CD

鍵盤作品集成 レオンハルト(20CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BVCD38239
組み枚数
:
20
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤

商品説明

レオンハルト/バッハ:鍵盤作品集成(20CD)
日本独自企画/特製ボックス・セット
日本語解説書付
1枚あたり¥500の低価格


レオンハルトがドイツ・ハルモニア・ムンディとセオン・レーベルに録音したバッハのチェンバロ、オルガンのためのソロ作品すべてとチェンバロ協奏曲第1番(2種)を収録した20枚組BOXセット。

【収録情報】


Disc 1-2:平均律クラヴィーア曲集第1巻(全曲)

・平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV846-869 24の前奏曲とフーガ
Disc 1
・第1番ハ長調BWV846
・第2番ハ短調BWV847
・第3番嬰ハ長調BWV848
・第4番嬰ハ短調BWV849
・第5番ニ長調BWV850
・第6番ニ短調BWV851
・第7番変ホ長調BWV852
・第8番変ホ短調BWV853
・第9番ホ長調BWV854
・第10番ホ短調BWV855
・第11番へ長調BWV856
・第12番へ短調BWV857

Disc 2
・第13番嬰へ長調BWV858
・第14番嬰へ短調BWV859
・第15番ト長調BWV860
・第16番ト短調BWV861
・第17番変イ長調BWV862
・第18番変イ短調BWV863
・第19番イ長調BWV864
・第20番イ短調BWV865
・第21番変ロ長調BWV866
・第22番変ロ短調BWV867
・第23番ロ長調BWV868
・第24番ロ短調BWV869

[使用楽器]
チェンバロ:パスカル・タスカンのモデルによるデイヴィッド・ルビオ製[1972年オックスフォード]
[録音]
1972年&1973年、キルヒハイム、フッガー城、糸杉の間(ドイツ) ステレオ[59:35+56:23]
エディソン賞受賞 レコード芸術・推薦 朝日新聞試聴室・特選

この作品は、すべての長調と短調で書かれた24曲のプレリュード(前奏曲)とフーガからなり、平均律という新しい調律法(現代のピアノのその一種である12等分平均律)の全ての面での可能性を追求した傑作です。ブリュッヘンをした「彼は現代のバッハだ」と言わしめたレオンハルトの優れて知的なアプローチと洞察力豊かな演奏は、バッハの精神を生き生きと現代に甦らせました。この録音はチェンバロによる突出した名演として高く評価され、オランダのエディソン賞を受賞した名盤です。(BMG)


Disc 3-4:平均律クラヴィーア曲集第2巻(全曲)

・平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV870-893 24の前奏曲とフーガ
Disc 3
・第1番ハ長調BWV870
・第2番ハ短調BWV871
・第3番嬰ハ長調BWV872
・第4番嬰ハ短調BWV873
・第5番ニ長調BWV874
・第6番ニ短調BWV875
・第7番変ホ長調BWV876
・第8番変ホ短調BWV877
・第9番ホ長調BWV878
・第10番ホ短調BWV879
・第11番へ長調BWV880
・第12番へ短調BWV881

Disc 4
・第13番嬰へ長調BWV882
・第14番嬰へ短調BWV883
・第15番ト長調BWV884
・第16番ト短調BWV885
・第17番変イ長調BWV886
・第18番変イ短調BWV887
・第19番イ長調BWV888
・第20番イ短調BWV889
・第21番変ロ長調BWV890
・第22番変ロ短調BWV891
・第23番ロ長調BWV892
・第24番ロ短調BWV893

[使用楽器]
チェンバロ:J.D.ドゥルケンのモデル[1745年アントワープ]によるマルティン・スコヴロネク製[1962年ブレーメン]

[録音]
1967年、キルヒハイム、フッガー城、糸杉の間(ドイツ) ステレオ[63:19+72:38]
エディソン賞受賞 レコード芸術・推薦 朝日新聞試聴室・特選

この作品は、「24の新しい前奏曲とフーガ」としてまとめられたもので、平均律クラヴィーア曲集第2巻という表題は1781年の写譜に初めて記されています。第1巻に比べ、作曲年代も様式的にも様々な時代の作品を集めていて多彩であり、いくつかのバッハ晩年の作品に見られる高度な音楽的内容は特筆すべきものです。演奏者が突出するのではなく、あくまでも作品そのものが存在を主張するようなレオンハルトのアプローチは、真の意味でバッハが望んだであろう響きを追究したものであり、作品の本質的な魅力を引き出して聴く者に深い感動を呼び起こします。(BMG)


