北ドイツの青年合唱団がフォーレの宗教音楽を全曲録音!
2014年から2021年まで芸術監督を務めたケノ・ヴェーバーの指揮の下、北ドイツを代表する青年合唱団として知られるシュプリンゲ・キリスマ青年合唱団がフォーレの宗教音楽を初めて全曲録音しました。
このプロジェクトは2018年、彼らが「Totensonntag(死者の日曜日)」の礼拝で初めてフォーレのレクィエムを歌ったことがきっかけとなってスタート。1888/89年版レクィエムの親密さ、音色の調和、器楽の鮮やかさに魅せられた彼らはレコーディングを行うことにします。「Rondeau Produktion」がこのアイデアに共感し、さらには宗教音楽を全曲録音するという提案が生まれ、この大きなプロジェクトに発展していきました。
ようやく録音のスケジュールも固まり具体的に動き始めた2020年初めにはCovid-19の拡大によって中断を余儀なくされたものの、少人数での屋外リハーサルやオンライン・リハーサルを重ねることでメンバー全員がその情熱を絶やすことなく燃やし続け、ついに2021年8月から9月にかけて行われたレコーディングをもってこの素晴らしいプロジェクトを完成させました。
1877年から1905年にかけてパリの教区教会「ラ・マドレーヌ」で有名なレクィエムをはじめほぼすべての宗教音楽を作曲し、「ラ・マドレーヌ」の少年合唱団を自ら指揮して演奏していたというフォーレの宗教音楽の全貌を、シュプリンゲ・キリスマ青年合唱団の若い歌手たちが瑞々しい歌声で美しく表現します。(輸入元情報)
【収録情報】
フォーレ:
● 汝はペテロなり (c.1872)
● 詩篇 第136篇『バビロンの川のほとりに』 (1863)
● アヴェ・マリア Op.93
● サルヴェ・レジーナ Op.67-1
● アヴェ・マリア Op.67-2
● 小ミサ曲 (1881, rev.1906)
● 祈り (1890)
● サンクタ・マーテル (c.1894)
● タントゥム・エルゴ Op.55
● ベネディクトゥス (c.1880)
● アヴェ・マリア (c.1894)
● アヴェ・ヴェルム Op.65-1
● タントゥム・エルゴ Op.65-2
● 見よ忠実なしもべ Op.54
● アヴェ・マリア Op.posth. (1871)
● ラシーヌ讃歌 Op.11
● レクィエム Op.48(1888/89年版、第1稿)
● おお サルタリス Op.47-1
● 恵み深き御母マリア Op.47-2
● 子どもたちの降誕祭 (c.1888-1890)
● 神のみ子がお生まれになった (1888)
● 降誕祭 Op.43-1
● 夜想曲 Op.43-2
● レクィエム Op.48(1893年版、第2稿)より第2曲『奉献唱』、第6曲『リベラ・メ』
● タントゥム・エルゴ (1904)
シュプリンゲ・キリスマ青年合唱団
ハノーファー宮廷楽団
ロビン・フリンカ(オルガン)
ユセフィーネ・ミンドゥス(ソプラノ)
ルート・ヘーデ(アルト)
シュテッフェン・クルーゼ(テノール)
コンスタンティン・インゲンパス(バリトン、バス)
ケア・ラドンス(ソプラノ2)
クリスティアン・ペイシ(ピアノ)
ケノ・ヴェーバー(指揮)
録音時期:2021年8月31日〜9月5日
録音場所:ドイツ、ヒルデスハイム、聖ミカエル聖堂
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)