CD

イタリア協奏曲、イギリス組曲第6番、フランス組曲第6番 リヒテル

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD2144
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

デッカ定盤50タイトル
旧PHILIPS音源の中からベストセラー・アイテム50タイトルをセレクト、デッカ・ロゴで再発売。

【収録情報】
J.S.バッハ:
1.イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
2.イギリス組曲第6番ニ短調BWV811
3.フランス組曲第6番ホ長調BWV817
4.四つのデュエット(第1番ホ短調BWV802、第2番ヘ長調BWV803、第3番ト長調BWV804、第4番イ短調BWV805)
 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 録音:1991年3月、ボン、ロランドセック(2,3)、1991年11月、ノイマルクト(1,4)

イタリアの協奏曲の原理を2段鍵盤のチェンバロで描出した『イタリア協奏曲』。暗く沈んだ雰囲気が横溢する『イギリス組曲』第6番、威厳のあるアルマンドで始まり華麗なジーグで閉じられる『フランス組曲』第6番。バッハの鍵盤楽器のための名作をリヒテルがピアノで演奏したアルバムです。現代のピアノの機能をフルに生かした、精神的な美しさに満ちた彼の真摯な演奏によって、バッハの豊饒な世界が展開されてゆきます。(ユニバーサルミュージック)

内容詳細

リヒテルの70歳代半ばの録音。淡々として、しかしバッハの精神世界を深く表現した名演として評価されている演奏だ。モダン・ピアノの機能を十全に生かし、ピアノでなければ出せない豊潤な音楽を聴かせている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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 リヒテルは息の長いピアニストだった。壮...

投稿日:2012/01/16 (月)

 リヒテルは息の長いピアニストだった。壮年までの異常な集中力、常識外れの轟音、そして不気味な燐光のようなピアニシモがこの人の最上の姿かもしれない。しかし彼はその後、体力や技術的な衰えと引き換えにするように、深く優しい滋味豊かな演奏に変わっていった。それでも時折、かつての轟音に驚かされることもあった。自身は「まるで学生が練習しているようだ」と評した録音もあるが、それを私が聴くとリヒテルならではの完成度にきこえる。年齢を重ねるにつれて、もう何を弾いても豊かな響きがあふれるようになっていった。自分のために楽しんで弾いているような余裕。それが晩年のリヒテルだったように思う。そうした時期の優れた録音のひとつがこのCDだ。当時、リヒテルが耳の異常に悩まされていたことなど信じられない瑞々しい生命力のある演奏だ。

おっさん さん | 神奈川県 | 不明

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私はリヒテルが好きだ。録音にはそれほど熱...

投稿日:2010/07/18 (日)

私はリヒテルが好きだ。録音にはそれほど熱心ではなかったが、数多の名盤もあり、リヒテルが20世紀の大ピアニストの一人であることを否定する人は少ないと思う。だが、晩年に元フィリップスに残した録音の大半には、もはや「リヒテルではならない」表現を、どうしても探れないのだ。このバッハもしかり。RCAに残した平均率クラヴィーアの「異常な精確さ」はここでは聴けず、老いて、衰えた技術を何とか流麗にしようという苦し紛れの、老残のサロン的演奏である。グールドやポゴレリチに慣れた聴衆には、この音楽は何のひらめきも感じられないであろう。ユニバーサルはこのような録音を流通させないで、リヒテルというネームバリューに恃まないで、代わりに若く将来有望のピアニストを起用して欲しかった。……と散々貶したが、悪い演奏ではないことは明言しておきたい。だが正直、リヒテルというネームバリューに引っかからなかったら購入していなかったと思う。

おたふくかぜ さん | 熊本県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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