Disc 5-6:パルティータ(全曲)[クラヴィーア練習曲集第1巻]

Disc 5
・パルティータ第1番変ロ長調BWV825
・パルティータ第2番ハ短調BWV826
・パルティータ第4番ニ長調BWV828

Disc 6
・パルティータ第3番イ短調BWV827
・パルティータ第5番ト長調BWV829
・パルティータ第6番ホ短調BWV830

[使用楽器]
チェンバロ:J.D.ドゥルケンのモデル[1745年アントワープ]によるマルティン・スコヴロネク製[1962年ブレーメン]

[録音]
1968年6月16日&17日(第1番&第5番)
1964年2月28日-3月1日(第2番)
1970年2月11-12日(第3番&第6番)
1963年9月3日-6日(第4番)
キルヒハイム、フッガー城、糸杉の間(ドイツ) ステレオ[63:41+64:30]
レコード芸術・推薦

バッハの数多い鍵盤作品の中でもその美しさと独創性において際立った存在であるこの「6つのパルティータ」は現在ピアノでも演奏される機会の多い名曲ですが、バロックの舞曲とその性格が弱まり、古典組曲様式の崩壊と新しい様式を告げるものとして興味深い作品です。レオンハルトによる演奏はそのクラヴィーア組曲の最後を飾るにふさわしい、各曲の性格を実に入念に表現して深い精神性を感じさせる、チェンバロによる決定的名盤です。(BMG)


Disc 7-8:フーガの技法&クラヴィーア練習曲集第2巻

Disc 7
・フーガの技法BWV1080
Disc 8
・フーガの技法BWV1080(続き)
クラヴィーア練習曲集第2巻
・パルティータ ロ短調BWV831(フランス風序曲)
・イタリア協奏曲へ長調BWV971
・プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV998

[使用楽器]
チェンバロ:J.D.ドゥルケンのモデル[1745年アントワープ]によるマルティン・スコヴロネク製[1962年ブレーメン]
カール・アウグルス・グレープナー製[1782年ドレースデン](BWV998)

[録音]
1969年6月15−20日(BWV1080)
1967年11月3日(BWV831)
1965年9月(BWV971&998)
キルヒハイム、フッガー城、糸杉の間(ドイツ) ステレオ[65:15+66:33]
レコード芸術・推薦

晩年のバッハは年を追うごとに難解な対位法による作曲に没頭しましたが、その最後に位置する集大成がこの「フーガの技法」で、楽譜がバッハの生前に出版されなかったために多くの謎が残りました。レオンハルトはこの作品を徹底的に研究し尽くし、従来の未完の作品という定説に反して、これが完成された作品であり、チェンバロのために書かれたことを明らかにしました(レオンハルトの論文はライナーノーツに翻訳収録しています)。その実践としてのこのレコーディングはレオンハルトのみが成し得た偉業として広く聴き継がれています。(BMG)


Disc 9:ゴルトベルク変奏曲BWV988[クラヴィーア練習曲集第4巻]

・ゴルトベルク変奏曲BWV988[クラヴィーア練習曲集第4巻]

[使用楽器]
チェンバロ:ブランシュのモデル[1730年頃パリ]によるウィリアム・ダウド製[1975年パリ]

[録音]
1976年、ハーレム、ドープスヘヅィンデ教会(オランダ) ステレオ[47:23] レコード芸術・推薦

バッハの傑作である鍵盤曲集の出版の最後を飾ったのはカノン、フーガ、舞曲など様々なものが組み合わされた、この前人未到の巨大な変奏曲で、彼クラヴィーア技法の真髄が余すところなく示された名作です。繊細なアーティキュレーションと独特なアゴーギグによって驚くほど大胆で自由な解釈を付されたレオンハルトの演奏は、数多いこの作品の録音の中でも異彩を放つ、まぎれもないバッハの真の音楽を完璧に表わした必聴の名盤です。(BMG)


Disc 10-11:ソナタ、パルティータ&組曲(全8曲)[トランスクリプション集]

Disc 10
・ソナタ ニ短調(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001による)
・ソナタ ト長調(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調BWv1005による)
・組曲ニ長調(無伴奏チェロ組曲第6番BWV1012による)
・組曲変ホ長調(無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010による)
Disc 11
・パルティータ イ長調(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006による)
・パルティータ ト短調(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004による)
・パルティータ ホ短調(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002による)
・組曲ハ短調(リュート組曲ト短調BWV955による)

