ドビュッシー(1862-1918)

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CD 輸入盤

交響詩『海』、管弦楽組曲第1番 フランソワ=グザヴィエ・ロト&レ・シエクル

ドビュッシー(1862-1918)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMM905369
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ロト&レ・シエクルの『海』、リマスタリングされて再登場!

ロトと手兵の時代楽器オーケストラ「レ・シエクル」による、ドビュッシーの名作『海』。このたびあらたにマスタリングしなおして、「harmoniamundi」から登場します。
 『海』は、1905年10月、シュヴィヤール指揮のコンセール・ラムルー管により初演された際の響きを再現しています。弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープは当時のフランス製、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しています。何よりヴィブラートとトレモロに終始するようなこの作品で、ヴィブラートが極力抑えられているため、聴感上の印象はがらりと異なり、雅楽のようでさえあります。名演ひしめく作品ながら、目から鱗の落ちる衝撃度No.1ディスクと申せましょう。
 さらに注目なのが、ドビュッシー初期の作品『管弦楽組曲第1番』の世界初録音。1882年から84年、ドビュッシー20〜22歳パリ音楽院の学生時代の作で、長く失われたとされてきましたが、2006年に草稿が発見され話題となりました。オーケストラ版とピアノ連弾版の2種があり、後者はすでに録音もありますが、待望のオーケストラ版は初めて。第3曲『夢』はオーケストラ・スコアが見つからず、他にも不完全な部分があったため、現代フランスの作曲家フィリップ・マヌリが補筆完成させ、2012年2月2日にロトとレ・シエクルがパリで世界初演を行いました。演奏時間が30分近くかかる大作ですが、ドビュッシーの初期作品に特有のナイーヴな叙情性と人好きするメロディにあふれた魅力作で、オーケストラの響きに若きドビュッシーが私淑したワーグナーの影響が感じられるのが興味津々です。ほぼ同時期の『小組曲』や『春』に劣らぬ魅力を湛えています。

「ACTES SUD」から発売の同内容のCD(ASM10、2013年5月発売。KKC5330=国内仕様盤、2013年9月発売)は、レーベル在庫終了次第廃盤となります。(輸入元情報)

【収録情報】
ドビュッシー:
● 管弦楽組曲 第1番 (1882)
(祭/バレエ/夢/行列とバッカナール)
 録音時期:2012年2月2日
 録音場所:パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク

● 海〜3つの交響的スケッチ
 録音時期:2012年4月13日
 録音場所:ローマ、聖チェチーリア音楽院

 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト
(指揮)

 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


ユーザーレビュー

総合評価

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30〜32歳で”牧神の午後への前奏曲”を書く...

投稿日:2019/02/17 (日)

30〜32歳で”牧神の午後への前奏曲”を書くまで 不思議なことにドビュッシーの管弦楽曲は悉く失われている ディヴェルティメント「バッカスの勝利」 管弦楽組曲 交響組曲「春」と孰れも作品名辞典には”紛失か或いは焼失”と記載されている  ”春”はドビュッシーの生前に四手用ピアノ譜からビッセールが編曲して今に至る 管弦楽組曲は不完全な形で近年発見されマヌリが補筆完成した それをロト&レ・シエクルが初演し 録音がこうして届けられた 作曲者21〜22歳の作品であって 10年後に開眼する印象主義音楽にはなり得ていない ドビュッシーらしからぬ音楽と聞こえてしまうが 若書き以上の魅力がある 後半は代表曲”海”を聴く インプレシオニスムの傑作は聞き応えがある オーケストラも真価を発揮して音色に遊ぶ 想像の翼は羽搏き広野や蒼穹を飛び回る あらゆるものを見 あらゆる音を聞き取る このフランス・ピリオドを再現したオーケストラは特別の時間と空間を齎す もしまだなら あなたも如何

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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先ほど、プロムスでの、このコンビの「春の...

投稿日:2013/07/17 (水)

先ほど、プロムスでの、このコンビの「春の祭典」を聴き、それから、このCDを聴いた。ピリオド・アプローチもここまで来ましたか。これまでの演奏が、陳腐に聴こえてしまうほど新鮮、刺激的。本来、古く、戻っている筈なのに、今生まれたかのように、若々しく、攻める勢い、生命力に溢れています。音楽に、未来はありました。もう、戻れません。少々、粗いと感じる位で、それがまた、宜しい。もう、老人は、去るのみ。新たな才能、彼らの時代が、やってくる。ブリュッヘンさんや、レオンハルトさんが生きていて、この演奏を、聴いてどう思うだろうか。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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