SACD 輸入盤

『クリスマス・オラトリオ』全曲 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(2SACD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88697112252
組み枚数
:
2
レーベル
:
Dhm
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

アーノンクール/『クリスマス・オラトリオ』全曲(2SACD)

圧倒的なまでの完成度・・
アーノンクールが再録音で到達した至高の境地。

●「奇跡の来日」直後の『クリスマス・オラトリオ』
2006年11月、ウィーン・フィルおよびウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとの来日公演で、日本の音楽ファンを感動の渦に巻き込んだニコラウス・アーノンクール。『音楽の友』誌の「2006年コンサート・ベスト10」では第1位・第2位を独占したように、その感銘の深さは圧倒的であり、日本の音楽史上特筆すべき名演の連続でした。当アルバムは、その日本公演から帰国後、ザルツブルクでのモーツァルト・イヤーを締めくくる『レクイエム』演奏に続いて取り組んだバッハの『クリスマス・オラトリオ』全曲で、前半3曲をクリスマス・シーズンの2006年12月、後半3曲を新年の2007年1月の2回に分けて、このオラトリオ演奏暦のように行われた演奏会のライヴ録音です。

●クリスマス・オラトリオ=バッハの4大宗教曲のひとつ
バッハの『クリスマス・オラトリオ』は、6部からなる連作カンタータ集で、クリスマスから顕現節(1月6日)にかけての日曜祝日に1部ずつ分けて聖ニコライ教会と聖トーマス教会で演奏されるべく、1734年から1735年にかけて作曲されました。福音書家(エヴァンゲリスト)の語る聖書の出来事を中心に、合唱、アリア、コラール等をちりばめた作品で、『マタイ』『ヨハネ』の両受難曲、ロ短調ミサ曲と並び、バッハの大作宗教曲としては高い人気を誇っています。

●オリジナル楽器による最初期の録音を果たしたアーノンクール
アーノンクールは、1972年から73年にかけてテレフンケン(現テルデック)・レーベルに、同じウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと『クリスマス・オラトリオ』の初録音を行っており、それ以前に発表してきた『ヨハネ』(1965年)、ロ短調ミサ(1968年)『マタイ』(1971年)に続く4大宗教大作録音を締めくくる、オリジナル楽器を使用した最初期の試みとして大きな注目を浴びました。作曲当時の演奏様式を再現するべく合唱および独唱のソプラノとアルト・パートにはウィーン少年合唱団を起用するなど、その斬新な響きが、20世紀におけるバッハの新たな演奏様式であることを強く認識させることとなりました。その約10年後、1981年にはテルツ少年合唱団を起用し、オーストリアのヴァルトハウゼンにあるバロック教会での演奏が、ユニテルによって映像用に収録されています(2005年にドイツ・グラモフォンからDVDとして発売)。

●四半世紀を経ての決定盤の登場
それからさらに20有余年の歳月を経て果たした今回の再録音では、シェーファー、フィンク、ギューラ、ゲルハーヘルなど、アーノンクールが好んで共演する若手名歌手を揃えるのみならず、合唱も、これまでの少年合唱に代えて、これまたアーノンクールと一心同体の存在であるアルノルト・シェーンベルク合唱団を起用。テルデックに残された『マタイ』『ヨハネ』『ロ短調ミサ』の再録音同様に、この四半世紀におけるアーノンクールの解釈の進化(深化)を反映し、まさに決定盤にふさわしい名演に仕上がっていること必至。ハイドン『天地創造』モーツァルト『レクイエム』ヘンデル『メサイア』など、アーノンクールがBMG/DHMレーベルに行った再録音のクオリティの高さから考えても、最高度の期待は裏切られることはないでしょう。

●ムジークフェラインの美しい響きを捉えた超優秀録音
アーノンクールの録音を長年手がけてきたテルデックス・スタジオ(元テルデックのスタッフが起こした録音グループ)によるSACDハイブリッド仕様であり、黄金のホール、ウィーンのムジークフェラインザールに響き渡るクリスマスの奇蹟をたたえる讃歌が明晰に収録されているであろう点も大きなポイント。

●解説:アルフレート・デュル、ニコラウス・アーノンクール

・J.S.バッハ:『クリスマス・オラトリオ』 BWV.248(全曲)
 クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
 ベルナルダ・フィンク(アルト)
 ヴェルナー・ギューラ(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ジェラルド・フィンレイ(バス)
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 録音時期:2006年12月8日〜10日、2007年1月13日&14日(ライヴ)
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 Producer: Martin Sauer
 Recording Engineer: Michael Brammann
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

ディスク   1

  • 01. J.S.Bach: Weihnachts-Oratorium BWV.248

ディスク   2

  • 01. J.S.Bach: Weihnachts-Oratorium BWV.248

ユーザーレビュー

総合評価

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全ての部分において、大変繊細な表情付けと...

投稿日:2011/12/23 (金)

全ての部分において、大変繊細な表情付けと伸びやかな歌わせ方(オケ、合唱、ソロ含め)は爽快な気分、また昂揚感を感じさせ、アーノンクールはこの曲の壮大さや魅力を存分に我々に伝えてくれている。

hijidon さん | 宮城県 | 不明

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かつてと比べ角がとれ、最近でたシャイー盤...

投稿日:2011/01/27 (木)

かつてと比べ角がとれ、最近でたシャイー盤と比べるとマイルドに聞こえるぐらいだが、この説得力はさすがである。この演奏はどの要素をとってみても万全であり(特に合唱は!)、バッハの音楽の素晴らしさがこれ以上ないぐらい伝わってくる。録音も美しい。

太朗 さん | BOTSWANA | 不明

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打楽器や金管を強調するアーノンクールの芸...

投稿日:2007/11/29 (木)

打楽器や金管を強調するアーノンクールの芸風と作品とがマッチした、華やかで楽しい音世界。2007年最後の、そして最高の一枚!

ok-computer さん | nowhere | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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