[使用楽器]
チェンバロ:ニコラ・ルフェビュール[1755年ルーアン]
レストア=マルティン・スコヴロネク[198年ブレーメン](ソナタ ニ短調、ト長調)
ブランシュのモデル[1730年頃パリ]によるウィリアム・ダウド製[1975年パリ](パルティータ イ長調、ト短調、ホ短調)
クリスティアン・ツェル[ハンブルク1728年](組曲変ホ長調、ハ短調)

[録音]
1984年3月17-18日、ハーレム、ドープスヘヅィンデ教会(オランダ)デジタル(ソナタ ニ短調、ト長調、組曲ニ長調)
1975年、キルヒハイム、フッガー城、糸杉間(ドイツ)ステレオ(パルティータ イ長調、ト短調、ホ短調)
1976年、ハンブルク美術工芸博物館(ドイツ)ステレオ(組曲変ホ長調、ハ短調)
[47:59+52:41]  レコード芸術・推薦

バッハの無伴奏ヴァイオリンと無伴奏チェロのための作品をレオンハルト自らがチェンバロのために編曲して演奏したアルバムです。当時の資料によると、これらの作品はバッハ自身によってチェンバロでも演奏されていましたが、編曲された楽譜は残されていません。それを再び音楽として響かせることは、バッハの音楽の本質、即興精神にたいする深い理解と洞察を有する稀有の巨匠レオンハルトのみが成し得た偉業といえるもので、これこそがブリュッヘンが彼を「現代のバッハ」と呼んだ所以なのです。(BMG)


Disc 12
インヴェンションとシンフォニア(全曲)
インヴェンション(2声)
・第1番ハ長調BWV772
・第2番ハ短調BWV773
・第3番ニ長調BWV774
・第4番ニ短調BWV775
・第5番変ホ長調BWV776
・第6番ホ長調BWV777
・第7番ホ短調BWV778
・第8番へ長調BWV779
・第9番へ短調BWV780
・第10番ト長調BWV781
・第11番ト短調BWV782
・第12番イ長調BWV783
・第13番イ短調BWV784
・第14番変ロ長調BWV785
・第15番ロ短調BWV786

シンフォニア(3声)
・第1番ハ長調BWV787
・第2番ハ短調BWV788
・第3番ニ長調BWV789
・第4番ニ短調BWV790
・第5番変ホ長調BWV791
・第6番ホ長調BWV792
・第7番ホ短調BWV793
・第8番へ長調BWV794
・第9番へ短調BWV795
・第10番ト長調BWV796
・第11番ト短調BWV797
・第12番イ長調BWV798
・第13番イ短調BWV799
・第14番変ロ長調BWV800
・第15番ロ短調BWV801

[使用楽器]
チェンバロ:J.D.ドゥルケン[アントワープ1745年]によるマルティン・スコヴロネク製[1962年ブレーメン]

[録音]
1974年11月、ハーレム、ドープスヘヅィンデ教会(オランダ)  ステレオ[54:58]
レコード芸術・推薦

ドローイングの連作を思わせるこの魅力的な小品集は、息子フリードリヒの音楽教育用にかかれたもの。しかしそれに留まらず、作曲のための様々な型見本、色彩見本、性格見本のような存在であり、また旋律法、単位音型の操作、対位法的展開技術とそれに耐えうる形や性格を備えた主題のサンプル、明快な転調を配した和声の設計等々、アイデアの源泉であるともいえます。このシンプルで構成による小品集がこどものお稽古する手ではなく、巨匠レオンハルトの手によって演奏されたとき、そこの聴こえてくるもののあまりの多さと深さには、複製ではないオリジナルな作品を前にしたときの経験にも似た驚きと感動があります。(BMG)


Disc 13-14:イギリス組曲(全曲)

Disc 13
・イギリス組曲第1番イ長調BWV806
・イギリス組曲第2番イ短調BWV807
・イギリス組曲第3番ト短調BWV808
Disc 14
・組曲第4番へ長調BWV809
・組曲第5番ホ短調BWV810
・組曲第6番ニ短調BWV811

[使用楽器]
チェンバロ:J.D.ドゥルケン[アントワープ1745年]によるマルティン・スコヴロネク製[1962年ブレーメン]

