ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

ピアノ・ソナタ第14番『月光』、第8番『悲愴』、第23番『熱情』 ヴァレリー・アファナシエフ

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC40079
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ベスト・クラシック100極[67]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ『月光』・『悲愴』・『熱情』
ヴァレリー・アファナシエフ


ピアノ界きっての個性派アファナシエフによるベートーヴェン三大ソナタ。ベートーヴェンはアファナシエフにとって、師ギレリスから薫陶を受け、シューベルトやバッハとならぶ重要なレパートリーであり、『最後の3つのソナタ』など一部の作品の演奏や録音には積極的に取り組んできましたが、この最も人口に膾炙した3曲はこのアルバムの録音まで人前で演奏したことさえありませんでした。『自分が最高の演奏ができる』という強い確信を持つまで、新しい作品をレパートリーに加えないアファナシエフが、68歳にして生涯初めて取り組んだこの名ソナタ3曲。トータルで75分58秒にものぼるゆっくりしたテンポの中で繰り広げられる個性的なアファナシエフ・ワールドをご堪能ください。

2大クラシック・レーベル、ソニー・クラシカルとRCAレッド・シールの歴史的名盤から最新の話題盤まで網羅し、クラシック演奏史を綺羅星のごとく彩ってきた大スターたちの最高のパフォーマンスが収められた100枚です。オリジナル・マスターからのDSDリマスタリングもしくは24ビット・マスタリング(一部除く)、音匠仕様レーベルコート採用、高品質CD「極HiFiCD」としてリリースいたします。(メーカー資料より)

ベートーヴェン:
@ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13『悲愴』
Aピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27の2『月光』
Bピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57『熱情』


ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ)

録音:2015年2月16日〜18日
ハノーファー、ベートーヴェンザール
DSDレコーディング

収録曲   

ユーザーレビュー

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他の演奏に大変な見落としがあったのではな...

投稿日:2017/12/15 (金)

他の演奏に大変な見落としがあったのではないかと思えるほど、作品の本質に迫った気味が悪いほどの演奏です。決して奇を衒ったようなものではなく、名演と思います。ピアノ演奏で久しぶりに味わった感動でした。

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例によってテンポは異常に遅いが、ベートー...

投稿日:2015/06/24 (水)

例によってテンポは異常に遅いが、ベートーヴェンの三大ソナタとはいえ、初期〜中期の作品ではさすがに彼の超スローテンポに応えるのに十分な中身を有しておらず、遅く弾かれても、曲の構造が解きほぐされるとか、通常では聴こえない音や旋律が意味を持ってくるとか、聴き手を深い瞑想へと引き込むといった効果がもたらされず、正直なところやや退屈な76分であった。ただし思わぬ発見だったのが、アファナシュエフの演奏がホロヴィッツに非常に良く似ているということだ。もちろん外見上は、ホロヴィッツの速いテンポ(HJリムのように物理的に速いわけではないが…)、軽くて明るい音色、考え抜いた結果とは思えない即興性に対し、アファナシェフは全て反対路線を行っているのだが、ルバート表現、ダイナミクス、スタッカートとマルカートとレガートの使い分けからペダルを踏んで離す箇所に至るまで、聴けば聴くほど本当にそっくりなのである。そう思いながらDVDを見てみると、椅子を低くセットし、肘位置を鍵盤より下げ、指の腹で鍵盤を叩くアファナシュフの演奏スタイルがホロヴィッツと実に良く似ていることに気付いた。尤もここで、その理由を詮索しても何の意味も無いし、だから何だと言われても回答の術を知らないが、少なくとも言える事は、アファナシェフも伝統にとらわれずに、ベートーヴェンのスコアを分解し、自らの美意識でゼロから再構築したことにおいて、ホロヴィッツやムラヴィンスキー同様ロシアの大地が生んだ類まれなる天才の一人であるということだろう。皆様も、彼の遅いテンポとライナーノーツに掲載された難解なエッセーに惑わされることなく、どうか冷静にご判断頂きたい。 最後に録音についてひとこと。プロデューサーはDENON時代からお馴染みのゲルハルト・ベッツである。付録のDVDにはベートーヴェンザールでのセッション風景が収録されているが、ピアノの前方、人の背の高さにNEUMANのマイク(TML49と102か?)が2セットと約3mの高さにSCOEPSと思しきマイクが1セット、そしてピアノから少し離れた高い位置にもアンビエンスマイクのスタンドが2台設置されていることから、計8本のマイクを使用しているようだ。ピアノの音はディテールに至るまで克明に収録されているしホールトーンとの溶け合いも自然だが、マルチマイクの弊害で、スピーカーの前にDVDの映像にある通りのサウンドステージが広がらないのがなんとも残念だ。

meji さん | 神奈川県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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