交響曲第７番　ラニクルズ＆ＢＢＣスコティッシュ交響楽団

ブルックナー：交響曲第７番
ラニクルズ＆BBCスコティッシュ響

バイロイトやベルリン・ドイツ・オペラなどで活躍し、現代最高のワーグナー指揮者のひとりとして欧米での評価はきわめて高いドナルド・ラニクルズの指揮による待望のブルックナー録音の登場。
　オーケストラは、現在、ラニクルズが首席指揮者を務めるBBCスコティッシュ交響楽団で、このオケは少し前にヴァンスカの指揮でブルックナー交響曲第3番の非常に優れた演奏を残していたのも記憶に新しいところです。
　ラニクルズのワーグナーやR.シュトラウスの演奏は、自然な佇まいの中に豊かな内容を感じさせるもので、スケールの大きな起伏と細部まで配慮されたアプローチが、たとえば『トリスタンとイゾルデ』でも素晴らしい成果に繋がっていました。
　今回登場するブルックナーの第7番は、ブルックナーの中でも特に旋律的性格が強いものだけに、ラニクルズの歌いくちのセンスや、スケールの大きな設計力が活かされるのではないかと思われます。（ＨＭＶ）

【収録情報】
・ブルックナー：交響曲第7番ホ長調 WAB.107 [60:00]
　1 Allegro moderato [19:18]
　2 Adagio: Sehr feierlich und sehr langsam [19:09]
　3 Scherzo: Sehr schnell – Trio: Etwas langsamer [09:33]
　4 Finale: Bewegt, doch nicht schnell [12:00]

　BBCスコティッシュ交響楽団
　ドナルド・ラニクルズ（指揮）

　録音時期：2012年5月8,9日
　録音場所：グラスゴー、シティ・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）