[録音]
1973年5月、ハーレム、ドープスヘヅィンデ教会(オランダ) ステレオ[68:06+76:02]
レコード芸術・推薦

「イギリス組曲」という表題は、後世の人々によっておそらくこの作品のもつ長大で、力強く、堂々たる風貌からつけられたものであると考えられています。同時期に作曲された「フランス組曲」との最も大きな相違は、プレリュードの有無であり、バッハ自身もふたつの組曲集をその点においてのみ区別していました。その特徴は各曲の調性の順序が1音ずつ下がっていき、なおかつ長調の次には必ず短調が二つ続くというものです。17-18世紀の建物や家具、石畳などからは今でも、当時のものだけがまつ言葉にならない言葉が何かを語っているように、レオンハルトの演奏行為にはそうしたつぶやきに耳をすまし、そこから作品本来がもつ真実の声を音として表現する限りない探究であるといえます。(BMG)


Disc 15:フランス組曲(全曲)
・フランス組曲第1番ニ短調BWV812
・フランス組曲第2番ハ短調BWV813
・フランス組曲第3番ロ短調BWV814
・フランス組曲第4番変ホ長調BWV815
・フランス組曲第5番ト長調BWV816
・フランス組曲第6番ホ長調BWV817

[使用楽器]
チェンバロ:パスカル・タスカンのモデルによるデイヴィッド・ルビオ製[1973年オックスフォード]=BWV813&816、同[1975年オックスフォード]=BWV812, 814, 815, 817)

[録音]
1975年2月[BWV813&816]、12月[BWV812, 814, 815, 817]ハーレム、ドープスヘヅィンデ教会(オランダ)  ステレオ[78:25]
レコード芸術・推薦

バッハの組曲はそのほとんどが家庭音楽的な側面を持っています。この「フランス組曲」も全6曲のうち5曲までが「アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帖」に含まれている作品です。しかしレオンハルトの演奏には。その表面が見せている冷静で自己を抑制しきった相貌の底に、つねに変わらぬ強靭な意志と熱いパッションの奔流が存在しています。彼が目指しているのはバッハの客観的な再現ではなく、バッハが想像の中でとらえた音のイメージとその感動を現在の出来事として提示することなのです。(BMG)


Disc 16-17
チェンバロ協奏曲第1番、イタリア協奏曲、トッカータ(2曲)、フーガ、幻想曲、半音階的幻想曲とフーガ、「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帖」より

Disc 16
・チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
・イタリア協奏曲へ長調BWV971
・トッカータ ニ長調BWV912
・トッカータ ニ短調BWV913
・フーガ イ短調BWV944
・幻想曲 ハ短調BWV906
・半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
Disc 17
・チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
・アダージョ BWV968

「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖」より
・ポロネーズ ト短調BWV Anh.119 (Nr.10)
・マーチ変ホ長調BWV Anh.127 (Nr.23)
・メヌエット ト長調/ト短調BWV Anh.114/115 (Nr.4/5)
・ロンドー変ロ長調BWV Anh.183 (Nr.6)
・クラヴィーアのためのアリア ト長調BWV988, I (Nr.26)
・マーチ ト長調BWV Anh.124 (Nr.18)
・アルマンド ニ短調BWV812, I (Nr.30, I)
・前奏曲ハ長調BWV846, I (Nr.29)
・メヌエット ト長調BWV Anh.116 (Nr.7)
・マーチ ニ長調BWV Anh.122 (Nr.16)
・ミュゼット ニ長調BWV Anh.126 (Nr.22)
・コラール「ただ神の御心に委ねる者は」イ短調BWV691 (Nr.11)

[使用楽器]
チェンバロ:
Disc16=クリスティアン・ツェル[ハンブルク1728年]
Disc17=カール・アウグスト・グレープナー製[ドレスデン1782年])

[演奏]
レオンハルト・コンソート(Disc16:BWV1052)
コレギウム・アウレウム合奏団(コンサート・マスター:フランツヨーゼフ・マイアー)(Disc17:BWV1052)

[録音]
1981年11月、ハーレム、ルーテル教会(オランダ) デジタル(Disc16:BWV1052)
1976年12月、ハンブルク美術工芸博物館(ドイツ) ステレオ(BWV1052,912,913)
1977年7月、ハンブルク美術工芸博物館(ドイツ) ステレオ(BWV944,906)
1979年4月、ハンブルク美術工芸博物館(ドイツ) ステレオ(BWV903)
1965年11月23日、キルヒハイム、フッガー城「糸杉の間」(ドイツ) ステレオ(Disc17:BWV1052)
1969年、ニュルンベルク、ゲンマン博物館(ドイツ) ステレオ(BWV968)
1966年、キルヒハイム、フッガー城「糸杉の間」(ドイツ) ステレオ(アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖)
[76:43+63:00]
レコード芸術・推薦

