ベートーヴェン(1770-1827)

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SHM-CD

交響曲第7番、『フィデリオ』序曲 ライナー&シカゴ交響楽団(XRCD SHM-CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
JMCXR0006S
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD
その他
:
限定盤, Xrcd

商品説明

XRCDマスタリング・エンジニア、杉本一家セレクションによる全20タイトル(予定)。
高音質CDとして評価の高いXRCDと、CD素材として脚光を浴びるSHM-CDとが融合!
史上最高・究極の高音質CDがここに誕生!

1999年の第1回発売以来、その徹底した音質管理による『究極のリマスタリングCD』として日本国内のみならず海外でも高く評価されている、ビクタークリエイティブメディア・プロデュースによるRCAレッド・シールXRCDシリーズ。ミュンシュ、ライナー、ハイフェッツ、ルービンシュタインをはじめとする20世紀にその名を残すRCAアーティストによる歴史的な名盤を続々と発売してきていますが、2009年に発売10周年をむかえるにあたり、『究極の高音質CD素材』として熱い注目を浴びているSHM−CD仕様にて、厳選された20タイトルを発売します。
 20タイトルのセレクションは、第1回発売以来、XRCDシリーズ・プロデューサーとして、RCA音源のXRCD化の原動力となっている、ビクタークリエイティブメディア・エンジニアの杉本一家氏によるもの。アナログLPのカッティング・エンジニア、そして今ではクラシックをはじめとする幅広いジャンルのマスタリング・エンジニアおよびレコーディング・エンジニアとしての豊富な経験と感受性の鋭いその耳によって選びぬかれた20タイトルです。

ベートーヴェン:
・交響曲第7番イ長調Op.92
・歌劇『フィデリオ』序曲Op.72b
 シカゴ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音時期:1955年、(Op.92)10月24日、(Op.72b)12月12日(ステレオ)
 録音場所:シカゴ、オーケストラ・ホール
 マスター:オリジナル2チャンネル・マスター使用
 オリジナル・プロデューサー:リチャード・モア
 オリジナル・レコーディング・エンジニア:ルイス・レイトン
 リマスタリング・エンジニア:瀧口博達
 LP初出:LSC-1991(September 1956)
 JVC K2 20 BIT REMASTERING/STEREO
 (P) 1955 Sony BMG Music Entertainment.
 Under license to Victor Company of Japan, Ltd

剛直でしかも繊細。細部まで緻密に配慮された巨匠ならではのベートーヴェン。ライナー=シカゴ響初期の充実を音として刻み込んだ名録音。
 ライナーがシカゴ響と残した6曲のベートーヴェン交響曲録音は、いずれも個性的な解釈が随所に光る名演ぞろい。1955年に録音されたこの第7番は、シュタルケルがチェロ首席として在籍していたころのライナー=シカゴ響の充実ぶりを物語るLP初期の名演盤。細部まで緻密にバランスが整えられた響きによる思い入れを排した剛直な解釈は、20世紀中葉のベートーヴェン演奏の模範といえるもの。実演よりも録音向きだった1950年代のシカゴ・オーケストラ・ホールの美しい響きも聴きものです。
 なおオーケストラは、コントラバスを舞台下手側(左チャンネル)に置き、左から第1、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラと並べた変則的な配置によっています。
(杉本一家による選定コメント):
シカゴのオーケストラ・ホールは、ボストン・シンフォニー・ホールよりも録音に向いていたようで、このホールで収録された1950年代・1960年代のライナー=シカゴ響の録音はいずれも高いクオリティに仕上がっており、オーケストラのトゥッティの響きと各パートのバランスの明晰さが両立した名録音が多いです。この1955年の録音の2曲は、ステレオで収録されたライナー初のベートーヴェン作品となったものですが、SHM−CD化によってホールの残響感が増し、低域を支えるコントラバス・パートの輪郭がさらにはっきりしました。交響曲第7番第1楽章コーダ部分の低域のオスティナートが、左チャンネルのコントラバスと右チャンネルのチェロとスピーカーの両方から強力に聴こえてくる録音は、このライナー盤以外にはあまりないと思います。(BMG)


