての全曲盤だったのではないか。男声陣は協力で魅力的なのに肝心のモッフォのタイトルロールが、声のや衰えがひどく、なんともものたりない。もっと早い時期に録音すべきだった。

    カラスの息子 さん |50代

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  • 何より印象に残るのはモルクのチェロだ コンチェルト...

    投稿日:2016/01/07

    何より印象に残るのはモルクのチェロだ コンチェルトである「幻想曲」に加え オラトリオ「聖処女」から「最後の眠り」そして劇音楽「復讐の三女神」から「宗教的場面」と弾く オペラ作家マスネの個性は「タイス」の瞑想曲に代表されるように宗教性を内包した水平的旋律線だ これをモルクのチェロは自然な息づかいと敬虔な語り口でしかも軽やかに歌うのがいい またこのディスク 中央の「幻想曲」とともに聴きものは冒頭と掉尾に置かれた「ル・シッド」のバレエ組曲と組曲「絵のような風景」だろうが 途中に挿入された「ラオールの王」と「フェードル」の二つの序曲も聞き応えがある佳品であり N.ヤルヴィの指揮の下 スイス・ロマンドO.が一本芯が通った弾力ある響きを奏で 豊かなタイスの世界を伝えている 衷心より推薦する

    風信子 さん

    3
  • 1977年11月18日の公演を録音したもの。 ラ...

    投稿日:2015/08/15

    1977年11月18日の公演を録音したもの。 ライブとは思えないほど完成度の高い演奏。音質も透明感がある。 ドミンゴの『ウェルテル』はシャイー指揮によるスタジオ録音があるが、このライブ録音の方が個人的には好きだ。 脇役にはドイツ人歌手が多いようでフランス語の発音が気になるところがある。 映像が残っていないものだろうか? 解説書にはリハーサル風景の写真がのせてある。

    ユローヂィヴィ さん

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  • 大好きな『タイス』。映像もので近頃はなじんでいたの...

    投稿日:2014/06/15

    大好きな『タイス』。映像もので近頃はなじんでいたので、音だけのを久々に聞く。やはり美しい!それも本当に人の心を揺さぶるように美しい!通して聴いてみると、やや起伏に乏しい感じはしますし、外題に意外に聞かせどころが少なくて(テノールもそう)、もう一工夫あってもよかったかなという気もしますけれど、それでもなんでも魅力的な作品であることには疑いありません。今回も、哀しいラストには不覚にも泣いてしまいました。さて、演奏。男声陣は結構でしょう。大変ステキな歌を聞かせてくれます。フレミングはやや不調でしょうか、高い音域が辛そうですし、歌詞がモヤモヤしてはっきりした歌になっていない感じもあります。でもまあいいや。指揮はマスネの音楽の優美さを際立たせて結構。なじみのないオケも何の問題もありません。録音は優秀。満点でよござんす。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • パリ・オペラ座のステージ。この公演、いやそもそもこ...

    投稿日:2014/02/16

    パリ・オペラ座のステージ。この公演、いやそもそもこのオペラそのものが主役二人で出来が決まってしまいますが、その意味ではなかなかに堪能させていただきました、と言ってよいでしょう。フレミングの外題はすこぶるチャーミングですし、アルバレスもデ・グリューというダメ男(ホントに!)をよく歌いました。脇役男声陣はやや弱いですかねえ、声がなんだか通らない。なお、スーパー大ベテランのミシェル・セネシャルが出演しているのはなかなかの見もの(終演後の拍手も大きいしね)。ロペス=コボスさんの指揮は手慣れたもの。歌を活かしながらきちんとまとめました。ただ、もともとのマスネの音楽のせいもあるかもしれませんが、ドラマとしての感情の沸き立ちに乏しいかなあ。いささか盛り上がりには欠けるような気はしました。演出は特に何も言うことなし。録音は良好で、画質はきれい。総じてハイスコアでありましょう。でも、蛇足ながら一言。原作も読みましたし、またプッチーニの作も好きではありますが、もともとのこのストーリー、主役にも脇役にも共感できる(応援したくなる)人物が一人もいないのですねぇ。みんな享楽的で自分勝手、ちょっと反省はするけどすぐに情に流される。厚かましい願いをぬけぬけと言いながら、うまくいかないと「神様、助けて!」となる下司揃い。だから悲劇なんだろうけれど、感動はしないのだなあ。マスネなら「タイス」はその点違いまして、心に響くものがあります。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • オペラではナヴァラの娘やサフォーも欲しかった。管弦...

    投稿日:2014/01/30

    オペラではナヴァラの娘やサフォーも欲しかった。管弦楽組曲も7曲全部あればなおよかった。エラートから取り込めば、もっと「全集感」のあるボリュームになったような気もしますが、まあ良しとしましょう。

    蓮華人 さん

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ありがとうございました

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