チェンバロという楽器に、通奏低音から離れた合奏におけるソロ楽器としての地位を与えたのはほかならぬ、バッハの偉大な功績でした。彼がソロ楽器としてのチェンバロの能力を最大限に発揮させた「チェンバロ協奏曲第1番」は、全体を覆う異様な暗さと、重苦しいパトスが生み出す出口を失った持続のエネルギーが特徴的な作品です。この激しいパトスは「半音階的幻想曲とフーガ」にも存在し、当時の作曲規則を激しく逸脱した書法による強烈な熱気からは、この頃妻マリア・バルバラを亡くしていることとの関連を指摘せずにはいられません。その翌年に再婚した歌手であったアンナ・マクダレーナは家事だけでなく、写譜などバッハの仕事にも献身し、それに対して贈られた作品が「アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帖」です。チェンバロに関してレオンハルトほど楽器の特性を熟知し、それを最大限に活かして演奏できる音楽家は皆無といえるくらい他の追従を許さない名演です。(BMG)


Disc18-20:オルガン作品集

Disc18
・前奏曲とフーガ ハ長調BWV547
・カノンの技法による変奏曲「高き天よりわれは来たり」BWV769
・マニフィカトによるフーガBWV733
・コラール「いと高きところにいます神のみ栄光」BWV633
・コラール「われらの救い主なる主イエス・キリスト」BWV665
・コラール「われらの救い主なる主イエス・キリスト」BWV666
・コラール「われ汝の御座の前に進みいで」BWV668
・前奏曲とフーガ ホ短調BWV548

Disc19
・トッカータとフーガ ニ短調BWV565
・コラール「おお罪なき神の子羊」BWV618
・パルティータ「汝明るき日なるキリスト」BWV766
・前奏曲とフーガ ハ短調BWV546
・コラール「われらキリストのしもべ」BWV710
・コラール「われ汝に別れを告げん」BWV736
・パルティータ「おお汝正しく善なる神よ」BWV767
・幻想曲ハ短調BWV562
・幻想曲ト長調BWV572

Disc20
・トッカータ ニ短調BWV913

「27のコラール」より
・「愛しきイエスよ、我らはここに」BWV731
・「キリストは死のとりことなられても」BWV718
・「我汝に別れを告げん」BWV736
・「キリスト者よ、汝らとともに神を讃えよ」BWV732

教理問答コラール集[クラヴィーア練習曲集第3巻より]
・「キリエ、父なる神よ」BWV672
・「クリステ、世の人すべての慰めなるキリストよ」BWV673
・「キリエ、聖霊なる神よ」BWV674
・「いと高き神にのみ栄光あれ」BWV675
・「いと高き神にのみ栄光あれ」によるフゲッタBWV677
・「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタBWV679
・「我ら皆唯一の神を信ず」によるフゲッタBWV681
・「天にまします我らの父よ」BWV683
・「我らの主キリスト、ヨルダン川に来り」BWV685
・「深き淵より、我汝に呼ばわる」BWV687
・「我らの救い主なるイエス・キリスト」によるフーガBWV689

・前奏曲とフーガ ホ短調BWV533


[使用楽器]
オルガン:Disc18&19=アムステルダム、フランス改革派(ヴァールセ)教会、クリスティアーン=ミュラー・オルガン[1733/34年]
Disc20=アルクマール、聖ローレンス教会ハーヘルベール=シュニットガー・オルガン)

[録音]
Disc18&19:1972年1月&1973年3月、アムステルダム、フランス改革派(ヴァールセ)教会(オランダ) ステレオ
Disc20:1988年5月25日−26日、アルクマール、聖ローレンス教会(オランダ) デジタル
レコード芸術・推薦・特選

バッハが教会オルガニストの地位に就いていた期間は比較的短いものでしたが、生前は作曲家としてよりもオルガンの名手、オルガン鑑定の専門家として広く知られていました。レオンハルトは、チェンバロだけでなくオルガンの超名手でもあり、アムステルダム市のフランス改革派教会付オルガニストを長年務めるほど、バッハのオルガン作品にも精通しています。ここでは大曲・名曲主義に流されないレオンハルト独自の視点から、バッハのあまり知られていない作品が選ばれて、自らの楽器ともいえる同教会のクリスティアーン=ミュラー製などのオルガンの銘器を弾いて名演が繰り広げられています。(BMG)

グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、オルガン)
【プロフィール】
グスタフ・レオンハルトは1928年5月30日、オランダのス・フラーフェラントに生まれました。生家はスウェーデン系の富裕な実業家の家庭で、幼い頃からピアノを学んでいましたが、15歳のときに父親が購入したチェンバロに触れ、その響きに魅了されたといいます。
 1947年にバーゼル・スコラ・カントルムに入学、チェンバロとオルガンをエドゥアルト・ミュラーに師事、1950年に最高栄誉賞とソリスト・ディプロマを得て卒業し、同じ年にウィーンにおいてチェンバロ奏者としてデビューします。
 また、50年代半ばにはレオンハルト・コンソートを組織、アンサンブルの中心として、また指揮者としても活動を始めます。1960年代には、フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマ、ヤープ・シュレーダーとともにクアドロ・アムステルダムを結成、古楽器演奏の牽引的存在となります。
 後進の教育にも熱心なことで知られ、1952年から1955年までウィーン音楽アカデミーで、1954年からはアムステルダム音楽院チェンバロ教授を務めています。
 レコーディングもキャリア初期から盛んで、1950年代初頭には初めてバッハのチェンバロ作品を録音、以降、現在まで膨大なレコーディングをおこない、チェンバロ、オルガンやクラヴィオルガヌム、フォルテピアノ、クラヴィコードなど、バッハを中心としたバロックから古典派に至るさまざまな鍵盤楽器演奏の権威として多大な尊敬を集め、「現代のバッハ」と称されています。
 指揮者としても、バッハの『マタイ受難曲』や、アーノンクールと分担で録音したカンタータ全集などを録音しています。
 1967年には映画『アンナ・マクダレーナ・バッハの日記』に出演、ヨハン・ゼバスチャン・バッハに扮しています。

内容詳細

古楽演奏およびその研究の泰斗、レオンハルトが、ドイツ・ハルモニア・ムンディとセオンに録音したバッハの鍵盤のためのソロ作品をパッケージ。バッハの本質を見据えた名演の数々を聴くことができる。(CDジャーナル データベースより)

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ユーザーレビュー

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1枚1枚集めていたけど、今はこうしてまとめ...

投稿日:2012/11/18 (日)

1枚1枚集めていたけど、今はこうしてまとめて安く手に入るんだ。レオンハルトはバッハそのもの。このテンポしかないというラインの上にのせて弾いている。チェンバロによる新しい録音はもう無理だろうと思ってしまう。

聖オーガスティン さん | IRELAND | 不明

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 私にとってのバッハ鍵盤作品のレーダーチ...

投稿日:2012/08/10 (金)

 私にとってのバッハ鍵盤作品のレーダーチャートは三角形。グールド,リヒテル,そしてレオンハルトによって作られる何とも魅力的な三角形。それは見事に美しい正三角形をなしていて,勿論この3名が,それぞれのタイプの満点を形成する。  グールド,リヒテルが両者とも“己のバッハ”に徹しているのに対し,レオンハルトは時に己の表出を意図的に抑えているのか…とまで感じてしまうほど,正に“バッハに”徹している。だから“バッハ(そのもの)”を聴きたいときは迷わずレオンハルトを取り出してきた。  このセットは(それからアーノンクールとのカンタータも,それから勿論マタイやロ短調ミサも)いつでも直ぐに聴けるよう,生涯私の傍にある。

masato さん | 新潟県 | 不明

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レオンハルトが死んだ。 レオンハルトとリ...

投稿日:2012/03/26 (月)

レオンハルトが死んだ。 レオンハルトとリヒターをバッハの座右の銘としてきた 僕としては、レオンハルトも鬼籍に入ってしまった事に、 何ともいえないデリケートな寂しさと無量の感慨に浸っ てしまう。 このCD集は「バッハの分身」と評されたレオンハルトの 芸術を永遠に伝える画期的な企画といえるだろう。 「平均律」「インベンションとシンフォニア」「半音階 幻想曲とフーガ」「イタリア協奏曲」等の、チェンバロ でしか表現できない即興的な輝かしい演奏。 「イギリス組曲」や「パルティータ」の力強い演奏。 「フランス組曲」や「トランスクリプション集」の華奢 で繊細なガラス細工を思わせる美しい表現、「フーガの 技法」における、自説を徹底的に追求しながらも、決し て学者的な演奏にならない名演。 「ゴルトベルク変奏曲」やオルガン曲集は独特な解釈で あるが、何ら不自然さを感じさせない名演奏・・・・・ 本物のバッハを演奏できる人を、また一人失ってしまっ たといえる。 御冥福をお祈り致します。

mayamaya さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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