モテット集　マックス＆ライニッシェ・カントライ

バッハ：モテット集
マックス＆ライニッシェ・カントライ

バッハのモテット集です。これらの作品は器楽を使わない分、カンタータよりも地味で、当時の需要も「より規模の大きくて華麗な」カンタータに傾いていたこともあり、極めて優れた作品であるにもかかわらずそれほど重視されていないのではないでしょうか。バッハ自身も、カンタータは毎週の礼拝用に作曲し、２００曲以上もの作品を残していますが、モテットについてはこのアルバムに収録されたものが全てであることを考えると、それほど力を注いでいなかったように捉えられてしまうかもしれません。しかし、注意深く聴いてみると、その内容の深さと精緻な合唱技法には驚かされるばかりです。
　このマックスとライニッシェ・カントライの演奏は、長年「バッハの真作か否か？」と問題視されているAnh159も収録。全ての作品を説得力ある解釈で歌い上げています。（cpo）

【収録情報】
J.S.バッハ：
・モテット BWV.225『主に向かって新しい歌を歌え』
・モテット BWV.226『精霊はわれらの弱きを助けたもう』
・モテット BWV.227『イエス、わが喜び』
・モテット BWV.228『恐れることなかれ、われ汝とともにあり』
・モテット BWV.229『来たれ、イエスよ、来たれ』
・モテット BWV.230『主をたたえよ、全ての異教徒よ』
・モテット BWV.Anh159『われを祝福せずば、汝を放さず』

　ライニッシェ・カントライ
　ヘルマン・マックス（指揮）

　録音時期：2012年
　録音方式：ステレオ（デジタル）