CD

ピアノ・ソナタ全集第3集(第1〜3、26、27、29〜32番) フランソワ=フレデリク・ギィ(3CD)(日本語解説付)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ZZT318
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 第3集(3CD)
フランソワ=フレデリク・ギィ

日本語解説付き

ソナタ全32曲、堂々の完結編には「最初の3曲」と「最後の3曲」、そして『ハンマークラヴィーア』を収録。「Naive」レーベルでフィリップ・ジョルダン指揮フランス放送フィルと録音したベートーヴェンの協奏曲5曲が、時として辛辣な批評もいとわないフランスの批評界を騒然とさせたのも、はや数年前のこと。その後「Zig-Zag Territoires」に移籍し、リスト中期の難曲集『詩的で宗教的な調べ』の全曲録音で圧倒的なテクニックと比類ない音楽性をあらためて印象づけたあと、2011年末からはついに、かねてから構想を練り上げてきたベートーヴェンのソナタ全曲録音に着手。これはモンテカルロ音楽祭の音楽監督マルク・モネ(現代作曲家)との語らいから生まれた計画だそうで、ただ全32曲を順番に弾いたところで何の創造性もない、との意見から、三つの3枚組、CD9枚に32曲が独特の曲順で収録されているという内容。そして上述のリスト盤同様、このピアニストの桁外れな技量と深い音楽性はあらためて日本のファンにも知れわたるところとなりました。
 そしていま、満を持してリリースされる完結編は、同じく『レコード芸術』特選に輝いた同レーベルのベルチャ四重奏団による弦楽四重奏曲全集と同じく、この楽聖の重要なレパートリーのディスコグラフィが、あらためて新時代へ向けて拡充しつつあることを如実に印象づけてやまない存在となったのです。ピアノ・ソナタ全曲録音も弦楽四重奏曲全集も、たとえ単発盤の連続はあったとしても、なにしろベートーヴェンの作品となると、そうおいそれと全曲セットでは録音されないのが実情。ギィのソナタ全曲盤は、その意味でもファンにとって耳を通さずにはおれないマストアイテムなのです。とくにこの最終巻は、初期作品集となった第1巻(ZZT111101)であえて外していた「最初の3曲」に始まり、ベートーヴェンの重要なパトロンであったオーストリア大公との別れと再会に触発されて書いたという『告別』、後期ベートーヴェンの始まりを告げるかのような圧倒的長大さで迫る『ハンマークラヴィーア』などの作品をへて、この楽聖が残したピアノ・ソナタとしては最後の3曲となった、ソナタ形式というものへのアンチテーゼのような深遠&異色の第30〜32番と、大作曲家のピアノ芸術の「出発点」・「極致」・「到達点」をあざやかに伝えてくれる、バランスの良いプログラミングになっているところも大きな魅力です。
 しかもギィというピアニスト、その堅固な解釈姿勢で初期作品のクリスピーな魅力をいかんなく味あわせてくれる一方、『ハンマークラヴィーア』以降の晩期作品でもそれぞれの音作りの彫琢をわかりやすく示しながら、あるときは芯の強い芸術性に貫かれた雄弁そのもののドライヴ感で、またあるときはかそけき響きに宿る幽かな差異で、各ソナタのとほうもない深遠を垣間見せてくれる、なんという頼もしくも桁外れな感性でしょう。充実の解説(全訳付)とともに、いまいちど楽聖の芸術家像をふかく考えてしまう・・・既存巻ともども、お見逃しなく。(MERCURY)

【収録情報】
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 op.2-1
・ピアノ・ソナタ第2番イ長調 op.2-2
・ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 op.2-3
・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 op.81a『告別』
・ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 op.90
・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 op.106『ハンマークラヴィーア』
・ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 op.109
・ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110
・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111


 フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)

 録音時期:2011-2012年
 録音方式:ステレオ(デジタル)

内容詳細

フランスのピアニスト、ギィによるソナタ全集完結編。余計なタメを作らず、弱音もあまり音量を落とさないのでダイナミクスの対比は少ないが、明晰なタッチと美しい音色、強奏でも濁らない響きでスタイリッシュな音像を描く。21世紀型ベートーヴェンの一つの姿。(友)(CDジャーナル データベースより)

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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