Blu-spec CD 2

ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、第3番 黒川 侑、久末 航

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MECO1077
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
Blu-spec CD 2

商品説明

ブラームスの心の深淵に触れるデュオアートの真骨頂を聴く。

日本音楽コンクール第1位をはじめ、その優れた和声感や表現力への評価により出光音楽賞、仙台国際音楽コンクール聴衆賞他数々の受賞歴を誇り、スイス・ロマンド管、スペイン国立管、東京フィル、新日本フィル、京響など国内外主要オーケストラとの共演、室内楽等でも幅広く好評を博す新進気鋭のヴァイオリニスト、黒川 侑のデビュー・アルバム。黒川自身が「最も共感してやまないブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲」を、ベルリンを主軸にワールドワイドに活躍する長年の共演パートナー、久末 航とのデュオで世に問います。(販売元情報)

【収録情報】
ブラームス:
● ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78『雨の歌』
● ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
● ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108

 黒川 侑
(ヴァイオリン)
 久末 航(ピアノ)

 録音時期:2023年4月4,5日
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)

 DSD11.2MHz ハイレゾ・レコーディング
 DXD384KHz ハイレゾ・ポストプロダクション

 企画制作:アールアンフィニ
 発売:ミューズエンターテインメント
 協力:ソニー・ミュージックソリューションズ

「黒川=久末コンビの初CDがブラームスの〈ヴァイオリン・ソナタ〉全3作!考え抜いた結果の、そして最初に実現したかったプログラミングということだろう。そのことに大いに共感する。どの曲も、ブラームスの他の作品同様に非常に完成度が高く、奥行きも深い。演奏にあたってはそれを十全に受け止め、かつ表出する力が必要となる。それを実現する意気込みと自信がまずこの選曲から伝わってくる。
 CDのテスト盤を早速、譜面を見ながら聴かせてもらう。どんなディテールも聴き逃したくないという想いからだ。細部から全体に至るまで、実に行き届いた解釈とリアライゼイションが確認できる。 僕たちが知っているのは顎鬚豊かなブラームスの、あの肖像写真のみ。思わず「ブラームスおじさん」と呼びたくなりませんか。そのブラームスおじさんが心の底から「これが私の想いですよ、どうぞ聴き取ってくださいね」、そんなメッセージが伝わってくるような演奏だ。「心のうた」が聴こえてくるということ。
 第1番冒頭の懐かしさと、温かさに包みこまれる主題、第2番の冒頭の遥か遠くへの目線の優しさ、第3番の遠大なる想いを告げる始まり。それぞれ46歳の、53歳の、そして55歳のブラームスが天才の直観と慎重な構想で定着したこれらの曲、その意味が、そして性格と本質とが真っ直ぐに伝わってくる。 お二人のこの成果にあらためて驚く。もちろん先の長いお二人であるけれど、今回の録音の達成度は高く、ブラームス愛好家の必聴盤になるにちがいない。」〜新実 徳英(作曲家) ライナーノーツより抜粋(販売元情報)

「僕は昔からブラームスという作曲家が言いようもなく好きで、その音楽にはどこか特別な、畏れにも似たものを感じてきました。憧れのような美しさや、足が踏み出せなくなるような哀しみを抱えながら、それが決して空想の世界に留まらずに地面にしっかりと根ざす彼の音楽…今回こうして、そのブラームスの作品の中でも特に大きな魅力を持つ3曲全てのヴァイオリン・ソナタを録音できたことは、本当に思いもしなかった喜びです。
 共演ピアニストの久末航さんとは、同じ財団から受けていた奨学金の関係で出会って以来既に何度も共演を重ねているのですが、彼の美しく、どこまでも明晰なピアノと共にこの特別な3つのソナタに取り組むことができたのは、僕にとって替えがたい経験でした。
 たそがれや人生の秋にも喩えられるようなブラームスの音楽に関わっている時、感動と迷いを行き来するような、他にはない捉えがたい気持ちがすることがあります。もしこのCDが、お聴きくださった方にとって少しでもそんなブラームスの世界に触れられるものになったとしたら、それほど嬉しいことはありません。」〜黒川 侑(販売元情報)

「この度は、黒川侑さんとのブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集がアールアンフィニ・レーベルよりリリースされる運びとなり、心より嬉しく光栄に思います。
 ブラームスの書き上げた3つのヴァイオリン・ソナタは、それぞれが全く異なる性格をもちつつも、一つの豊かな情景を共有しています。皆さまにはこのCDを通して、情熱的でかつ優しく心に語りかけるようなブラームスの珠玉の作品たちを、臨場感溢れる響きと共に楽しんでいただければ幸いです。
 「ヴァイオリン・ソナタ」とはいえ、ピアノパートも音楽的に対等な重要性を担っており、それがブラームスの音楽の密度をぐんと高めている理由の一つだと言えるでしょう。今回のアルバムでは、黒川さんのヴァイオリンによって奏でられる、芳醇でコクのある旋律に寄り添いながら、それを温かく包み込むようなピアノの響きを求めて録音に臨みました。特に、光を感じさせつつもどこか儚げな情感の漂う「雨の歌」、ほとばしるような熱情を内に秘めるドラマティックな第3番では、ヴァイオリンとピアノの間で交わされる濃密な響きの対話が聴きどころです。
 最後の一音まで歌心溢れる音色で弾き切ってくれた黒川さん、音への強いこだわりをもって収録に臨んでくださったプロデューサーや調律師の方々、そしてこのCDを手に取ってくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。」〜久末 航(販売元情報)

収録曲   

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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