RCAレッド・シールXRCD発売10周年アニヴァーサリー
xrcd SHM-CDエディション
限定生産発売
・8月29日発売の3タイトルを皮切りに、毎月2〜3タイトル発売予定。
・初回のみの限定生産盤。
・豪華デジパック仕様+透明プラスティックケース封入による、永久保存パッケージ。
・ジャケットには初出LP盤のジャケット・デザインを使用。

xrcdの特徴
1. xrcdはマスタリングからマニファクチャリングの工程までを、初めてハイビットで通して作成しました。
2. 全てのデバイスをカスタマイズして、電源、ケーブルなども厳選しています。
3. xrcdは人間がすべての工程を一貫したクオリティ・コントロールにより実現した高品位CDです。

SHM-CD (Super High Material CD)とは?
通常のCDとは別種の液晶パネル用ポリカーボネイト樹脂を使用することにより素材の透明性をアップ、マスター・クオリティに限りなく近づいた高音質CDです。

XRCD+SHM=新次元の音楽空間 CDでは音質の頂点をきわめたXRCDが、透明性の高い新素材SHMの採用で、従来の壁を突き破った音に変容した。あらゆる楽器が立体的に躍動し、高低音の両端まで伸び切った、驚異的に抜けのよい弦や金菅が、ホールの微細な響きを伴って炸裂する。その驚くべき重量感と明晰な分離は、もはやCDの常識を超え、新しい次元の音楽空間を眼前に展開する。この鮮明な体験は、まさしくショックというほかはない。
―音楽評論家 小石忠男
新しい感動との出会い 今回のSHM-XRCDは、どれも透明感に富み、楽音が見事に分離されてよく響き渡り、全体に一皮むけたようだ。従来のXRCDでも十二分に聴き応えのあった音に、さらに磨きがかけられ、20bit原盤でありながら24bit XRCDの音質に肉迫する勢いである。また新しい感動と出会えたことに感謝しなければならない。
―ビクタークリエイティブメディア・エンジニア、XRCDプロデューサー 杉本一家

2008年9月以降の発売予定タイトル(毎月2, 3タイトル発売予定)
*2008年8月時点での情報です。発売 変更・中止の可能性もございます。ご了承下さい。
・バルトーク:管弦楽のための協奏曲 ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
・バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
・ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』 ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
・リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
・ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』 ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
・ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
・チャイコフスキー:『ロメオとジュリエット』&R.シュトラウス:『ティル』 ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 クライバーン(ピアノ)コンドラシン(指揮)
・チャイコフスキー:序曲『1812年』、リスト:メフィスト・ワルツ、他 ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
・ラプソディーズ ストコフスキー(指揮)RCAビクター交響楽団
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 シェリング(ヴァイオリン)モントゥー(指揮)ロンドン交響楽団
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、リスト:ピアノ協奏曲第1番 ルービンシュタイン(ピアノ)
・美しき青きドナウ−ウィンナ・ワルツ名演集 ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
・ベートーヴェン:交響曲第5番、シューベルト:交響曲第8番『未完成』 ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
・メンデルスゾーン:交響曲第4番『イタリア』&第5番『宗教改革』 ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』 パイヤール(指揮)パイヤール室内管絃楽団
・トッカータとフーガニ短調−J.S.バッハ:オルガン名曲集 サットマリー(オルガン)

内容詳細

言わずと知れた名盤・名演のマスターに、現行CDフォーマットでの極限的再生を目指すxrcdプラス新素材(SHM-CD)を奢るとこうなる! 同じ録音の既発盤との聴き比べでは円やかな倍音、残響の自然な広がりなど、特筆すべき点は多。日本の職人技の極みか。(田)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

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これが1955年の録音か!?最新のデジタル録音で...

