プロコフィエフ(1891-1953)

人物・団体ページへ

DVD 輸入盤

『セミョーン・コトコ』全曲 アレクサンドロフ演出、ワレリー・ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場、ルツューク、パヴロフスカヤ、他(2013 ステレオ)(+BD)

プロコフィエフ(1891-1953)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MAR0592
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Russia
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
Blu-ray Disc付き,輸入盤

商品説明

初の日本語字幕付き。
『セミョーン・コトコ』の真価がいま明らかに。
ゲルギエフの統率力光る、
ロシア映画を観るような心理描写と演技力。


日本語字幕付き。ゲルギエフはプロコフィエフのオペラに並々ならぬ情熱を注いでいますが、不遇の作品『セミョーン・コトコ』を再録音しました。1999年にウェーン・コンツェルトハウスで録音されたフィリップスCDとほぼ同じ歌手陣を起用しながら、今回はブルーレイ+DVD各1枚同封、日本語字幕きと何から何までパワーアップしての発売です。
 『セミョーン・コトコ』は1939年、プロコフィエフのソ連帰国後の作で、初のソヴィエト・オペラ。当時プロコフィエフはソ連政府に請われて帰国しながら、期待と裏腹の微妙な立場となり、起死回生を狙い必死でした。当時話題となっていたカターエフの小説「私は労働者の息子」を題材に、華やかな舞踏会や上流階級の優雅な生活といったオペラの定石を排し、労働者やパルチザンの汗臭い生活を描きます。イデオロギー色全開で、純真な人々と憎き敵との衝突が展開の軸となっていますが、プロコフィエフの個性的すぎる音楽が「ソヴィエト人民の英雄的闘争を描くのに不適切」と激しく批判され、結局演目からはずされ今日に至っています。
 革命直後、ソ連内戦時のウクライナが舞台。前線から帰郷した若き砲兵セミョーン・コトコがソフィヤとの婚礼の最中、ドイツ兵が乱入して皆を捕えます。セミョーンは逃げてパルチザンとなります。ソフィヤの父は娘を地主に嫁がせますが、セミョーンは教会を襲撃しソフィヤを助けるもののドイツ兵に捕われてしまいます。処刑されそうになるものの、同志たちに救われます。
 曲の素晴らしさを理解しようとせず、失敗作として採りあげられないことにゲルギエフは義憤を覚え、再評価に力を注いているとのこと。たしかに「戦争ソナタ」で知られるピアノ・ソナタ第6番から第8番と同時期の作で、プロコフィエフの技法が頂点に達していた円熟期の確かな筆致は駄作であるはずなく、プロコフィエフならではの実験性と才気煥発ぶりを再認識できます。日本語字幕付なのもうれしい限り。
 ゲルギエフ入魂の演奏は息をのむ充実感。歌手陣もロシア映画のような役者ぶりを見せ、プロパガンダ作品とわかりながら感動で涙を禁じえない世界を作り上げています。(輸入元情報)

【収録情報】
● プロコフィエフ:歌劇『セミョーン・コトコ』 Op.81 全曲


 セミョーン・コトコ:ヴィクトル・ルツューク(テノール)
 ソフィヤ:タチヤナ・パヴロフスカヤ(ソプラノ)
 ソフィヤの父:ゲンナジー・ベズズベンコフ(バス)
 フローシャ:ワルワラ・ソロヴィヨワ(メゾ・ソプラノ)
 村長レメニュク:エフゲニー・ニキーチン(バス)、他
 マリインスキー歌劇場管弦楽団&合唱団
 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

 演出:ユーリ・アレクサンドロフ

 収録時期:2013年
 収録場所:ザンクト・ペテルブルク、マリインスキー第2劇場(ライヴ)
 映像監督:アンナ・マティソン

【DVD】
 収録時間:約148分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DTS 5.1
 字幕:日露英仏独西
 NTSC
 Region All

【Blu-ray Disc】
 収録時間:約148分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:PCMステレオ、DTS-HD Masuter Audio 5.1
 字幕:日露英仏独西
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
この先、日本で歌劇『セミョーン・コトコ』...

投稿日:2018/12/08 (土)

この先、日本で歌劇『セミョーン・コトコ』が上演されることはないかもしれない。そのことを考えても、商品として世に出してくれたゲルギエフに感謝したい。しかも日本語字幕付きで観ることが出来る。 ただ、個人的にはここに描かれているパルチザンの物語に入り込む事が出来なかった。強いて言えば、コトコの恋愛の部分のみ共感ができた。 とはいえ、プロコフィエフの音楽も歌手たちやゲルギエフの指揮も素晴らしい。 また、演出も作品世界の雰囲気を良く表現しているが、最後の場面で急に皆が踊り出すような、取って付けたような奇妙な振り付けに違和感をおぼえた。それまでのシリアスな世界からシュールな世界に急変してしまったように感じた。 今後はプロコフィエフの作品では『真実の人間の物語』、『修道院での婚礼』や『炎の天使』。 リムスキイ=コルサコフの『見えざる街キーテジ』、『五月の夜』、『サトコ』や『プスコフの娘』、『モーツァルトとサリエリ』。 チャイコフスキイの『チャロデイカ』、『マゼッパ』、『チェレヴィチキ』などなどを日本語字幕付きで発売してほしい。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

1

プロコフィエフ(1891-1953)に関連するトピックス

オペラ に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト