LPレコード 輸入盤

ゴルトベルク変奏曲(1955):グレン・グールド(ピアノ) (アナログレコード/Vinyl Passion Classical)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
VPC85000
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
輸入盤

総合評価

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グールドのゴルトベルク変奏曲は、バッハ演...

投稿日:2012/12/04 (火)

グールドのゴルトベルク変奏曲は、バッハ演奏史のみならず、20世紀のクラシックのピアノ演奏・録音史を語るには不可欠とさえいえる音源だ。ライヴを含め数種類ある音源の中でLP用にセッション録音された2種類は特に有名で、いま聴いても新しさがある。遅いテンポの中に不思議な緊張感と繊細な響きを漂わせた晩年の80年の録音が有名だが、26年前のこの颯爽としたテンポの軽やかな演奏と聴き比べれば、グールドという鬼才(奇才)がどう年輪を刻んだかが垣間見れて面白い。55年録音は若々しいしなやかな感性で一気に軽やかに駆けていくが、80年の演奏はテンポは遅く構えは大きく鷹揚になった。しかし、両者に通じるものは変わらない。両者に通低するのは無駄な光沢や装飾のない清澄な響きと曲の構造美をデザインや数理の世界を操り楽しむように純粋に表現する姿勢だ。独断と偏見からいえば、通常のスター的名手なら、年齢を重ねて得る老成や精神的な深み、年輪、大家らしい風格や押し出し、野心、事大主義…といった通常の巨匠的な「成長」を獲得するのだが、彼はそれを拒み、その特異なキャラクターゆえか、青年の無垢な精神のまま、大家への老成というありきたりな熟成を否定し、「個」の殻に篭り、個性を純化させていったように思う。キャリア半ばから、演奏会を捨てスタジオに篭もったのもその表れだったのではないか。勿論、リヒターやヴァルヒャのような信仰的な精神性はないし、レオンハルトら古楽器奏者の学究性や大胆な実験精神とも違うので、ある意味正統的ではないだろうが、現代のピアノで現代的感性でバッハに新しい息吹を与えたことは間違いない。グールドは2つ目の録音も加えることでバッハ演奏史に金字塔を遺し、その後まもなく急逝するのだが、バッハの新たな魅力を現代に受け入れさせるため、まるで神から遣わされてきた存在のような気さえする。

eroicka さん | 不明 | 不明

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この曲を初めて聴いたがグールドの演奏とい...

投稿日:2011/03/19 (土)

この曲を初めて聴いたがグールドの演奏という方は、私だけだろうか。何で最初に聞いてしまったのだろうと複雑な気持ちになります。他の演奏に違和感や物足りなさを感じるという感覚になってしまっています。グールドのモーッアルトやベートーヴェンは愛聴盤にはなっていませんが、ゴルトベルクとなると、グールドになってしまう。普通の演奏(?)で、感動できる名盤はないのだろうか。どなたかご紹介ください。名盤・定盤なのですが、個人的には、もやもやしているので、星3つにしています。

TKOクラシック さん | 神奈川県 | 不明

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1981年盤のゴルトベルク変奏曲は聴いてすぐ...

投稿日:2010/08/27 (金)

1981年盤のゴルトベルク変奏曲は聴いてすぐ好きになったが この1955年盤は時間がかかった。 1981年、1955年どちらも完璧な演奏だと思う。 クラシックファン以外の人にも十分受け入れられる内容だ。 言い古された表現だが一家に1枚持つべきと断言できる。 なお、この作品とは関係ないが 最近Sonyは手ごろな価格のBoxCDの発売が相次いでいる。 音楽ファンには歓迎されるだろう。 アナログファンとしてはアナログ盤の復刻にも力を入れて欲しい。

黒い帳面 さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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