後期四重奏曲集　スメタナ四重奏団(3CD)

ベートーヴェン後期四重奏曲集(3CD)
スメタナ・クァルテット全盛期の名演！

弦の国チェコ有数のアンサンブルとして高い人気を得ていたスメタナ四重奏団[1945-1989]。暗譜演奏を信条とした彼らですが、レパートリーは幅広く、なかでもドヴォルザークやスメタナと並んでベートーヴェン演奏には特別のものがあり、その長いキャリアの中で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を実に1490回もとりあげています。
　今回登場する後期四重奏曲集は、1961年から1970年にかけてセッション・レコーディング（ステレオ）されたもので、彼らの全盛期ともいうべき時代ならではの緊密でありながら活力に満ちたアンサンブルが実に魅力的です。第13番では、作曲者本来の意図にしたがって、『大フーガ』をフィナーレとし、新たに作曲された短い終楽章は、その後に収録するという方法を採用しているのもポイント。
　なお、今回のセット・リリースにあたって、スタニスラフ・シコラが2006年に新たにリマスタリングをおこない、やわらかくみずみずしい音色がそのまま蘇っているとのことです。
　また、クレスト1000シリーズで発売されている第12番は1971年の録音の方で、さらに同シリーズには、第11番は収録されていませんでした。

ベートーヴェン：後期弦楽四重奏曲集
CD-1
・弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132
・弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95
CD-2
・弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
・弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131
CD-3
・弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130
・弦楽四重奏のための大フーガ変ロ長調Op.133
・弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
　スメタナ四重奏団
　　イルジー・ノヴァーク（第１ヴァイオリン）
　　ルボミール・コステツキー（第２ヴァイオリン）
　　ミラン・シュカンパ（ヴィオラ）
　　アントニーン・コホウト（チェロ）

録音時期：
1967年1月23−27日（第15番）
1961年6月4−7日（第11番）
1961年4月4−7日（第12番）
1970年6月15−29日（第14番）
1965年9月29日−10月6日（第13番、大フーガ）
1968年11月25−29日（第16番）

録音場所：
プラハ、ドモヴィナ・スタジオ