投稿日:2011/07/26 (火)

これが1955年の録音か!?最新のデジタル録音ですら顔色なしと言えるほどの、細部まで克明に再現しつくす超弩級の優秀録音に驚愕!冒頭の一音からして、何という重厚さ!驚くべきは第一楽章主題で、主旋律の陰で忙しなく動くビオラの音や、弧を描くようなフルートの音など、普通の録音では殆ど埋もれてしまうような音までも、明確な分離感を伴って鳴り響くのである。第一楽章や終楽章のコーダにおけるチェロやコントラバスの鳴りっぷりも凄まじく、地響きのように唸りに唸る。勿論、シカゴ響特有のパワフルな金管も迫力がダイレクトに伝わってくるし、豊饒な弦楽器も魅力的だ。何よりアンサンブルの正確さが尋常ではなく、まるで剃刀でスパっと切ったかのような揃い方だ。まさに神業!ライナーの妥協を許さぬ厳格さは時としてトラブルを招き、それゆえ批判の対象にもなっているのだが、これほどまでに完璧に仕上げることのできる指揮者は、世界中どこを探しても皆無であろう。無論、精神的な深みが足りないという向きもあり、フルトヴェングラーを引き合いに出して批判をすることは簡単だ。しかし、フルトヴェングラーの死後1年余りしか経たぬ間に隔世の隔たりを見るほどの音質の違いを鑑みると、抗い難いものがある。いくらどんなに優れた復刻盤でも、フルトヴェングラーの録音をこのライナー盤と同等の音質で聴くことは、夢のまた夢である。もっともファンとしては、もし1954年3月時点で、存命中のフルトヴェングラーがRCAに在籍していて、モア&レイトン辺りが気を利かせてステレオ録音していたら……と妄想は尽きないし、ライナーとフルトヴェングラーを比較するなど野暮かもしれないが、とにかく、半世紀以上も前の録音をこれほどの高音質で聴ける喜びに、素直に浴すこととしたい。

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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まるではじめからデジタルで録りましたって...

投稿日:2011/02/14 (月)

まるではじめからデジタルで録りましたって感じの音ですな。そして、見事な非の打ち所のない火の玉アンサンブル。100人近くの人間が同時に音を出して、どうしてこんな、カミソリで切ったような揃い方をするんだろう。そして、どこまでも求心的な過激な合奏。このCDを聞かないと損をしますよ。セル・クリーブランドの東京公演のような火の玉アンサンブル。。。久しぶりに腰が抜けました。

Salomon さん | 広島県 | 不明

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世界最高のオーケストラに何を掲げるのかは...

投稿日:2010/12/29 (水)

世界最高のオーケストラに何を掲げるのかは、聴き手によってその見解を異にすると言える。もちろん、ヨーロッパで言えば、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルを掲げるのは当然であるが、北米にまでその範囲を拡げれば、シカゴ交響楽団も、その有力な候補となり得るのは間違いないところである。特に、記憶にも新しいショルティの時代は、芸術性などは別として、オーケストラが最高の機能美を誇った黄金時代と言えよう。そして、そのシカゴ交響楽団の卓越した技量のルーツを伺い知ることができるのが本盤ということになる。ライナーは、ショルティと同じハンガリー出身の指揮者であるが、同時代のセルやオーマンディと同様に、独裁者としてシカゴ交響楽団に君臨し、徹底的にオーケストラを鍛え抜いた。その成果が本盤であり、ベートーヴェンの交響曲の中でも難曲として知られる交響曲第7番を完璧に演奏した場合の模範解答的な演奏と言えよう。鉄壁のアンサンブルや、金管や木管の卓越した機能美には、いささかの綻びが見られないのは殆ど驚異ですらある。そして、こうした完璧な演奏を、XRCD&SHM−CD盤がこれ以上は求め得ないような鮮明さで再現してくれるのは何と言う幸せであろうか。第3楽章のあっさりとした解釈など、演奏に深みが感じられないという欠点はあるが、そうしたことはこの際触れないでおきたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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